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  1. 千葉市議会 2014-03-06
    平成26年予算審査特別委員会保健消防分科会 本文 開催日: 2014-03-06


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯主査(布施貴良君) おはようございます。  ただいまから予算審査特別委員会保健消防分科会を開きます。  全員出席です。  本日の審査日程につきましては、お手元に配付のとおり、まず消防局及び病院局所管の審査を行った後、指摘要望事項の協議をお願いいたします。  また、発言の際は、必ずマイクを使用していただき、説明員の2列目以降の方は、起立の上、所属を述べていただきますようお願いいたします。                  消防局所管審査 2 ◯主査(布施貴良君) それでは、初めに、消防局所管について説明をお願いいたします。  なお、説明に当たっては、初めに昨年の決算審査特別委員会における指摘要望事項に対する措置状況について御報告をいただき、続いて、平成26年度当初予算議案について御説明を願います。  また、時間の都合上、指摘要望事項の読み上げは省略して結構ですので、よろしくお願いいたします。消防局長。 3 ◯消防局長 おはようございます。消防局長の石井でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、座って説明をさせていただきます。  初めに、決算審査特別委員会におけます指摘要望事項に対する措置状況につきまして、御説明をいたします。  報告書の22ページをお開き願います。  措置状況の1点目といたしまして、増加傾向にある救急件数を踏まえまして、救命率の向上を図るため、救急救命士の新規養成、気管挿管、薬剤投与認定救命士の養成に努めてまいります。平成26年度におきましては、救急救命士を新たに4名、気管挿管認定救命士を2名、薬剤投与認定救命士を2名、計8名を養成いたします。  次に、2点目といたしまして、増大する救急需要に対しましては、医療機関との連携強化を図り、救急搬送時間の短縮に努めてまいります。具体的には、平成26年度から、ICTを活用した救急情報共有端末装置を救急隊25隊と、指令センターに常駐する医師及び救急患者を受け入れする医療機関23カ所に配置いたします。これによりまして、救急患者の情報を初め、収容する医療機関への交渉件数や搬送した医療機関など、救急隊、指令センター常駐医師及び医療機関が、その情報を共有することによりまして、救急患者の医療機関への収容の迅速化を図り、救急搬送時間の短縮を目指した検証を行います。  次に、3点目といたしまして、応急手当て普及啓発活動を推進するため、市民に対して、心肺蘇生法などの救命措置を普及させるとともに、正しい救急車の利用についての広報を行いまして、引き続き、救急車の適正利用について、あらゆる広報媒体を活用して、啓発に努めてまいります。  最後となりますが、予算等の措置状況につきましては、記載のとおりでございます。
     以上で、予算・決算審査特別委員会におけます指摘要望事項に対する措置状況の報告について、説明を終わらせていただきます。  続きまして、消防局の平成26年度当初予算案の概要につきまして、御説明をさせていただきます。  当初予算案の概要23ページをお開き願います。  初めに、消防局の平成26年度当初予算の基本的な考え方についてでございますが、近年の社会経済情勢や少子・超高齢化に伴いまして、こういう地域社会の変化により、災害の態様も複雑多様化する中で、さきの東日本大震災の教訓を踏まえるとともに、首都直下地震などの大規模地震発生への危惧、また、台風や集中豪雨などの自然災害の発生によりまして、市民の皆様方の安全・安心に対する意識はより一層高まっております。そういうことを踏まえまして、消防局中長期計画及び人材育成の推進と地域消防防災の中核的役割を担います消防団体制の充実強化、災害から市民の安全・安心を確保する消防活動体制の充実強化、そして、社会情勢等の変化に対応した火災予防対策等の推進及び高度で専門的知識を有する予防要員の育成、この3項目を平成26年度の運営方針として推進いたしまして、消防防災体制の充実強化を図りますとともに、安全で災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。  次に、主な内容でございます。  初めに、災害時に消防活動の拠点となります消防団器具置き場の建てかえを行うほか、消防庁舎の建てかえに向けた実施設計や、女性消防職員の勤務環境の整備のための庁舎改修を行います。また、消防団に小型動力ポンプつき積載車1台を増強するほか、老朽等による消防車両の更新を行いまして、消防力の充実強化を図ってまいります。  次に、高まる救急需要の対策といたしまして、傷病者の病態に応じた受け入れ医療機関を迅速に選定するために、情報共有端末装置を導入するとともに、救急救命士の新規養成とあわせまして、市立青葉病院に整備される救急ワークステーションにより、研修体制を確立いたしまして、救急体制の充実強化を図ってまいります。  また、市民を対象とした救命講習を実施しまして、自主的な救護体制の確立が図られますよう、引き続き、応急手当ての普及啓発を推進してまいります。  次に、本年度当初に正式運用を開始させていただきました消防救急デジタル無線設備の適切な維持管理や、ちば消防共同指令センターの運営管理を行いまして、消防指令体制の充実を図ってまいります。  次に、住宅火災における死傷者の低減を図るとともに、事業所における立入検査を積極的に行いまして、消防法令違反に対する是正指導を行い、防火安全対策の普及啓発を推進してまいります。  続きまして、2、予算額の概要につきまして御説明をさせていただきます。  消防費の一般会計歳出予算額は、107億3,637万円で、前年度と比較いたしまして5.0%の減額となっております。減額の主な理由といたしましては、消防車両更新経費や人件費の減額によるものが主な理由でございます。  次に、表中、右の欄、歳入の主なものでございますが、初めに、県補助金であります石油貯蔵施設立地対策費収入といたしまして2,258万6,000円、次に、自動販売機設置に係る建物貸付料といたしまして3,056万2,000円、次に、共同運用消防指令センター運営事業収入といたしまして3億9,941万7,000円ですが、これは千葉市以外の19の構成消防本部より運営管理費負担金としていただくものでございます。最後に、消防施設整備債といたしまして3億3,400万円ですが、これは消防車両購入等に充当するものでございます。  続きまして、次ページ、24ページをお願いいたします。  3の重点事務事業につきまして、御説明をさせていただきます。  初めに、(1)消防団活動体制充実1億3,254万3,000円でございますが、地域防災のかなめとして活動しております消防団の活動体制の充実強化を図るため、消防団器具置き場1カ所の改築を行うとともに、小型動力ポンプつき積載車1台を新たに配備するほか、消防団活動に必要となる運営経費でございます。  次に、(2)消防庁舎等整備5,470万円ですが、消防庁舎の施設機能の充実を図るために、宮崎出張所の建てかえに向けて実施設計を行うほか、より多くの女性消防職員の交代制勤務が可能となりますように、女性職員専用の仮眠室や浴室施設などを現在の3カ所から6カ所にふやすための改修工事を行います。  次に、(3)消防車両等整備2億1,008万6,000円ですが、県補助金として、石油貯蔵施設立地対策等交付金を活用しまして、老朽化等に伴う13台の車両を更新するものでございます。  次に、(4)救急体制整備2,923万円でございますが、救急搬送時間の短縮を図るために、タブレット型の情報共有端末装置の導入による検証を実施するとともに、救急救命士4人の新規養成や、救急ワークステーションでの救急救命士などの研修に必要な資機材を整備するほか、救命講習などに要する経費でございます。  続きまして、25ページをお願いいたします。  (5)消防指令体制充実5億8,433万4,000円でございますが、消防救急デジタル無線基地局の維持管理に必要な費用について、その業務を行う千葉県市町村総合事務組合へ、千葉市負担分を支払うほか、ちば消防共同指令センターを運営するために必要な経費でございます。  最後に、(6)予防消防体制充実1,424万6,000円でございますが、引き続き、住宅用火災警報器の普及を促進するとともに、防火対象物や危険物施設の立入検査を実施いたしまして、消防法令違反に対する是正指導を行うための経費でございます。  以上、消防局の平成26年度当初予算案の概要につきまして御説明をさせていただきました。御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 4 ◯主査(布施貴良君) ありがとうございました。  それでは、これから質疑等、お願いしたいと思いますが、平成26年度の予算審査であることを十分踏まえて、御質疑願いたいと存じます。また、指摘要望事項に対する措置状況への質疑や御意見等もありましたら、あわせてお願いいたします。  なお、御質疑等に当たっては、最初に一括か一問一答か、質問方法を述べていただくほか、きのうも申し上げましたが、議会改革推進協議会での協議結果により、いずれも答弁並びに意見要望を含め、おおむね45分を目安とさせていただきます。  なお、10分くらい前になりましたら、残りの時間をお知らせいたしますので、時間内で御発言をまとめていただくよう、御協力のほど、よろしくお願いをいたします。  また、答弁に当たっては、所管より簡潔明瞭にお願いいたします。  それでは、御質疑等がありましたらお願いいたします。では、盛田委員。 5 ◯委員(盛田眞弓君) よろしくお願いします。  一問一答でお願いします。  最初に、消防庁舎の整備について伺いたいんですが、女性消防職員用の施設の改修ということで、一般質問でも取り上げさせていただきまして、大きく前進することだというふうに思っております。現在、中央区と花見川区と若葉区の3消防署に加えて、稲毛区と緑区と美浜区の3消防署に、女性消防職員の交代勤務が可能になる仮眠室だとか洗面所、風呂というふうなことで、施設改修が行われるということなんですが、全区で女性消防職員の活躍の場がふえるということを歓迎したいと最初に申し上げたいと思います。  質問なんですが、本体の工事、それから電気設備、機械設備の工事ということが項目に載っているんですけれども、花見川区や若葉区の消防署は、建てかえのときに整備をしたというふうな経過があると思うんですけれども、今回は、それとはちょっとまた違うのかなというふうに思いますが、それぞれの消防署でどういうふうに改修が行われるのか、伺います。 6 ◯主査(布施貴良君) お願いします。 7 ◯施設課長 施設課長の荒井でございます。  御指摘の三つの消防署の改修ですが、現在、談話室に使用しておりますスペースを女性消防職員交代制勤務要員用として独立したスペースで改修する予定です。御意見にありました仮眠室で2部屋、それから風呂、洗面所、トイレ、約30平方メートルを専用のスペースとして改築する予定です。  以上です。 8 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 9 ◯委員(盛田眞弓君) 大体、ことしの6月ぐらいに発注をして、年末ぐらいには完成というふうに聞いているんですけれども、もう既に図面というようなものがもしあれば、資料としては提供していただきたいなというように思います。  それと、あと実際に今度の女性消防職員が何人採用されるということは、また別なんですけれども、施設の改修することで、女性消防職員は、それぞれ何人くらいまで勤務が可能になるのか、伺います。 10 ◯主査(布施貴良君) 施設課長。 11 ◯施設課長 実施設計につきましては、今月末完成の予定ですので、その後、図面等は提供できると思います。  以上です。 12 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 13 ◯人事課長 人事課長の須藤です。よろしくお願いいたします。  女性消防職員の勤務できる人数ということでございますが、3消防署とも、4名の勤務が可能になるかと思います。合わせて12名が可能になります。  以上です。 14 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 15 ◯委員(盛田眞弓君) 交代制ということなので、ぐるぐる回らなければならないということで言えば、各消防署4名で、全体で12名が増員されるということになりますよね。わかりました。  なかなか女性だけを選んで採用ということにならないというのは、前から聞かせていただいているので、でも活躍の場がふえるということは非常にいいことですので、ぜひ期待をしたいというふうに思います。  次に、引き続いてなんですが、関連して、消防の職員の体制と、それから人材育成ということについて伺いたいと思うんですが、消防職員の配置の状況について、基準消防力と現有消防力というのを比較して、配置すべき人員の基準と現有と、それから今、その差がどのぐらいあるかというのをお示しいただければと思います。 16 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 17 ◯人事課長 消防職員の基準の数でございますけれども、千葉市におきましては、1,059名が基準数になっておりまして、定数にありましては946名でございます。  基準数に比較しますと121名の不足となっておりまして、割合からしますと88.7%でございます。  以上でございます。 18 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 19 ◯委員(盛田眞弓君) 定員が946名ということですけれども、またそれとは別に実員というふうなことで、市の出しているものの中にもあったんですけれども、その考え方というか、配置すべき人員というふうなことで言えば、今121名足りなくて、88.7%ということだったんですが、どこの都市を比べても、大体このぐらい少ないようなものなのか、人員配置すべきというふうなことなんだけれども、考え方について伺いたいと思います。 20 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 21 ◯人事課長 政令指定都市の中で、基準の充足率、人員の関係ですけれども、20都市の平均が90.7%です。千葉市が、充足率89.3%ですので、順位からしますと、12番目ぐらい、中間ぐらいだという位置づけになります。  県内の消防本部ですと、千葉市が、県内と比較しますと、充足率は一番上の数字にはなります。  以上でございます。 22 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 23 ◯委員(盛田眞弓君) 済みません。実員のことを聞かなかったので、人数がちょっとあれだったんですが、定員946人はまだ足りていない。実際には定員に足りていないということはいいかと思うんですが、それで、政令市の中では12番目ぐらいだということなんですが、何か配置すべきというふうなことになっていて、なかなか100%というふうなことにはなっていないのはなぜなのかなというふうに、いいのかなというふうなことを感じるんですけれども、その考え方をいいですか。 24 ◯主査(布施貴良君) いいですか、人事課長、いいですか。 25 ◯人事課長 基準数がありますので、基準を満たす形の人数が確保できれば一番ベストかと思いますけれども、千葉市全体の話の中では、定員の適正化計画というものが平成22年度からありまして、4年間で250人純減するような計画がある中で、消防職員の人数につきましては、災害対応職員という形から、対象外となっていることがありまして、現状の人員を確保するのが、今のところいっぱいいっぱいなのかなというところでございます。  それと、実員の話につきましては、平成25年の4月1日現在で939名でございます。  以上でございます。 26 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 27 ◯委員(盛田眞弓君) 適正化計画ということで言えば、本来、例えばいつ何どき何があるかわからないといった消防の職場ですとか、やっぱり命にかかわるところについては、十分な人員をというのが市民の安全につながるのかなということは感じます。  一つ伺いたいんですが、今回、今939人という実員をお示しいただいたんですが、実際に消防学校で学んでいる方たちも、消防士ということで含まれているものだとお伺いしたんですけれども、それがそうなのかというのと、それから、他の政令市でも、消防士であって、消防学校で学んでいる人たちを実員に入れていないところもあるかと思うんですが、その状況をちょっと伺えればと思います。 28 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 29 ◯人事課長 消防学校に入校中の初任科生といいますけれども、入校している期間につきましても、条例定数の中に入っております。  他都市の消防本部、これにつきましては、初任科学生を定数外として扱っているところもございますので、以上でございます。 30 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 31 ◯委員(盛田眞弓君) 大体6カ月ですか、4月に採用をして、消防学校でいろいろな心の勉強と、それからさまざまな訓練を経て、実際には消防士としてそれぞれのところに配置されるのは、学校を修了してからということになりますので、4月から半年間は実員というふうな勤務はないというふうに理解をしてよろしいでしょうかね。  実は政令市でもさまざまな対応されていて、実員に入れずに、消防職員として、その分消防学校で学んでいる方たちを入れずに、実員ということでカウントしているところもありますので、千葉市も、実はそういうふうにすることが実態として近くなるんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 32 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 33 ◯人事課長 委員御指摘のとおりでございまして、他都市の消防本部でも、初任科学生を定数外としているところもございますので、災害現場で活動する人員の確保を含めて、本市もそういった形で検討しております。  以上でございます。 34 ◯主査(布施貴良君) お答えになりそうな感じがしているんですけれども、何かありますか。よろしいですか。盛田委員。 35 ◯委員(盛田眞弓君) わかりました。  先ほどお答えいただいたように、いつ何どきと、東京でも首都直下型ということが言われて、千葉県は非常にその割合が上がったことがありますので、緊急時に何か必要なときには、手が必要だということになれば、今のようなお考えで実員をふやしていくと。配置をされるべきというふうな考えのところに、やっぱり100%に近いところに、ぜひ近づけていっていただければと思います。  それと、ここしばらく退職を迎える職員の方も多くなる時期だというふうに思うんですけれども、どのぐらいの人数で、退職をされる方がいるのか、伺いたいと思います。 36 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 37 ◯人事課長 退職者の人数でございますけれども、平成25年度で定年退職が33名、26年度が31名、27年度が34名ということで、一番多くなる時期が、定年で29年度の50名、25年度から34年度までの10年間で、392名、割合で41.4%、10年間で定年退職する予定となっております。  以上です。 38 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 39 ◯委員(盛田眞弓君) 一番退職される人数が多いときが50人ということですので、これからピークを迎えるに当たっては、消防学校でもちろん学んでいただいて、即現場のほうに行っていただくにしても、ぎりぎりのようなちょっと心配な様子だと思います。やっぱりそれも考慮して、今後、手だてをとっていただかないと、実数、それから配置される人数に近づけるということがちょっと見えてこないので、体制強化を求めておきたいというふうに思います。  次に、救急体制の整備なんですが、救急情報共有端末で、ICTというものが、今度導入されるということで、救急車両の25台と、それから医療機関23カ所ということなんですが、複数の医療機関で受け入れ状況が同時に把握をできるというのと、それから搬送先の選択が容易になるということから、時間短縮につながるとさっき御説明がありました。非常用の救急車というのは除いて、25台というのは救急車が全部だと思うんですが、医療機関の23カ所というのは、これはどういったところが対象になるのか、伺います。 40 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 41 ◯救急課長 救急課長の大なぎでございます。よろしくお願いいたします。  対象医療機関につきましては、救急告示医療機関、これは県のほうに、救急告示、協力いたしますということで申請しまして、県のほうから告示をされる医療機関でございます。この23カ所のほうに配備予定でございます。  以上でございます。 42 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 43 ◯委員(盛田眞弓君) 救急を受け入れられるところというふうな理解でいいでしょうか。  平成24年度のときの救急の出動件数という資料を見て、大体5万1,704件ということで、5万件を超えていると、全部が病院への搬送が必要なケースではないというふうなことは承知しているんですけれども、23カ所で十分なのかというか、一つでも多いほうがいいのかなという気はするんですが、ほかへ広げるというふうなことができるのかどうか、伺います。 44 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 45 ◯救急課長 平成26年度のタブレット型情報共有端末を導入して、救急隊25隊、それから医療機関23カ所、それから指令センターのほうに2個、合計50個、整備する予定でございまして、26年度は、消防局及び医療機関における効果検証を踏まえるということでございまして、この効果検証を踏まえて、時間短縮がさらに波及するようであれば、医療機関のほうも、拡大をしていく必要性が出てくるだろうというふうには思っております。 46 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 47 ◯委員(盛田眞弓君) 実際に導入してみてどうだったかという検証を踏まえて、さらに医療機関をふやしていくということなので、わかりました。今後、出動件数が増加をしているということなので、今でも5万件を超えるような実態ということで言えば、さらにこれから高齢化ですとか、複雑なさまざまな事故に対応する際に、受け入れ先が多いのは必要なことだと思いますので、ぜひ広げていただければと思います。
     以上です。 48 ◯主査(布施貴良君) ほかにございませんか。亀井委員。 49 ◯委員(亀井琢磨君) おはようございます。それでは、よろしくお願いいたします。  では、一問一答でいきたいと思います。  最初に、今、盛田委員からもありましたけれども、女性消防士の働く場というか、環境改善ということで、これは我が会派としても大変期待しているところでありますので、ぜひ今後もよろしくお願いいたします。  それで、現在29名ということだと思うんですが、改めていろんなところで活躍をされているんだと思うんですけれども、現状の働き方というか、そこのところについて改めてちょっとお伺いをしたいと思います。 50 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 51 ◯人事課長 女性消防職員の配置状況でございますが、総数が29名おりまして、勤務形態で、交代制勤務、それから毎日勤務、二通りございます。交代制勤務の中でも、指令課の指令センターのほうに勤務している職員、それから、現場のほうの消防署に勤務している職員、指令課のほうが3名、中央と花見川,若葉消防署3署に、これは施設が改修する必要がなくて、現状、施設があるところですので、4名ずつ配置しておりまして12名、合計で15名が交代制勤務についている状況でございます。  それから、残りの14名につきましては毎日勤務についておりまして、本部勤務、総務課、施設課、予防課、指導課、消防局の各課になりますけれども、そちらのほうに、7名の毎日勤務、済みません、警防課もおりました、7名が勤務しております。  それから、6署の消防署の毎日勤務、これは予防業務についておりまして、立入検査だとか、そういったことに対応しておりますけれども、各署1名ないし2名で、合計で7名おりまして、毎日勤務が合計で14名、合計で29名の職員を配置しております。  以上でございます。 52 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 53 ◯委員(亀井琢磨君) ありがとうございました。  いろんなところで、本当に女性職員が活躍しているということで、数もふえているということで、今後もぜひ活躍に期待したいと思いますし、また、現場でそういう女性が頑張るということは、男性の方にも励みになるのではないかなというふうに思いますので、ぜひ期待したいと思うんですけれども、その女性職員、例えば働いている中で、今回いろんな改善が行われたわけなんですが、つかんでいる声というか、そういう改善というか、そういうところで、意見とかそういうものをつかんでおられるのか、ちょっと伺いたいと思います。 54 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 55 ◯人事課長 女性消防職員も含めて、男性職員も同じなんですけれども、職員の意見というのは自己申告制度というものもございまして、そういった中で、本人の希望等を調査しているようなこともございます。それから毎年、人事考課の中で上司と面接するような機会もございますので、そういった中で、勤務状況について上司に報告するような制度もあります。また、そのほかにも定期的にアンケート等も実施することもございまして、そういった中で職員の意見を聞いているような状況でございます。  以上です。 56 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 57 ◯委員(亀井琢磨君) ありがとうございました。  今回、ハード面での改善が行われるということで期待しておりますけれども、一方、同時に、まだソフト面での、女性ですから、男性の中で働くということについてはいろいろ大変というか、配慮しなくちゃいけない部分もやっぱりあるのかなというふうに思っておりますけれども、今後のソフト面とかでのその配慮、現在、例えばこんなことをしていますとか、あるいは今後の配慮とかそういったことについて、ちょっとお考えがあればお示しをいただければと思います。 58 ◯主査(布施貴良君) 人事課長。 59 ◯人事課長 まず、制度的な内容で、現状の制度の中では、職員、消防職員会だとか職員の相談制度、それからセクハラの相談員なんかも指定して、そういった相談ができるような窓口を設けていると。女性消防職員が交代制勤務をすることによって配慮すべき事項としましては、現状、女性職員が現場勤務するに当たって、深夜業務につきましては、平成6年の改正によりまして従事できるようになったんですが、ある程度重いもの、重量物を持ち上げるとかそういったものについては、業務の中では分担してやることによって弊害がとれているんですけれども、一応その分についても、気を使う部分があるのではないのかなと。それから、従事制限する内容としまして、ガス関係の女性の母体に悪影響を及ぼすような業務にはつかれないというような制約がございます。  以上でございます。 60 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 61 ◯委員(亀井琢磨君) ちょっと抽象的な質問で申しわけなかったんですけれども、ただ、そういう多分現場では、そういう働きやすい職場ということで、多分配慮を今もいただいているんだと思います。また、今後もやっぱり今回ハード面が整備されるということで、本当に大きな前進だと思いますので、ぜひ引き続きそういったソフトの面でも、ぜひ配慮ということをお願いしたいと思っております。  続いて、情報共有端末の導入ということで、今お話がありまして、配備状況とかそういったことについてはわかりました。これもこれからの取り組みなんですけれども、非常にこれも会派として大変期待をしているところであります。迅速に、要するに結びつけていただくということが期待されるんですが、効果というかそういったところをどういうふうに見ておられるかというか、既にどこか実施しているところがあって、例えばこんな結果がありますよとか、そういうものがあれば、ちょっとお示しをいただければと思います。お願いします。 62 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 63 ◯救急課長 効果でございますが、さきに実施しております奈良県におきましては、照会、いわゆる病院交渉開始から搬送先決定まで、導入前は8.4分かかっていたというものが、導入後には0.4分短縮されて8分になったというのが効果として聞いているところでございます。  当市におきましては、現場へ到着してから、病院交渉、応急手当て、そういうものを含めて、大体、現場滞在が23.1分要してございます。この23.1分が、どの程度まで短縮ができるかというのを検証していきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 64 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 65 ◯委員(亀井琢磨君) 現状はわかりました。奈良のほうで、そういう効果が出ているということで、これもこれからの取り組みになるわけなんですけれども、ぜひ早期に導入をいただいて、ぜひ効果の検証等も早目にしていただいて、また、それを返していただくということで、お願いをしたいと思っております。  それから、救急のところ少しやりますが、救急救命士ということで、養成を行っていただいておりますが、常時1名乗車ということが目標というか求められているわけでありますが、現状の人員の配備というか、何名おられるのかということについてお伺いをしたいと思います。 66 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 67 ◯救急課長 現状、救急業務に従事している救急救命士の有資格者につきましては122名でございます。  以上でございます。 68 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 69 ◯委員(亀井琢磨君) それで、122名が、これは全部持っているということですよね。  新たに、今回4名ということですよね。はい、わかりました。  それで、伺いたいのは、今回4名ということで、また別に気管挿管とか薬剤投与の救命士で各2名ということなんですけれども、これは全く別なのか。それとも、新しく4名の中に、また同時にということじゃないですけれども、取得されるのか、ちょっとそこら辺について伺いたいと思います。 70 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 71 ◯救急課長 救急救命士法の施行規則が、救急救命士が行う処置が、改正に、継続的に今なっておるところでございまして、気管挿管認定または薬剤投与、いわゆる輸液ができるという部分、これらにつきましては救急救命士の資格を持った方に、さらに病院実習することによって、その行為ができるということ、さらに上級の措置ができるということで、毎年2名ずつ養成をしているところでございます。  以上でございます。 72 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 73 ◯委員(亀井琢磨君) そうすると、ある程度経験を積んでからじゃないと受けられないというような理解でよろしいんでしょうか。じゃあ一応お答えいただいて、済みません。 74 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 75 ◯救急課長 救急救命士の規則が変わる前の例えば平成4年から救命士法ができてございますので、それ以前に資格を取った救命士の方は、この処置がこの講習を受けないとできないということになりますので、現状は、養成所において、必要な教育を受けて、病院実習をすれば、その行為ができるというような二通りになっているところでございます。  以上でございます。 76 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 77 ◯委員(亀井琢磨君) わかりました。ちょっと私のまだ不勉強な部分がありますので、またこれは今後いろいろなところで教えていただきたいと思っております。  それで、関連してなんですが、そうした救急救命士が迅速に活動するためにも、高規格救急自動車の配備ということが、これもまた大事かと思うんですけれども、現在の配備状況と、それから高規格ということなんですけれども、これは、例えば絶えず高規格のものにふやしていっているのかというか、ちょっとそこら辺を伺いたいと思います。済みません、配備状況を教えてください。 78 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 79 ◯救急課長 高規格救急自動車につきましては、現状、稼働している25台は全て高規格救急自動車でございます。  高規格救急自動車というのは、先ほどお話ししました救急救命士法が平成4年から施行になりまして、その際、従来の救急車より、さらに高度な医療資機材、または車両の室内空間の大きさ、または防振ベッド、いわゆる走行時の振動吸収するようなベッドを装備して、そういうものを総称して、高規格救急自動車というふうに呼んでおるところでございます。  以上でございます。 80 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 81 ◯委員(亀井琢磨君) 理解いたしました。ありがとうございました。  今回も、車両の更新ということで行われているわけなんですけれども、13台ということなんですけれども、車両のほうのこれも更新というのも、恐らく平準化というか、ある程度がされていると思うんですけれども、そんな中でも新型の車両とかも恐らく出てきたりという、欲しいものというのも出てくるかと思うんですけれども、そういうのも含めて、今後の車両の更新というのは、大体どういうふうに推移していくのか。更新をどういうふうに計画されているのか。どこかの年で、例えば結構大幅に更新しなくちゃいけないとか、そういうことがあるのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。 82 ◯主査(布施貴良君) 施設課長。 83 ◯施設課長 車両更新の基準ですが、はしご消防車、化学消防自動車につきましては初年度登録から20年、それからポンプ車、救助工作車、その他の特殊車両につきましては15年、救急車につきましては、8年または10万キロ走行を目安として、計画的に更新をしていっております。  以上です。 84 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 85 ◯委員(亀井琢磨君) すると、例えば来年、次の年とか2年後、3年後の更新の計画というのは、今どんなふうに考えておられるのか、ちょっと伺いたいと思います。 86 ◯主査(布施貴良君) 施設課長。 87 ◯施設課長 現在、消防局で管理している車両につきましては、消防局車両が201台、消防団車両が41台の242台ありますが、これにつきましては、先ほど申し上げました更新のスケジュールに沿いまして、年度ごとにおおむね10台から15台程度の更新計画を組んでおります。  以上です。 88 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 89 ◯委員(亀井琢磨君) わかりました。更新も、毎年計画的にやられているということで、これも、8年とか10万キロとか、大変それだけ走れば消耗するわけでありますけれども、ぜひこれは計画的にまたやっていっていただきたいと思うわけでございます。  それから、次に、救命救急講習について伺いたいと……市民への普及活動ということなんですけれども、健やか健康プランとかでも、市民の応急手当てとかそういったことに力を入れていこうということで、先般ある場所で、消防局の方も来ていただいて、講演とか実技はやっていただいて、私も関係するところでやっていただきまして、大変心強く思ったんですけれども、なかなか市民への普及啓発というのも、なかなか一朝一夕には進まない面もあるかと思うんですけれども、新年度はどういった取り組み、何か新しい取り組みとか、それから若い層とか新たな層とか、新たな取り組みが何かあれば、ちょっとお示しをいただければと思います。 90 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 91 ◯救急課長 新たな取り組みとして、まず地域性を分析しまして、その地域に合った応急手当てをしていこうと、今考えているところでございます。例えば、地域型として、緑区につきましては、区内の各種イベントや地域防災、自治会などの応急手当て救急活動を積極的に行うということで、今取り組みを考えてございます。それから、また、都市型と称しまして、中央区、昼間人口の多い中央区につきましては、区内の各企業に従事する者、また、千葉駅に乗降する者を対象に、イブニング講習、いわゆる就業時間外になったところで、講習に出向しやすいということで、イブニングと名称しまして、夕方18時以降から、そういう講習にちょっと取り組んでみようかなというふうに思っておるところでございます。  また、消防機関だけではなかなか多くの普及が困難なことから、教育委員会との連携、それから医師会との連携、それからこども未来局、健康部等との連携を図りまして、応急手当ての普及事業を拡大していこうというふうに考えているところでございます。  また、小学校4年生以上のこども救命講習という形でも、昨年度から積極的に取り組んでいるところでございますし、さらにこういうふうに情報化時代でございますので、eラーニング、いわゆるウエブ講習も、積極的に行っていこうというふうに、今取り組みを考えているところでございます。  以上でございます。 92 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 93 ◯委員(亀井琢磨君) よくわかりました。ありがとうございました。  学校なんかでも、そういうAEDの講習とか、今力を入れているということなんですけれども、本当にこれは、消防もそうだし学校もそうだし、地域もそうだし、市民局も含んだり、いろんなところでやっぱり市民のそういうスキルを上げていくということは、これからの本当に高齢化の中で、地域の中でも、私も自治会でそういう防災とかはやっておりますけれども、本当にそういったことをやっていくということが必要だと思いますので、ぜひこれをいろんなところでやっていただきたいと。地域でも出向いていただけるということで、私も、本当に地域の中で、またそういう場を広くつくっていきたいと思いますので、また御協力をいただければと思います。  そして、次に、最後になりますが、昨年の指摘要望事項でも出ていますが、救急車の適正利用ということが、本当にひとつこれからのやっぱり高齢化とかそういった中で、これは備えていかなければいけないと思うんですが、これもなかなか抜本的な改善というのは、一朝一夕には難しいと思うんですが、しかし、そうはいっても、また5万3,000件ということで、過去最高ということで伺っております。いろんなところで啓発ということが基本になるんだと思いますが、また、これも新年度、どういうところに力を入れていくかというものがあれば、ちょっとお示しをいただければと思います。 94 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 95 ◯救急課長 救急車の要請が著しく頻回に及ぶ方に対しては、現状、消防局、また各区の消防署において、個別に訪問させていただきまして、救急車の正しい利用方法や、緊急に救急車等での受診が必要でない場合には、みずから医療機関に赴くよう説明を行っているところでございます。今後も救急車要請する側である市民の意識向上を図るためには、救急車の上手な使い方を広報していくとともに、著しい頻回要請者に対する具体的な抑制方策を見出すことができるよう、努めていくというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 96 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 97 ◯委員(亀井琢磨君) ぜひ粘り強くお願いしたいと思います。  ただ、この5万3,000件の中を見ると、例えばいろんな6割が軽症であったりとか、いろいろ中のデータを見るとわかると思うんですが、10%ぐらいが問い合わせというか、何かちょっと聞くというような感じのものだというふうに伺っております。そういうものというのは、最近、問い合わせとかそういうものというのは、そういう数というのはふえているのかどうかと、ちょっともしおわかりになれば教えていただければ思います。 98 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 99 ◯救急課長 例年、搬送人員の約60%前後が、病院へ収容してから、医師の診断名が軽症というふうに、診断は下されるところでございます。  今、御質問でございますが、問い合わせと、そういうところについては、具体的な統計データはとってございませんので申し述べられませんが、感覚的には救急車を呼ぶほどではないんだけれども、誰も相談する方がいないから、とりあえず119番を押してしまうというのがあるだろうというのは、ちょっと推測をしているところでございます。  以上でございます。 100 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 101 ◯委員(亀井琢磨君) そういった本来は呼ぶほどじゃないんだけれども、ちょっとどこにかけていいかわからないということで、かけてしまうようなことがあるということなんですね。  それで、他の自治体だと、相談センター、コールセンターみたいなのがあったりとか、導入されているところもありますし、本市でもいろんなほかの機関のコールセンターというのは、多分小児の救急医療であるとか海浜病院とか、そういうのもあると思うんですけれども、なかなかそっちには行かないというか、知られていないというのがあるかと思うんですけれども、そこら辺の周知ということについては、現状何かどういう形で行っているのかなと伺いたいと思います。 102 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 103 ◯救急課長 現状、千葉市では今お話ししました小児相談につきましては、♯8000番ですか、それとあわせまして、外科系夜間二次当番の紹介、それからまた、御承知のように具体的な部分で言いますと、夜間急病診療所、また休日診療所等々があります。これらにつきましては、健康部のほうで、毎月発行される市政だよりのほうで公表されるとともに、ホームページ等で、報告されているところでございます。また、消防局のホームページからも、このような案内ができるところに、アクセスできるような形をとっているのが今の現状でございます。  以上でございます。 104 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 105 ◯委員(亀井琢磨君) なるべくそういうところに電話をしていただくために、やっぱり啓発ということが必要かと思うんですけれども、これはなかなか消防局として、そっちへ行ってくれというのはなかなか難しいのかなと、ちょっと肌感覚で言えばそんな感じなんですけれども、なるべくそういったものもありますよということで、いろんな啓発物とかそういったところで、ぜひ紹介をしていくということも、本当にこれはひとつまた必要じゃないかなということで要望しておきたいと思っております。  最後になりますが、あと、そういうなかなか難しいということかもしれないんですが、市民に知らせていくという意味では、今、私が大変いいなと思っているのは、消防局は、ツイッターとかフェイスブックで独自の発信をされていると思うんですけれども、そういった中でも、できる限りそういう情報について広めていただくということもいいのではないかなと思っております。現状、毎日の火事の数とか救急の数、私も参考にさせていただいているんですけれども、これも大変いいんですが、もっと何かはじけて発信していくということもいいのかなというふうに思います。非常に毎日いろんな取り組みをされているわけでありますので、いろんな記事の発信、局長のコメントもいいかと思うんですけれども、発信されていくことが、また、消防局の魅力を高めるということで、子供の夢の中では消防士というのは大変高いわけでありますので、そういった意味では、情報発信をしていくことで、また、市民との相互理解を図っていくということも、これは重要じゃないかなと思いますので、そういった面での情報発信の努力ということ。この救急の適正利用ということを含めて、ぜひ検討されますことをちょっとお願い申し上げまして、今回終わりたいと思います。ありがとうございました。 106 ◯主査(布施貴良君) ありがとうございました。  ほかにございませんか。段木委員。 107 ◯委員(段木和彦君) 一問一答でお願いいたします。
     御説明、ありがとうございました。  救急体制整備につきまして、今お二人からいろいろ出たので、こちらでは簡単にお聞きいたします。  以前に、議案研究のときに、PA連携という言葉をお聞きしたんですが、これに関して、ちょっと具体的に御説明いただければと思います。 108 ◯主査(布施貴良君) どうぞ、警防課長。 109 ◯警防課長 それでは、PA連携について御説明いたします。  PA連携につきましては、Pというのがポンプ車を指しまして、Aというのが、アンビュランス、救急車を指しております。  救急事案におきまして、救急車が、多数、需要が多いときに、救急現場に、ポンプ車のほうが先に着く可能性が高い場合に、ポンプ車を先に出動させて、少し離れた遠いところの救急車を充てるということになっていますけれども、一応、原則としては、意識がないとか、やはり重症が予測されるものについてを基本に、そういう連携で出動させております。 110 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 111 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございます。  先ほど最初に、局長からの御説明の中に、やはり救急車の出動が多いということで、こういうこともされているのかなと思うんですけれども、これに関して、対応件数とかというのは、今、多くなっているんでしょうか。 112 ◯主査(布施貴良君) 警防部長。 113 ◯警防部長 このPA連携につきましては、昨年の5月から実施しておりまして、12月までの件数では、880件になっております。  以上でございます。 114 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 115 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございます。  かなりの短い期間に、すごい件数としては多いのかなと思います。急な対応とかすごくあると思いますので、こうした何か新しいことがありましたら、ぜひやっていただきたいなと思います。  続きまして、予防消防体制の充実につきましてお聞きいたします。  この中に、あらましの中で、事業所における消防法令違反の是正指導を行うというふうになっているんですが、これは是正指導を行って、改善されない場合とかというのは、やはり罰則とかというのはあったりするんでしょうか。 116 ◯主査(布施貴良君) 査察対策室長。 117 ◯査察対策室長 査察対策室長の朝香と申します。よろしくお願いいたします。  違反を是正しない場合の罰則等でございますけれども、消防法令違反に関しましては、命令書を交付いたします。命令書を交付した中でも、これが是正されない場合につきましては、告発に移行いたしまして、消防法第41条ほかに、罰則規定が適用されるよう消防法の中で法制化されております。  主な罰則ですけれども、罰則に関しましては、違反事項に対しまして、懲役または罰金などが科されることになります。  以上でございます。 118 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 119 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございます。  そういう罰則があるのであれば、その以前に、やはりいろいろ普及啓発ということをしていくべきかなと思うんですが、そして、普及啓発に関しては具体的にどのようにされているんでしょうか。 120 ◯主査(布施貴良君) 査察対策室長。 121 ◯査察対策室長 普及啓発といいますか、まず、ほとんどの事例が重大な違反等につきましては、まずは警告書を出します。警告書に対しまして、是正がされない場合については、命令書というふうになりますので、現状の段階では、ほぼ警告書等を交付することによりまして、違反等は是正がなされているというのが現状でございます。 122 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 123 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございます。  そうした違反の件数というのは、今多くなっているんでしょうか。 124 ◯主査(布施貴良君) 査察対策室長。 125 ◯査察対策室長 警告また命令等の違反の状況ですけれども、今年度の状況を見ますと、屋内消火栓とかスプリンクラー設備、それから自動火災報知設備を設置していない対象物、現状、今48の防火対象物がございまして、今年度、25対象物につきましては、いずれも是正が図れておりまして、残りの23につきましては継続的な指導を実施中でございます。 126 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 127 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございます。  やはりニュースとかで、例えばパチンコ店とか、あとはインターネットとかをやるちょっと出口のないようなところとか、一般的な飲み屋さんみたいなところで、かなり重大なというか人命が奪われるようなニュースというのが結構あるので、ぜひこれに関しては厳しくやっていただければと思います。  同じく次に、予防消防体制充実の中で、火災原因の第1位につきまして、放火であるということを以前質問させていただいたときにいろいろお聞きしたんですが、こちらに関して、パトロールは、放火に関しては、やはりそうした不審者なんかもそうなんですけれども、人の目というのが一番怖いといいますか、そういうことがあるようなんですけれども、実は今週の月曜日、消防団のパトロール、地域のパトロールを行ってきたんですが、実はうちのほう、一度12月に、前の議会のときに、すごい大きな火事がありまして、4名、高校生も入れて4名亡くなったんですけれども、それから実は、例えば自治会のパトロール、あと育成委員会のパトロール、PTAのパトロールといろいろあって、特にその火災のあった近辺を重点的に回ったんですが、先ほどほかのことで連携のお話があったと思うんですね、関係他部局との連携ということで。そのパトロールに関しても、もし少し例えば育成委員会であればこども未来局、PTAであれば教育委員会とか、自治会であれば市民局とかがあるんですが、そういったところと一気に連携して、また消防局も加わって、パトロールできるようなことというのはお考えの中にありますでしょうか。 128 ◯主査(布施貴良君) 予防課長。 129 ◯予防課長 予防課長の新田です。よろしくお願いします。  今の放火防止対策に対する連携ということでございますけれども、今後の話になろうかと思うんですが、実は多機能パトロールが市長部局でやっていらっしゃるということもお聞きしております。それから、防犯パトロールというようなこともやられているというようなことの中で、やはり地域ぐるみで放火を防ぐ必要がございますので、その辺と連携というような形でできないものかということで、今のところは検討させていただいているということでございます。  以上でございます。 130 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 131 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございます。  実は、自治会のほうに、よく消防局からポスターをいただいていまして、すごく頑張られているなというのがあるので、ぜひそういったことを浸透させて、ほかの合同パトロールみたいなのができたのがいいなと思って、ちょっと今御提案させていただきました。  それと、次に、消防団の活動の体制充実に関してなんですが、今回も新規で小型動力ポンプつきの積載車をふやしていただいたということで、すごく厚くしていただいているんですが、実際、設備もそうなんですが、これは前にもお聞きしたかもしれないんですけれども、人員といいますか、消防団の充実にはやはり人員が大事だと思うんですが、現状で人員は足りているのかどうか、そういった現状についてお聞きできればと思います。お願いいたします。 132 ◯主査(布施貴良君) 総務課長。 133 ◯総務課長 総務課長の森田と申します。  消防団の人員につきましては、過去3年間のベースを見ますと、団の1団、6方面隊18分団、それから73個部というふうな形で、当初人員につきましては758名おったわけですけれども、条例定数ですと840名なんですが、平成24年度には、部が一つ減っておりまして、そういった形で減員が生じていると。それから、平成25年度につきましても、また一つ部が減っているということで、71個部で、これが現在、昨年の平成25年の4月1日現在ですと719名ということで、当初出発しております。  人員が減っているといいますか、消防団員の減員というのは全国的なことでありまして、消防局としても重要と考えておりまして、平成25年度中に大きな募集活動を実施しております。それにつきまして、若干その効果があらわれたのかなということで、25名の方が入団いたしまして、現状ですと840名に対して744名ということで、88.6%の充足率という形で推移しているところでございます。  以上でございます。 134 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 135 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございます。  この消防団活動に関しましては、やはり消防団の先輩が熱心なところは、すごく後輩も続いていったり、いろいろなパターンがあって、地域差があるかなと思うんですけれども、ぜひ何かあったとき、地域の消防のかなめになると思いますので、ぜひこちらのほうも続けて充足のほうをお願いしたいと思います。  最後の質問になります。  消防車両等の整備についてなんですが、昨年花見川消防署に特別救助隊が新設されたんですけれども、こちらにつきまして、具体的な整備状況を教えていただければと思います。お願いいたします。 136 ◯主査(布施貴良君) 施設課長。 137 ◯施設課長 花見川救助隊の救助工作車の整備状況ですが、昨年の7月に購入契約を締結いたしまして、ことしの2月19日に完成検査を実施しました。合格ということで、同日をもって、花見川消防署へ新車両を配置いたしまして、運用を開始しております。  以上です。 138 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 139 ◯委員(段木和彦君) どうもありがとうございました。  この特別救助隊に関しましては、一般質問でまた取り上げさせていただきますので、そちらのほうでよろしくお願いいたします。  すごくそういった救助隊とかの体制につきましても、出初め式とかでも見せていただきまして、本当にしっかりされているし、訓練もしっかりされているなというふうに感じておりますので、これからも、ぜひ市の、そして消防に寄与していただけるようお願いいたします。  以上でございます。 140 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 141 ◯委員(酒井伸二君) 一問一答でお願いいたします。  まず、大きな1点目は、火災の対策についてであります。  基本的なことになりますけれども、住宅用火災警報器、近年の普及率の推移をお示しいただきたいというのと、これまでの普及の取り組みと、新年度、またどのように取り組むのかというそのあたり、まずコメントをいただけますでしょうか。 142 ◯主査(布施貴良君) 予防課長。 143 ◯予防課長 住宅火災警報器の千葉市のただいまの設置率でございますけれども、88.5%となっております。これは、全国平均が79.8%ということで、若干高目に推移しております。  それから、今後の住宅防火対策の推進ということでございますけれども、まず住宅用火災警報器の設置については、引き続き推進することといたします。それから、平成18年6月1日に条例施行になりまして、もう7年以上経過しておりますので、今後電池切れとかそういうことが出てきます。電池の交換だとか、あるいは不鳴動だとかというようなことがございますので、維持管理、この辺を進めてまいりたいと思います。  それから、火災を防ぐという意味では、火災原因調査を私どもやっておりますので、住宅防火の原因、これに応じた留意点、こういったものをやはりリーフレット等で市民にお示ししていきたいというふうに思っております。  あわせて、住宅用消火器、こちらも非常に初期消火で効果が上がった、あるいは火災警報器の鳴動で初期消火したという奏功事例もございますので、ぜひとも消火器の設置、こちらも推進してまいりたい。  それから、あと、防炎品というのもございます。こちらは、炎がついても燃え広がらないという防炎製品がございますので、こちらのほうも、ぜひ火災が拡大しないという面では推進していきたいということで、あとは、やはり地域ぐるみで、住宅防火というのは防いでいく必要があるので、今後とも広報を充実させていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 144 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 145 ◯委員(酒井伸二君) ありがとうございます。  新しい取り組みもというか、また一層力を入れようという取り組みもあるようでございますので、ぜひ新年度、また、要するにこれまでに引き続いてということではなくて、やはりそれ以上に、一層また力を入れて取り組んでいただきたいなというふうに思っております。  火災の対策でもう少しお伺いしたいのは、要するに、火事、火災が発生してから、実際に消防の方が出動していただいて、やっぱり現場に到着をして、そして消火に当たると、この一連の時間の経過というんですか、当然もうこの辺も救急と一緒で、少しでも早く現場に到着をして、そして速やかに消火に当たっていくという、当然そういうなるべく早期の対応というのは、これは当然求められると思うんですけれども、そういう時間軸についての何か例えば全国的なデータだとか目安にしているものだとか、大体消火までにこれぐらいの時間でいくんだとか、逆に消火活動、当然燃えている状況によって消火の時間というのは違うので、一概には言えないけれども、何かそういう火災の発生、それに対する対応という意味での時間、そういう意味での何かそういう考え方というのは消防の中にないのか、何かその辺、ございましたらお示しいただきたいんです。 146 ◯主査(布施貴良君) 警防課長。 147 ◯警防課長 警防課長の大野でございます。  数字的なものにつきましては、やはり火災も多種多様でございますので、一応平均数値としましては、平成25年度が現場到着までに4分21秒、24年度が4分19秒、23年が4分29秒で、現場到着までの時間は把握しておりますけれども、火災の対応が違いますので、全ての消火までの平均というのは、捉えた数字はございません。  ただ、消防車両の出動に関しましては、119番入電時の出動態勢として、直近システムもとっておりますので、災害現場に近い水槽車等を出動させるようにしておりますので、そういう面では、そういう効果、新しいシステム導入後から、そういう効果があらわれているというふうには感じております。  以上でございます。 148 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 149 ◯委員(酒井伸二君) 今、現場到着ということで、大体4分少々のお時間ということだったんですけれども、これはどうなんですか、ほかの都市と比較して、大体このあたりが標準的なものなんでしょうか。 150 ◯主査(布施貴良君) 警防課長。 151 ◯警防課長 手持ちには、ちょっと資料がないんですけれども、おおむね同じような時間であるというふうには考えております。 152 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 153 ◯委員(酒井伸二君) わかりました。ありがとうございます。  細かいことというか、時間のことをぎりぎりと言って大変申しわけないんですけれども、ただ実際に、昨年なんかも私も火事の事案とかいろいろ現場で当たってきた経験上、少しでも早くとか、また逆に到着してから、かなりまごつくケースというか、そういったものも実際に見聞きしたりしているものですから、実際に火災に遭った方とか、また御近隣の方からすると、なぜもう少し早くこの辺はできないのとかそういうお話というのも出るものですから、一生懸命やっていただいている人たちに対してそういうことを言うのはどうかというふうにも思うんですけれども、ただやっぱり少しでも被害を最小限にとどめる取り組みというのは、当然求めていくのが市民感情でございますので、その辺の努力はしていただきたいというふうに思っているんですけれども、じゃあ実際の困難ケースというんですか、例えば、どうしても消防車両なんかが思うように入っていけない地域だとか、当然そういったところというのは、事前に計画等も練られていると思うんですけれども、なかなか車両が入っていけないエリア、そうした困難ケースへの対応というんですか、そういうときの実際の消火までの段取りというんですか、その辺というのは、何かざくっとどんなルールで行われているのか、ちょっと確認させていただいていいですか。 154 ◯主査(布施貴良君) 警防課長。 155 ◯警防課長 まず、そういう車が入っていけないというところは、道路狭隘地区ということで、何回も御指摘いただいておりますように、例えば椿森だとか稲毛東だとかいうのがあります。  まず、一つは、やはり消防車両も、ポンプ車は比較的幅が狭い、水槽車は幅が広いということでございますので、そういうときには進入できるポンプ車を優先させるとか、あと消防車には輅車というそのものを積んでおりますので、ホースの延長ができますので、そういうものを計画的に活用すると、それを計画的に実施するために、警防計画という事前計画を樹立してございまして、それをもとに、そういう地域の例えば例を挙げますと、椿森ですと、中央署と若葉署が連携した早朝訓練を実施しているというようなことで、できるだけの早急な延焼防止が図れる体制を進めております。  以上です。 156 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 157 ◯委員(酒井伸二君) 警防計画というのが立てられているということなんですけれども、例えば、先ほど来答弁にあった実際に、例えば複数地域で火災が発生しているとなると、違うところに行って、比較的近いところにいる多分消防車が行ったりだとかという、そういう駆けつけの体制になっていると思うんですけれども、例えばそういうなかなか難しい地域に行ったときに、消火栓の位置だとか、どこに学校があって、プールの水があるだとか、そういう例えばその警防計画の情報というのは、どの程度本当に共有されるものなのかというんですか、隣同士の消防署間ではやっていますよ、じゃあそれ以外の部隊が来たときには対応できるのかできないのかとか、そういう現場での連携というのは、どういう状況になっているのかということはお聞かせいただけますか。 158 ◯主査(布施貴良君) 警防課長。 159 ◯警防課長 警防計画というのは、もうそういう地域の地図の中に、消火栓だとか、落とした図面をつくって、消防車両も、おおむねこの位置につけましょうというものをつくっております。それに基づいて、訓練をやることによって、実際に発災したときには、おおむねそれに近い形で、有効な消火活動したいというようなことでつくって、訓練も重ねております。  以上でございます。 160 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。
    161 ◯委員(酒井伸二君) 済みません、その情報というのは、その管轄だけ、どこまで要するに共有されるものなのか。実際に日ごろ訓練されているところは多分大丈夫なんでしょうけれども、例えば大規模災害が複数発生した、そうなったときに、違う部隊が来たというときに、その情報というのは、結局は、訓練していない地域の消防の方が来られちゃうとわからないということなんですかね。 162 ◯主査(布施貴良君) 警防課長。 163 ◯警防課長 現在、やはりそういう情報を各署でやりとりして、各車両に積載するようにしております。  以上でございます。 164 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 165 ◯委員(酒井伸二君) いろいろぐちゃぐちゃ聞いちゃって申しわけないんですけれども、実際に、例えば火災現場に駆けつけたら、消火栓の上に車がとまっていて、どかせられなくて、ここの消火栓は使えないぞとなったら違うところから引っ張ってきてとか、学校のプールへ行ってみたら、プールの水が空っぽだったりだとか、こういう実際のなかなか思うようにいかない事例というものは、どのように整理をされて、逆にそういう事例に対して、やっぱり改善の啓発というんですか、日ごろ皆さん、どのように取り組まれているのかということをちょっと確認させていただきたいんです。 166 ◯主査(布施貴良君) 警防課長。 167 ◯警防課長 通常時でございますけれども、基本的には、そういう例えばプールの水が使えないよということについては、消防活動の支障がある行為として、一応、学校さんには届けいただくようにしていますし、またはAVM、車に積載されているAVMの中では、消火栓の位置等が表示されておりますので、もし使えない場合については、一番直近の水利を使用するように、各隊員には指導しております。  以上でございます。 168 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 169 ◯委員(酒井伸二君) そのあたりが実際に肝になってきてということで、細かいことかもしれないですけれども、実際に昨年、川戸のほうであった火災では、近くの学校のプールの水もなくて、消火栓なんかも車が駐車していて、違法駐車だったですけれども、なかなか消火栓がないと。現場で見ていた近所の方からすると、そういう意味では、消火栓が思うように、消防の方が非常に戸惑っていたと、実際本当に消防車が近くまで来ているのになかなか消火に当たるまでが随分時間がかかっていましたよと。それでかなり燃えちゃったなどという話も、聞いたお話もあったりなんかして、そういう意味では、そういう消火栓の上での駐車だとか、そういう学校のプールの水だとか、そういう緊急のところというのは、ある程度それなりのルールづけというか、また啓発の活動というのはやっぱり一緒になってやっていかないといけないのかなと。多分いろんな思うようにいかない事例というのは、皆さんが経験されていると思いますので、そういうものをしっかりと踏まえて、次に生かすような取り組みというのをしっかりしていただきたいなということ、新年度予算でもございますので、要望しておきます。  それから、次、ちょっと大きな2点目で、消防団のことでお聞きしたいと思います。  先ほど同様の質問があったんですけれども、団員数のほうはわかりました。  この充足率が、先ほど何%かということでございましたけれども、これは他市と比較して、千葉市の場合は消防団員数の充足率というのはどんな状況なのかということと、千葉市内での地域差、中央区は多いけれども、緑区は少ないよとか、その辺の状況をお聞かせいただけないでしょうか。 170 ◯主査(布施貴良君) 総務課長。 171 ◯総務課長 消防団の充足率の関係ですけれども、他市と比較しまして、千葉市につきましては88.6%ということですが、他市につきましては、おおむね90%以上を占めているような状況でございます。そういった意味から、消防団の入団促進につきまして、力を入れているところでございます。  また、市内での地域差でございますけれども、充足的なものは出しておりませんが、部における人数的なものでそれぞれやってございます。  まず、中央区ですと、人員744名中150名おりまして20%、それから花見川区につきましては、134名おりましておおむね18%、それから稲毛区につきましては、部の数も少ないんですけれども、現状、人員に比べまして9%、それから若葉区につきましては、これは、部の数も多い関係がございまして、220名で29%、それから緑区につきましては、94名おりまして、市全体から比べますと13%、それから最後に美浜区になりますけれども、74名でございまして、10%ということで、それぞれ区によりまして、部の数に応じて、こういった人員のパーセンテージ割りとなっているところでございます。  以上でございます。 172 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 173 ◯委員(酒井伸二君) 済みません、そこの今の御答弁の中で、地域差というのがよくわからないんですけれども、要するに全体の中で、どこの区が何%というのはわかりますけれども、要するに、地域によって、手厚さというんですか、例えば稲毛区が全体の9%だというんですけれども、じゃあ稲毛区の人口からすると、やっぱりある意味、あってほしい人員からするとかなり手薄なんだとか、逆に若葉区が二十何%でしたか、そこのほうは逆にそこそこ充足しているんだとか、そういう地域差という意味でお聞きしていますので、もう一度確認させていただきたい。いいですか。 174 ◯主査(布施貴良君) 総務課長。 175 ◯総務課長 消防団につきましては、常備消防以外の地域の中で、活動を組まれている関係で、やはりそれぞれの部に応じて人員が定まっておりまして、一概にこの地域が、消防団が、確かに手薄な地域というは実際あるんですけれども、そういった関係で、少なくなっているというのが実情でございます。 176 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 177 ◯委員(酒井伸二君) ちょっとわかったようなよくわからないようなところもある。わかりました。  2005年から、要するに消防団の中でも、やっぱり団員数がどんどん減っていっているという中で、少しでも充足させようということで、要するに機能別消防分団、例えば緊急時のとき、大規模災害のときだけ活動する消防団の活動だったりだとか、それから機能別消防団員というんですか、ある意味、広報だとか高齢者訪問だとか限定的なそういう活動するという、そういうような制度、ふだんの消防団活動に参加できないけれども、そういう個々のテーマでは参加できるよという、そんなような制度が消防庁で2005年から始まっていると思うんですけれども、こういうところというのは、千葉市ではどういう状況なんでしょうか。 178 ◯主査(布施貴良君) 総務課長。 179 ◯総務課長 全国的に、機能別消防団という活動をしているところが、実際あることは承知しております。  千葉市につきましては、現状の基本団員のほうが、840に対しまして744名ということで、少ない状況でございまして、まずは全活動体制ができるような基本団員、これを充足させようということで活動しておりまして、機能別団員、ほかで郵政団員等がありますけれども、今のところはそういった計画はございません。  以上でございます。 180 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 181 ◯委員(酒井伸二君) この辺は、私も勉強不足なので何がいいというのは一概に言えないんですけれども、消防団員数が減ってきているという実情に対して、消防庁として2005年からこれは導入した制度だというふうに思っていますので、地域力などというのは、やっぱり少しでも高いほうがいいわけであって、基本の団員の拡充にのみ専念されるというのもわかるんですけれども、こういう機能別という部分での取り組みというのは、私はあっていいんじゃないかなというふうに思っています。これはもうちょっと私も勉強させてもらいます。  昨年の12月に、消防団支援法というのが施行されておるんですけれども、ある消防団員の処遇改善のことだとか、いろんなこと、この辺、ちょっと私も、勉強不足なので、支援法の概要とそれに対する対応というのは本市で何かなされているのか、これも確認させてください。 182 ◯主査(布施貴良君) 総務課長。 183 ◯総務課長 消防団を中核とした地域総合防災力の充実強化に関する法律というのが、昨年の12月13日に、公布、施行されているところでございます。  この法律の主な内容なんですけれども、まずは消防団員の加入促進対策、それから消防団員の装備、それから教育訓練、処遇の改善などが盛り込まれてございます。  これにつきましては、引き続き消防団の充実強化に取り組んでいきたいというふうに考えております。  本年度予算につきましては、こういった意味から、消防団器具置き場の改築とあわせまして、小型動力ポンプつき積載車を増強させていただいて、予算のほうに計上させていただいているところでございます。  また、運用面につきましては、安全装備品、こちらの安全靴とか、あるいは新たな水難災害の訓練費、こういったのも経常枠でございますが、今年度は多少増額しているところでございます。  また、加入促進対策でございますけれども、新たにビラを配ったりすることなく、やはり消防団が直接市民と対話するような形の、成人式とか各種イベントにあわせて実施して、引き続きPRを実施していきたい。  また、消防団が活動しやすいような環境をつくるために、消防団協力事業所制度というのが平成21年度からありまして、消防団が安心して活動できる環境づくりに努めていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 184 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 185 ◯委員(酒井伸二君) 昨年の暮れの法施行なので、どこまでというのはちょっとなかなか難しいものがあろうかと思いますけれども、こういう法律が施行されるということは、それなりの国レベルで、やっぱり消防団の強化というのは非常に求められているということなんだと思いますので、それに応えられるだけの取り組みをまたしっかりと行っていっていただきたいなと思います。  先ほどもちらっと申し上げましたけれども、団員数が減っているということは、それだけ地域の消防力というか、言い方はおかしいですけれども、やっぱり地域力というのは弱まっているということなんですね。ただ、災害は将来的に起こってくるという、そういう現状を考えますと、じゃあ今の現有の消防の勢力と、そして消防団の勢力とで、また今の地域力で、そういう災害に対応していかなきゃいけないということを考えると、やっぱりどう地域力を高めていくのかということも、消防としてはなかなか難しいそういうテーマなんかも、今後取り扱っていかなきゃいけないのかなというふうに思いますけれども、そのあたり、今後の地域力強化という部分で、何か消防局としての何かお考えなり取り組みなりという何か御所見がございましたらお聞かせいただきたいんですけれども、最後です、これが。最後というか、消防団については最後です。 186 ◯主査(布施貴良君) 総務課長。 187 ◯総務課長 消防団の関係の地域力の増加ということでございますけれども、やはり小型動力ポンプつき積載車がない地域もございます。要は、小型動力ポンプはあっても、車両がないという地域もございますので、そういったところの機動力を発揮するために、充足、充実強化を図っていきたいと。また、若手の防災力に力を入れるという意味から、学生、大学生に対する入団促進、こういったのを図りまして、大きな防災力を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 188 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 189 ◯委員(酒井伸二君) 全くイメージとは違う答弁でございまして、これからの地域と消防、大規模災害というのは、震災からもうすぐ3年ですけれども、非常にいまだに、まだまだ関心が高い中で、どうやって、消防、防災、災害への備えをしていくのかという意味において、いろんな観点から、今までの経験を生かして、消防局なりの地域への啓発というのは、やっぱりこれから必要なんじゃないかなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。  最後、3点目、救急のことについてお伺いをしたいと思います。  ICT端末のことが、いろいろ質問が集まっておりますけれども、重複は避けて伺いたいと思います。  実際に、このアプリケーション、実際タブレットの端末、どんなアプリケーションになっているのかというそのあたりをお聞きしたいのと、多分もうある程度こんなアプリケーションだと決まっていると思うんですけれども、その辺の選定の過程、なぜそれにしたのかとか、それから、それはほかの都市でも実績があるものなのかとか、また逆にそれを入れることによって、病院側のオペレーションというのはこれまでと何か変わってくるのか、病院は今までと同じようにただ連絡を受けるだけなのか、何か病院側のオペレーションというのはどう変わっていくのかというこのあたりを確認したいのと、もう一つ、実際に新年度が始まって、たしか50台ぐらいからスタートすると聞いていますけれども、実際の具体的な工程、いつごろにはどんな話をして、配備自体がいつごろからなんだというようなお話。それから最後、50台ぐらいでスタートと聞いているんですけれども、最終的な必要絶対数というんですか、必要数というのは、本格的に全市的にとなったときには、どれぐらいの台数が必要になることなのかという以上、ちょっと三、四点、お願いいたします。 190 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 191 ◯救急課長 アプリケーションの関係でございますが、まず使うのは、救急隊25隊、また医療機関が先ほどお話ししました23医療機関、それから共同指令センター、共同指令センターのコンピューターのほうのところに、インターネット形式で、そこにつないで、情報共有を図るというような一次的な構想で臨んでございます。  ほかの都市でございますが、このような形でやっているのが、奈良県、佐賀県が先進的にやっているところでございまして、他都市では、千葉市近県では栃木県、それからあと大阪府、香川県、岐阜県という県単位でやっているところがほとんどのところでございます。  それから、病院側へのメリットといいますか、どういうふうになるかということでございます。  今回、実証としてやりたいのは、いかに時間短縮が図れるかというところでございまして、目指す機能というアプリケーションを総合する機能というのが、六つほどその機能がございます。今やろうとするのが、医療機関情報共有機能を特化した中で、進んでいきたいというところでございます。あと、残りの五つの機能をちょっと申し上げさせていただきますと、搬送実績情報共有機能、それから傷病者情報共有機能、緊急度判定支援機能、情報出力機能、それから活動記録分析機能という大きく六つの機能が、最終的には目指す機能でございますが、当面、平成26年度につきましては、医療機関との情報共有を行いまして、患者情報の共有を行いまして、病院への到着時間をいかに時間短縮できるかというところを目指すところでございます。  病院には、この六つの機能ができますと、いわゆる患者情報も、病院側にも共有できるという観点から、病院で診察といいますか、情報が図れて、どういう患者をどういうふうに扱ったかという分析ができるんですが、平成26年度は、そこまでちょっとやる予定はなくてというふうに考えているところでございます。  工程でございますが、この3月中旬に、救急業務検討委員会がございます。ここの委員の先生方に、この情報共有導入の説明を行いまして、それからあわせまして協力いただく病院について審議をしていただいた後、その後に、4月に入りまして、各医療機関のほうに説明に上がって協力を願う。それから4月以降、8月までには整備導入を図って、8月末には運用というふうな工程を今のところ考えているところでございます。  それから、50台ではということでございます。  50台のうち23台が、救急告示病院ということで、救急告示病院ということは、病院でございますので、ベッドが20床以上、そして患者の受け入れ機能としては、二次医療機関という形になります。この二次医療機関のところに、当面行いまして、そして、多分それは中等以上の患者を扱える医療機関になりますので、じゃあ軽症はどうするんだということになりますので、その軽症の部分を今度は一次医療機関等に協力願って波及していきたいというふうに、現状考えているところでございます。  以上でございます。 192 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 193 ◯委員(酒井伸二君) 済みません、数は、結局全市的に広げていくとなると、救急車側というのは、今回の展開分で大体足りているということですか。 194 ◯主査(布施貴良君) 総務課長。 195 ◯総務課長 現状、活動しているのは25救急車でございますので、25で足りているところでございます。 196 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 197 ◯委員(酒井伸二君) はい、わかりました。  いろいろアプリケーションの詳細だとか選定の過程というところは余りちょっと伝わってこなかったんですけれども、何となくイメージ的には、これで非常に劇的に変わるんじゃないかというふうに期待している部分もありながら、やっぱりまだまだ多分一次的に展開しても、多分いろいろ病院側も含めて、こちら側も含めて、アプリケーションの中身も含めて、多分進化させていかないと、本当の意味で効力を発揮するということにはなっていかないのかなというふうにも非常に感じておりますので、先ほど誰かの答弁でございましたけれども、現場での滞在時間が23分だという、これをどこまで縮められるかというお話がございました。本当にもう我々も、市民の方からいつも言われるのは、もう救急車が来たけれども、ずっとあそこでとまっていたと、随分長いこととまっているのねという話をとにかくよく聞きます。じゃあ、今回こういう端末が入ったといって、じゃあ本当に劇的に変わるかというとそうでもないと、本当に努力というか、これを本当に契機にして、どれだけ縮めていけるかという勝負感を持っていただきたいなというふうに思いますし、発展的にというか、この中身を入れたからもういいじゃなくて、本当にこれをさらにどうしていったら、使いやすくなってよくなっていくのかという研究は怠らないでやっていただきたいと思います。  最後になります。  ヘリの活用だけ、確認をさせてください。  基本的には、千葉市内の場合は消防車両になると思うんですけれども、千葉市内で、ドクターピックアップ方式などというのも始まっていますけれども、実際にヘリの活用頻度だとか、回数、最近の傾向だとか、あとは県内では、当然ドクターヘリなどというのも飛んでいますけれども、そういったものも活用した実例等はあるのか、ちょっとその辺の活用状況、ヘリの活用状況を確認させてください。 198 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 199 ◯救急課長 平成25年中のデータでお答えさせていただきます。  平成25年中のドクターピックアップ出動実績でございますが、出動件数17件、搬送件数10件、搬送人員が10人でございました。  同じく平成25年中のドクターヘリ要請実績でございますが、要請したのが、出動件数が3件、搬送件数が3件、搬送人員が3件の実績でございました。  以上でございます。 200 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 201 ◯委員(酒井伸二君) 特に、済みません、このドクターピックアップのほうとドクターヘリのほうと、何か判断があって使い方を分けているというか、何かそういうのはあるんでしょうか。 202 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 203 ◯救急課長 いずれも、119番入電時に必要なキーワードがそろうと要請をするということになってございます。ドクターヘリにつきましては、当市消防ヘリが緊急支援をしてございますので、緊急仕様のヘリが整備点検等で出動不能の場合については、ドクターヘリを要請すると、また、土日、祝祭日については、招集体制で運航するということになっていますので、時間的なロスがございますので、土日、祝日においても、キーワードがそろう、または現場要請から、現場救急隊の要請から、ドクターヘリを要請するというような調え方しているところでございます。  以上でございます。 204 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 205 ◯委員(酒井伸二君) 済みません、特に機能的な差はあるんでしょうか。患者さんから見たときに、ドクターヘリのほうがいいんだとか、そういう差はないんですかねということ、もう一度。 206 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 207 ◯救急課長 その差はないというふうに思っているところでございます。いかに緊急現場に医師を先行させるかというところが同じ目的でございますので、当市の場合も、千葉大または県の救急センターの医師がドクターヘリに乗り込むことになっております。ドクターヘリにつきましては、北総または君津中央からドクターが乗り込んで現場へ行くということでございますので、その点については、遜色がないというふうに思っております。 208 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員、もう残り10分ぐらいになりました。 209 ◯委員(酒井伸二君) はい、もうこれで終わりです。  了解しました。  昔、ちょっと千葉市はヘリを持っているから、ドクターヘリは呼ばないんだみたいな話を聞いたことがあるんですけれども、そうではないということはよくわかりました。  救急のほうは、今回は救急車のほうだけに、救急車というか端末のほうにかなり話題が集中しておりますけれども、救急の世界は、当然こういうヘリの分野もあるわけでございまして、このあたりも、取り組みも、より予算の中でどう充実されているのか、ちょっとよくわかりませんけれども、さらなる充実に取り組まれるように要望いたしまして終わります。ありがとうございました。 210 ◯主査(布施貴良君) ほかにございませんか。阿部委員。 211 ◯委員(阿部 智君) よろしくお願いします。  一括でお願いします。  私のほうは、救急救命士及び気管挿管、薬剤投与認定救命救急士についてお伺いします。  まず、現在の配置状況、特に充足等を考慮したものでの配置状況がどうなっているかという点を教えていただきたく思います。  次に、配置計画、退職される方、そして、新規で来られる方ということが、どのようになっているか、どのように進んでいるかというところについて教えてください。  その充足状況と、そして計画を踏まえて、この救命救急士4名を毎年増員することが多いのか少ないのか。そして、次の気管挿管、薬剤投与認定救命士が2名、これが多いのか少ないのか、そのあたりの妥当性について教えてください。 212 ◯主査(布施貴良君) いいですか。救急課長。
    213 ◯救急課長 救急救命士の配置状況でございますが、まず、配置の基本的な考え方につきましては、救急車25台、そこに1隊当たり4名、勤務状況が24時間交代で、1部、2部、いわゆる甲、乙、一課、二課というふうに分かれておりますので、片方のほうに2名、1隊当たりそれで4名と、その数値を掛け合わせますと、ちょうど100名ということになるところでございますが、あと交代要員とかいろいろ鑑みたところで、125名を現段階では配置人員として各所に均等に配置しているというところでございます。  それから、今後4名の計画でございますが、御承知のように定年退職がふえてきて、有資格者も退職していくところでございます。ここ5年以内について、4名を維持してきまして、その後5年以降につきましては、配置人員の見直し等を行いたいというふうに考えているところでございます。  それから、気管挿管、薬剤投与認定救急救命士の2名で足りるのかというところでございますが、現状この対象で教育を受ける救命士が、気管挿管ですと70名、それから薬剤投与認定救命士で89名というところでございます。ですから、先ほど1隊当たりのところには、配置は可能になっているんですが、例えば、気管挿管認定救命士等、病院に研修で、30症例の気管挿管をして、成功したというのが条件でございまして、そうすると1カ月ないし2カ月というところでかかっているのが現状なので、現状、マックスとしては、この2名で、合計、気管挿管と薬剤投与認定救急救命士4名というのが、受け入れ側の状況からすると、いたし方ない状況になっているのかなというふうに考えてございます。 214 ◯主査(布施貴良君) 阿部委員。 215 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございました。  相手側のキャパの問題というところもあるということですね。わかりました。  やはりニーズがあるものに関しては、きちっと必要ならばふやさなきゃいけないというところですし、それからふやしたくても、こちらのバジェットの問題もありますし、それからあちら側の受け入れもというところで、このあたり、きちっとうまく調整していきながら、市民の方に影響がないようにしていただきたいと思います。  私から以上です。 216 ◯主査(布施貴良君) ありがとうございました。  ほかにございませんか。福永委員。 217 ◯委員(福永 洋君) では、一つ非常にローカルな話で申しわけない、一問一答で。  宮崎出張所の整備について、本当に地元のことなので、ちょっと具体的な中身をお伺いしましたが、これについて、この改築の基準というのはどういうふうになっているのか、まずお尋ねいたします。 218 ◯主査(布施貴良君) お願いします。施設課長。 219 ◯施設課長 改築の基準についてですが、老朽化した庁舎から、計画的に順次改築していくようにしております。  以上です。 220 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 221 ◯委員(福永 洋君) 行政で老朽化したと、それは根拠がないといけない。後で、また消防で聞きますが、何年とか、一応の基準はあると思うんです。子ども会というか幼稚園で議論しているわけじゃないので、そこはこういう基準が全くなくてやっているんだったらそうおっしゃって結構なんですが、そういう答弁はちょっとないんじゃないかと私は思うんですが。これを聞いたのは、学校は、公共施設で何年と決まっているわけで、建て直すんだと議会に説明するわけですよ。予算をつけて出す以上、その根拠を言ってくれなければ、こちらも議論しようがないじゃないですか。地元のことだからわかりますが、毎日通っているから、もうちょっとそれは親切に答えていただきたいと思うんですが、いかがなんですか。  老朽化したといったら、それは緊急に必要なのか、例えば耐用年数が来たのか、例えば消防力になって、それが必要だからやるとか、そういうことがなくて、もうちょっと親切に答えていただきたい。それとも答える気がないのかよくわかりませんが、私は心外です、今の答弁は。もう一回ちょっとやってください、答えてください。  主査、注意してください。そんな公共施設はそんなことはありませんよ。 222 ◯主査(布施貴良君) 施設課長。 223 ◯施設課長 耐火の建物につきましては、50年を目安に改築しております。  以上です。 224 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 225 ◯委員(福永 洋君) 宮崎消防署は何の基準で耐火だったらどうこれを変えるのかということの説明。予算をつけている以上、どういう理由があって、これは地域にとって大事なことだから、どう変えるのかについての説明をしなければ、予算にならないわけですよ。思いつきで、建てかえているか何かとなっているんですか、そんなことはないでしょう。  全く何を答えているんだ、全くこんなやつは…… 226 ◯主査(布施貴良君) 質問ですか。 227 ◯委員(福永 洋君) 質問ですよ。だって、考えてくださいよ。公共施設を変えるのに、50年たって…… 228 ◯主査(布施貴良君) 理由はわかっているんです。 229 ◯委員(福永 洋君) わかっていない、ちゃんと答えなきゃ。 230 ◯主査(布施貴良君) 答えてくださいとかと、これは言ってくれないとだめです。 231 ◯委員(福永 洋君) 答えてください。それは、一問一答でやっているんだから、答えてください。意見を言う必要はない、全く。議案質疑をやっているわけじゃないんだから答えろ、全く。ふざけているな、全く。 232 ◯主査(布施貴良君) 施設課長。 233 ◯施設課長 消防署の改築につきましては、実施計画に盛り込んで、計画的に建てかえを行っております。  以上です。(福永委員「だめだよ、それは。部長から答えてよ」と呼ぶ) 234 ◯主査(布施貴良君) 総務部長。 235 ◯総務部長 先ほど施設課長からもありましたように、古い建物から順にということで、宮崎につきましては、今年度で築43年になりまして、これから建てかえをすると、完成のころは45年ぐらいになるんですけれども、一応消防局としては、昭和40年代から50年代に、最初のころは、二、三年に1棟。その後には、1年に1棟というふうな形で建てかえておりましたので、今実施計画の3年間の中で、まず1棟、一番古いものを建てようと。あそこにつきましては、耐震で補強はしているんですけれども、もう非常に修繕も多くて、雨漏りとか、消防局の施設の中では、一番損傷といいますか老朽が著しいという形で、今回の実施計画の中に位置づけて、建てかえを行うといったような状況でございます。 236 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 237 ◯委員(福永 洋君) ちょっとそうだと思うんですが、あの消防署、私も地域に住んでいまして、もともと大森台駅の近くにあったんです。地元の協力であの運用していたわけです。だから、思い入れが地域の人たちにあるんです。そのことは私は知りませんよ。でも、その後になって、福永さん、こういう消防署だから大事にしてくださいと、こう言われたことがあって、ちょっともうその方は亡くなりましたけれども、冗談かと思うんですけれども、昔、電話がなくて、私の家の電話を救急車が使ったと。本当かと言ったら、いやそうだとおっしゃるので、昔は、やっぱり消防と地域と非常に宮崎消防署に限って言えば、私はほかは知りません、本当に地域から愛されているんです。だから、それを建てかえるとなると、地域の人たちも非常に関心を持っているので、そこは大いに期待しているんですが、老朽化と言われたからというので、それは言い過ぎかもしれませんが、行政が、私たちに建てかえを説明する場合は、こういうことはさっき部長が言われたように、こういうことをやりますよ、予算はこういうことなんですよ、こういう形になりますよと説明いただかないと、何で一問一答をやるかわからない。  わかりました。  時間がない。次にいきます。  次に、消防車の車両の整備の問題でありますが、これは、今基準は聞きました。廃車をする車両の取り扱いについてのこの基準はどうなっているのかについて、処理の仕方、これについてお尋ねしたいと思います。 238 ◯主査(布施貴良君) 施設課長。 239 ◯施設課長 廃車車両の取り扱いについてですが、廃棄車両につきましては、もともと長期間の使用により老朽化が著しいため、また、排気ガスによる環境への負荷が大きいため、国内での再利用は好ましくないことから、千葉市においては、スクラップとして売却処分をしております。  以上です。 240 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 241 ◯委員(福永 洋君) そういうことですが、ただ、消防自動車、ほかに、前はどこでしたか、パラグアイだかへ行ったのは……ケソンか。それで、国内でそれが使えなかったら、そっちへ持っていくのかという議論もあるし、送る運賃のほうが高いという話もあって、いろいろ議論がされている。ただ非常に大事なことはあると思うんですよ。  消防自動車というのは確かに特殊車両ですので、あれを一般的に使うというのは大変ですよね、ある特定の(聴取不能)できませんから。そこを有効活用の視点からどうかなというふうには思うんですが、廃棄処分することがやむを得ないのであれば、いわゆるスクラップ処分するしかないのであればそうなんですが、今後は有効活用していただきたいということで、次にまいります。  次に、消防ヘリコプターの問題についてお尋ねいたします。  一つは、消防ヘリ、ずっとこれは、この間山間部救助訓練を富津市とやられたそうですが、私は以前から、これはもう消防ヘリの活用をどうするんだということについて、これは市民理解をもっと広げていかなきゃいかぬと。阪神・淡路大震災、それから東日本大震災で、ヘリの活用というのは、かなりのところが高いということがわかったと思うんですね。  そこで、こういう活動、今度富津とやられたことは、これは初めてなんですか。県内でのいろんな協力活動というのは初めてなんでしょうか、お尋ねいたします。また、その成果はどうであったのかについて。 242 ◯主査(布施貴良君) 航空課長。 243 ◯航空課長 航空課長の末吉でございます。お答え申し上げます。  県内の消防本部とは、年間、10消防本部を目途に、計画的に連携訓練を図っているところでございます。  以上です。 244 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 245 ◯委員(福永 洋君) 残念ながら、前は議会でも、消防ヘリコプターは千葉市で持たないで、ほかの都市と連携して持てということになった。これはいろいろ議論した結果、ほかと共同したら運用はできないだろうと。千葉市がそれは受けなきゃいけないということの結論は、私はそれ以外はちょっとないと思います。  県が所有すればいいんですが、市町村が複数でそこを所有しているというのは、はっきり言って、これは結論はもうついたのか、それはそういうことの考えでいいのか。もう一回ちょっとそれについてのお答えをいただきたいと思う。  要するに運用について、これは財政の負担があるものだからという意見が出て、何市かでみんなで受けて負担したらどうかという話があるんですが、これについてのお考え、どういうことについてのちょっと説明いただきたいと思います。 246 ◯主査(布施貴良君) 航空課長。 247 ◯航空課長 今、全国的に言いますと、大阪市とかでは、2機の運用のうちの1機を府で運用するとか、そういうところもございます。そういう意味で、当市につきましても、これから県下の本部への出動またはその運用について、検討を重ねているところでございます。 248 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 249 ◯委員(福永 洋君) そうすると、今までは説明で、千葉市が所有するということはあったので、所有するというのはなぜかというと、連携がうまくいかないからで、これは千葉市でやって、他市との協力で出動させるほうがいいということの局長のずっとこの間の答弁、私は消防問題は、もう二十数年、おおとりのときから聞いていて、何でこうなるんだということがあったんです。  じゃあ、そういう方向で共同運用ということもあり得るわけですか、今後は。 250 ◯主査(布施貴良君) 消防局長。 251 ◯消防局長 今、実は運用経費的な負担の問題が、実は今、県は消防防災ヘリコプターを有していないということですね、千葉県は。千葉市は2機有しているということで、やはりこれは千葉市と県だけの話ではなく、今お話があったように、県下全消防本部で、実際、県の消防防災ヘリのあり方はどうあるべきか、また、その費用負担はどうあるべきかを今、県内の消防長会の警防防災委員会という中で、今年度検討を進めております。早々に取りまとめをしているところなんですが、県においての消防防災ヘリのあり方ということで、その必要性と活用方針、そしてその費用負担について、県にある程度の費用負担なりをやはり求める必要があるのではないかというような方向で、今検討が進んでいるというふうに思っています。 252 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 253 ◯委員(福永 洋君) なぜそれを聞いたかというと、当然おわかりだと思うんですが、おおとりの1号、2号、どちらかが更新時期を迎えるわけです。また、議会で大議論になります、これは。1機が十数億円で、年間経費が1億から3億かかるというこの費用はどうするんだと聞かれているわけです。確かに効用は高いんですが、かなり費用負担が高い。しかし、出動したときに出るのは、わずかな金額しか出ないというのは確かにそうで、それよりも命が優先ですから、仕方がないというふうに思って、今までも議会で議論があって、1号を入れて、2号を入れたと。2機なければだめだ、効率が1機では全く効力が働かない。だから2機なんだということになって理解したわけです。しかし、その当時、ただ景気のいいときに入れたときも、この金額について大変な議論をしたわけです。  そこで、そうなっていくことについて、県には負担を求めてはいいんだろうと私は、もうずっと国も、もっと負担を出せと思ったんですが、確かにこの負担について、いろんな議論は前からありましたけれども、これについて、一つなぜそうなっているかについて、もう一回細かく言っていただけませんでしょうか。  それから、時間の関係で、今後の方向性、ユーロコプター社製を千葉市は入れたので、続いてそうすると機種の変更があり得るかということになるわけでございますが、そういうことも含めて検討しないといけないと思う。ヘリは同じメーカー、そんな議論もあったね。ユーロコプターを入れたから、もう次は、2機も……(「ドーファン」と呼ぶ者あり)ドーファンというものか。ユーロコプターは、機種の買いかえはとにかく同じ機種でなきゃいけないということになって、そのときも、いろんなものを入札しろという、こうなったんだけれども、これはパイロットの関係、運用費用の面を考えたらとてもできません。同じ機種で、同じ系統でなきゃ操縦できないんだと。そういう制約された議論があって、そんなことは議会では誰もわからないし、何でそういうことになるんだと。車の入札と全く違うわけですよ。しかも保守点検がかかるとか、議論をやりました。  そういうことを含めて、じゃあ検討しなきゃいけないとか、今後ともそういうこともあり得るんですか、どういうふうになっているのか、それもあわせてお答えください。 254 ◯主査(布施貴良君) 航空課長。 255 ◯航空課長 ヘリコプターの更新につきましては、日ごろから日常点検をするほか、法定で定められました耐久検査、そのほかに暦次点検等、10年、15年等の点検がございます。そのような状況で、経年劣化も進みますと安全性が低下するということで、おおむね20年を過ぎない範囲で、更新を計画しているところでございます。  機種の話でございますけれども、1号機の更新時につきましては、まず補助金の交付要綱に合致するかどうか。2点目として、現有のヘリポート、この施設の規格に適合するか。もう一点、消防局運用方針に基づく機体の性能及び仕様を満たすかということと、あと2機が同じ機種でございますと、互換性がございまして、それぞれの部品が2機とも共有できるというような利点があるということで、このような条件で更新をしております。  以上です。 256 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 257 ◯委員(福永 洋君) 更新時期が間もなく来ると思うんですね。それについての取り組みはどうなっているかということと、先ほどあったように、補助の問題がかなり変わってくるとなると、今から準備をしないと、急に議会に出されてこれはどうするんだとならないと思うんですが、その辺はどういうふうに予算上お考になっているのか、お示しをいただけますか。 258 ◯主査(布施貴良君) 航空課長。 259 ◯航空課長 平成29年度の更新を目途にいたしますと、前年、前々年から機種選定等の委員会を設けて検討してまいります。  以上です。 260 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 261 ◯委員(福永 洋君) それについては、ずっと多分議会で、かなりまた機種問題、それからなぜかとなってくるし、さらにまた運用について、ずっと私はやっていいと、千葉市が運用すべきだと思ったんですが、財政上どうしても県が入れてくれないと。他市との連携もあるということであれば、それはまたそれでいいかと思うので、川崎市だとかほかも調べたときに、1市が保有したほうがいいとなったんですが、やっぱり時代の流れなんですか、共同運航という形でしょうか。ただ、わかりました。それについては、いずれ来年あたりからですか、出させていただいて、これは議会で、かなり1年、2年かけてやっていただいて経験則上いいと思いますので、それはお願いしたいと思います。  次に、救急車の問題について、PAについては先ほどありましたので、ただ本来は、これは救急車で対応すべき問題ではないかなというふうに私は思うんですが、それについて本来は救急車、PAでやるというよりは、やっぱり救急車が、本来行くべきじゃないかと思うんです。これについて、基本的な考え方をお示しいただきたいと思うんです。 262 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 263 ◯救急課長 本来は、救急車が行くべきだというふうに思っているところでございます。(福永委員「そうだよね」と呼ぶ)  ただ、どうしても限られた台数の中で運用していくとなると、いかに傷病者に近づいて、ファーストタッチをするかというのがキーポイントになります。このような現着時間が出動件数の増加とともにふえていくのであれば、これは全国的な傾向で、赤い車も出しているというふうに思います。  事実、現着時間が短縮され、または先着した消防隊員のPAの隊員によって、昨年の5月1日から施行いたしまして、3名の心肺機能停止患者の回復が見られて、医療機関に引き渡したという実績から勘案すると、時代の趨勢の中で、受容対策の一環として、一つの効果が得られているものというふうには認識しているところでございます。  以上でございます。 264 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 265 ◯委員(福永 洋君) そこで、今高齢者とひとり暮らしがふえていまして、夜中、やっぱりどうしても緊急に救急車を呼ばなきゃいけないとなるんです。  そういうことに対して、例えば、こちらは、ひとり暮らしの緊急ベル、そういうものもあって、救急車に行っていただけると思うんですが、先ほどあったようにいろいろ使い過ぎるなというので、ある意味で今度は、そういう本来必要とする高齢者の方々が、一応かなり遠慮する。私はどんどんかけて救急車を呼んでほしいと思ってはいるんですが、そういう実態について、要するに呼べば話ができない場合もあるので、いわゆる携帯のポケットのもので置けば、すぐ来ていただけるんですが、それについての形態、住所が入っていればすぐ行けると思うんです、団地とか何かについて言えば。そこの有効活用と同時に、行く時間が、そこについて連携がうまくいけば、今障害者の名簿は、一般的には今つくっていますが、もともと今つくっていますから、あれに入っているわけですね、このうちはこうだと。そういうものについての効能についてはどうかなというふうに思うので、それについてお答えいただけないでしょうか。意味はわかりますか。 266 ◯主査(布施貴良君) 指令課長。 267 ◯指令課長 指令課長の初芝でございます。  高齢者ひとり暮らし、それから障害者も含めてでございますが、保健福祉局のほうから、名簿の全員ではございませんが、自力で動けない方、自力避難ができない方を保健福祉局のほうで、基準を定めて選定していただきまして、おおむね4万人のうちの1万8,000人程度の個人情報を指令センターのほうにいただいております。それで、119番通報がありますと、地図の上にもうマーキングしてございまして、そこのお宅からの通報であれば、その情報をあけますと、どういう方で、どこの病院にかかっていて、どこがぐあいが悪いか、あるいは既往歴、かかりつけ医療機関がどこかとか、そういうことが全てわかるようになっておりますので、救急におきましては、救急隊に全てその情報を即伝えております。  それから、火災におきましても、火災の発生場所から50メートル以内の場所に、そういうお方がいらっしゃる場合は、その方の避難確認を消防隊に指示しております。そういう対応を行っております。  以上でございます。 268 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 269 ◯委員(福永 洋君) これは確かにいい制度でして、私も活用されていると思うので、今一般市民の地域弱者の人たちで、名簿を提供することになったんですけれども、ただ、これは今かなりふえてきて、非常に私も義務的に言えば、結構必要とされている方が、やっぱり心苦しいということで、それで登録しない人は頑張っているので、これは保健福祉局へ行って、名簿をそちらに強制的にでも出してやったほうが、今後いいんじゃないかなと思って、これはそちらのほうで議論させます。  一方で、民間警備会社で、そっちに入ってしまって、民間の今の警備保障会社がそれを代行しているんですよ。私は、これは本来、消防の仕事じゃないかなと思うところが行って救急をやるとか、私はちょっとそこは今後の課題かなとは思っているんですが、警備を含めて、そういう全部をやっていくんです。そことの競合じゃないんですけれども、トラブルとかというのは、ないとは思うんですけれども、その辺についてのお考え、今本当に実際で言うと、ちょっとお金のある人は別に消防にかけなくても、自分はそういうところと契約をして、今の日本のトップの警備保障会社と契約している、そこでこういう救急も全てやってもらう。民間救急車も来るんですね、そこへ行くと。  これは、やっぱり公的で、私は千葉市がやるべきではないかと思っているんですけれども、だんだんこれはアメリカ的になってまいりまして、私はそのほうがいいというふうにおっしゃるので、いや、それは、消防がすべきだと。いや、私は消防に頼らなくても、自分のお金でやりますからと、お金のある人はいいかもしれません。その辺での地域におけるそういう現状というのはどうお考えなのかについて、ちょっとお答えいただければと思います。 270 ◯主査(布施貴良君) 指令課長。
    271 ◯指令課長 実は、この安心電話といいますか、緊急通報装置につきましては、市の保健福祉局のほうでも補助金をつけて、サービスをやっておりまして、現状は特定のそういうサービスを行う会社に業務を委託しております。それで指令センターのほうには、もし救急であった場合には、そのセンターの業者のほうからこちらに救急依頼が来るんですけれども、この事業の発足当時は、消防局で直接その通報を受けていたこともあります。ただ、消防の119番で直接受けますと、高齢者の方の緊急のボタンの内容が電池切れでありますとか、いわゆる相談事がほとんどでございまして、実際に救急車の要請になるという確率が非常に少ないという状況がございまして、ある時期から業務委託というふうな形に変わりましたので、業者からは、定期的に統計情報を指令センターのほうにいただいておりますので、現状、特にトラブル等は発生したことはございません。  以上です。 272 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 273 ◯委員(福永 洋君) わかりました。  次にいきます。  耐震ブレーカーの話なんです。  私も、前からずっとこれを取りつけたらいいと思っておりますが、さらに今度の中央防災会議、消防庁もそうですが、耐震ブレーカーは極めて有効であるということがもう二度、三度出されましたので、これはやっぱり私も普及しなきゃいけないと思っておりますが、その効果とその普及する問題点についてお答えいただければと思います。 274 ◯主査(布施貴良君) 予防課長。 275 ◯予防課長 予防課長の新田です。  感震ブレーカーを設置する効果ですけれども、まず大地震になって建物が倒壊した後の出火というのが非常に多いと言われておりまして、その出火防止対策の一環として漏電ブレーカーというのが効果があるのではないかという福永議員のおっしゃっているとおりで、だから効果というのは設置すればしたなりの効果といいますか、地震で倒壊した後に出火しないという面からいくと、非常に効果のあるものだというふうには思っております。  それで、これを普及する問題点、大きな問題点の一つとしましては非常に値段が高いというようなこともございまして、なかなか普及していかないというところでございます。  以上でございます。 276 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 277 ◯委員(福永 洋君) これも高いと。いずれ大量発注だとか、必要があれば、これは二次の災害防止ですから、余り関心が高くないんですが、でも防災会議とか消防庁は、これは絶対効果があると、こう言っていて、減災には一番の効果だとかなり評価が高い。私はここまで来ると間違いないんだと思うので、それで、私も東日本大震災で現地に行ったときに、地震が終わって、一番最初に復旧するのが電気なので、つけたら火事で焼けちゃって、これは笑えないですよね。本来はそこで燃えなかったら一応は何とかなって、傾いて何とか使えそうなんだけれども、そうなったら通電をばあっと急がせて、インフラ整備したときに、やったときに燃えちゃった。これはどうするんだということになったときに、わあっと思って、それは、一番の危険はそこですよ。だから、そこはちょっとまず費用の問題があると思いますので、これはもう一回、先進都市で補助を出しているところもあるので、千葉市に出せというのは、一応要望しておきます、出して普及をやらないといけない。これは高いものだからほとんど普及していないというのがあるんです。でも、東京都では、これはもうかなり取り組みが始まっておりますから、ぜひお願いしたいと思います。  次、最後です。  簡単に、受援計画の話でございまして、これは、大都市は余り必要がないかもしれません。でも、受援というのは、応援の逆です。受け取る側について、これについて千葉市での取組状況とか対応がどうなのか、簡単でいいですからお答えください。 278 ◯主査(布施貴良君) 警防課長。 279 ◯警防課長 千葉市につきましては、緊急消防援助隊の受援計画を平成18年に策定しておりまして、その中では、各部隊が来る進出拠点、一例を挙げますと、例えば湾岸習志野から来ますと、どこを集結場所にするかとか、それと、あとは活動拠点をどこにするかとかというのは決めてございまして、災害発生時は、その応援する部隊に対して、そういう情報を提供して、速やかなる応援活動していただけるような受援計画を樹立しております。  以上でございます。 280 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 281 ◯委員(福永 洋君) 後でその資料はいただけますでしょうか、下さい、簡単で結構です。  次、最後に、防災計画についてです。  御案内のように、防災のほうでも、これは議論されておりますので、一つはこのときに、直下型地震で、これはもう消防は、直では、関係があるかもしれませんが、一番大きな問題は、老朽木造住宅密集地域、ここが一番被害が出るので、そこに対してどうするかというのが首都直下地震の最大の課題とされているわけです。  まず、これについて、千葉市消防局は、千葉市内で、ただ、これは本庁で、市長がいたときは、これは今の計画でいいと。これは簡単には見逃しできないので、今の中で対応するとなっている。ただ現場の消防としてはそうはいかないだろうと思うんですよ。千葉市防災計画を簡単に中央が変えたからといって、変えるのは、県が変えて、それから市が変えますから、これから2年、3年かかるわけです。かといって市民は心配しているんです。議場でも質問がありましたけれども。じゃあどうするかというと、現場で、こういうことで、さっき言ったところについて、例えば木造住宅の密集地域についてどうすると、千葉市内もありますので、こういうところについてはそこでどういうふうに変えているかについて、対応しているのかということについて、もし対応が変えられているのであれば、そのことをお尋ねしたいと思います。  ちょっと難しいか。 282 ◯主査(布施貴良君) 警防部長。 283 ◯警防部長 警防部長、安藤でございます。  この住宅密集地域につきましては、国のほうの指針に基づきまして、住宅密集地域等々の見直し計画と申しましょうか、そちらのほうで、市の担当部局のほうで検討しているというふうに認識をしております。  私どものほうといたしましても、その検討には参加いたしまして、消防の立場での意見というものは申し述べさせていただいたところでございます。 284 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 285 ◯委員(福永 洋君) 一つは、この間、防災というか消防は、現場の防災体制というのは、かなり後退しているというふうに私は思います。実は、ちば共同指令センターも、これは、そちらは、後退はないとおっしゃるかもしれませんが、現場は密着できないわけです。全体として、さっき消防団はありましたが、消防の人数も全体計画より減っているわけですよね。ここは防災力の強化の一番大事なところなんですが、なかなか今財政上の問題と効率化の名のもとに、直接消防力が、これはもう落ちてきているので、ここがやっぱり問題だと私は思うんです。だから、そこはやっぱり自治体消防を維持する、減らさないで維持をするというふうに考えなきゃいけないと思うんですが、そこのお考えについて、予算審査特別委員会ですので、そこはどういうふうにお考えなのか、これはもう局長から答弁いただければと思います。 286 ◯主査(布施貴良君) 消防局長。 287 ◯消防局長 消防防災力の強化につきましては、さきの東日本大震災以降の教訓を参考とさせていただいて、実は、今年度当初において、やはり泊まりにおける指揮体制を充実させようということで、課長職を昨年の4月から泊めております。ですから、そういった意味では、災害対応力の指揮権を強化しようということで、課長職を泊め、そして、救助隊も6区に4隊の整備であったものを1隊、花見川区、千葉市北西部の救助体制の充実ということで、特別救助隊を運用開始したところでございます。  ただ、お話がありましたように、これは常備消防だけの対応では難しい面もございますので、やはり今後とも、消防団の充実強化もあわせまして、これは地域防災力を強化していく必要があるという認識でございますので、その辺も来年度予算において、若干ではございますが、充実強化を図らせていただくという予定ではおります。  以上でございます。 288 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 289 ◯委員(福永 洋君) 最後に、防災計画で一番大事なことは、そういうまず防災に対する対応なんですが、日常的に減災対策や防火体制をどうするかということがあって、一番心配しているのが、この間ずっとやっている老人ホーム、無届けといいますか、ああいう無料低額宿泊所が、今ふえている、市内で。そこに高齢者を入れる施設がふえてきまして、これはどうするかという問題があって、市も手を出せないんです。ただ防火上は、あれは消防の査察は入れるんだと思うんですが、ところが、そういう実態、普通の見かけはアパートなんです。だから、そこに高齢者がいるなどは知らなかった。行って初めて、こんなにいるんだったら、これはというところもあって、そういう査察能力強化ということがあって、そういう普通の社会福祉施設だとか、普通の認可されている保育所だとか、これは問題はないですね、基本的にやっていますから。ところが、いわゆる施設として、無認可という、無認可といっても別に届ける必要がないところもある無届け施設ですよ、これは。そうすると、そういう規制に入らないんだけれども、実態は高齢者あるいはかなり重度の障害を持っている人が入っているというか、通っている施設が中央区内もありますし、ほかでもあって、行っているんですが、残念ながら、これは福祉局も手も出せないということになっているわけで、ただ火事があったときに、これは大変なことになっているので、そういうふうな体制について、私は消防が入る、これは査察ができると私は思うんですが、その辺についての対応策はどうなっているか、お尋ねしたいと思うんです。 290 ◯主査(布施貴良君) 査察対策室長。 291 ◯査察対策室長 査察対策室長の朝香と申します。  御質問に関しましてですけれども、届け出されているものにつきましては、保健福祉局との連携を図りまして、合同の査察を実施しております。無許可といいますか、無認可に関しましては、今の実態を踏まえますと、ほとんどが共同住宅というものを変えているという実態があります。この共同住宅につきましては、従来のものにつきましては査察の対象物になっておりますので、定期的な査察を実施しておりますので、その中で変更があれば、それに伴った消防指導していくというのが現状のところでございます。  以上でございます。 292 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 293 ◯委員(福永 洋君) ありがとうございました。  最後にします。  私はそれを聞いて安心しました。これから私としては、局のほうに通知して、場所を私のほうで、地域の方に私がかわりまして言いますが、多分ここはどう考えても市の許可も得ていないから、一番最後の頼みの綱はここしかないんですよ。消防の査察を入れていただいて、実態報告していただいて、保健福祉局と連携をしていただいて、入居者の命が絶対危ないと。いずれ、いつか事故になるというふうに思うんです。そういった予防消防という観点から、ぜひそれは言います。行っていただければ、多分査察を特段に行けというわけにはいきません、行っていただいて、まず現場でのそういう被害を防ぎたいと思っています。  以上です。 294 ◯主査(布施貴良君) 福永委員のほうから受援計画の資料提供の要請がありましたが、これは、ほかの皆さん、どうですか、いただきますか。(「要らない」と呼ぶ者あり)いいですか。じゃあ、福永委員にお渡しいただきたいと思います。あと……(黒宮委員「短時間で終わりますから」と呼ぶ)そうですか。じゃあ、黒宮委員。  ちょっとほかにいます。  現場を抱えていますので、できれば午前中で終わりにしたいと思っておりますが、よろしいですか。じゃあ、黒宮委員。 295 ◯委員(黒宮 昇君) では、お願いします。  大変有意義な質疑が進みましたんで、私のほうは端的に2点ほど御質問させていただきます。 296 ◯主査(布施貴良君) 一括ですか。 297 ◯委員(黒宮 昇君) ごめんなさい、一問一答でお願いいたします。失礼しました。  職員の充足率等、さまざまあったんですけれども、救急車の25台について、これは政令市の比較でお聞きしたいんですけれども、人口比等々でわかっているかと思いますので、千葉市のこの25台というのが多いのか少ないのか、まずお伺いしたいんです。 298 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 299 ◯救急課長 基準では、人口割合からすると必要数は18台でございます。その他、地域の実情等、また人口等を加味した部分がプラス7台ということで、25台としているところでございます。  以上でございます。 300 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 301 ◯委員(黒宮 昇君) それはいいんですけれども、政令市の比較ではどうですか。 302 ◯主査(布施貴良君) 政令市の比較はわかりますか。警防部長。 303 ◯警防部長 失礼しました、警防部長の安藤でございます。  政令市との比較ということでございますけれども、他の政令指定都市につきましては、数値で直接的な比較というのは、ちょっとできにくい部分が、人口等の関係もございましてあるんですけれども、充足率ということで申し上げますと、ほかの政令指定都市で、100%に満たない政令指定都市というのが20政令都市のうち12消防本部ほどございます。それに引きかえまして、千葉市消防局におきましては、基準数は25台で、台数が25台ということでございます。ちなみに、関東近辺で申し上げますと、川崎市消防局におきましては、うちよりも人口が多いというところなんですけれども、26台の現有数ということになっております。  以上でございます。 304 ◯主査(布施貴良君) この辺でいいですか。(黒宮委員「いやいや」と呼ぶ)黒宮委員。 305 ◯委員(黒宮 昇君) 今、基準数という話になって、基準数では25台の25台、その前の話では18プラス7台で25台だと、これは何かよくわからないんですけれども、どういうことなんですか。 306 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 307 ◯救急課長 人口割合と、あと地域の実情を含めて、その25台という数値が、済みません、基準数ということになります。 308 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 309 ◯委員(黒宮 昇君) じゃあ、100%だということですよね。政令市で言うと、およそ中間ぐらいに、場合によっては位置するのかもしれないということで、ほぼ台数はそこそこ満たしているんだろうなというような認識はいたしました。  そこで、救急出動の増加傾向ということでずっと見られているわけでありまして、これはもうわかっていることなので特に聞きませんけれども、適正利用等のお話の中で、先ほども同僚委員から、頻回利用者という話がございまして、ここに対する話がございました。この頻回利用者ということの実態について、ちょっとお聞きしたいんです。 310 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 311 ◯救急課長 統計データによりますと、1年間に10回以上の救急車を要請する方の数につきましては、平成23年中で50人であり、延べ要請回数は908回となっております。このうち、受診の必要がない不搬送、あるいは入院を必要としない軽症であった件数が829件で、割合からすると約91%でございました。さらに、平成24年中につきましては57人で、延べ要請回数は1,305件、このうち不搬送または軽症であった件数は1,201件、割合は約92%となっている現状でございます。  以上でございます。 312 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 313 ◯委員(黒宮 昇君) これは10回以上ですけれども、例えば50回以上という例はあるんですか、何件ぐらいあるか、教えてください。 314 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 315 ◯救急課長 今、手持ちにデータを持ち合わせしておりませんが、最高で年間150件というのがございました。 316 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 317 ◯委員(黒宮 昇君) ありがとうございます。  その対応策として、先ほどのお答えでは、個別訪問をしていくというお話でございました。ただ、これは消防が個別訪問しても、余り意味がないと思うんですよね。その辺、どうお考えでしょうか。 318 ◯主査(布施貴良君) 救急課長。 319 ◯救急課長 現状は、個別訪問して理解を求めていくのが現状の方策として立っておるところでございます。しかしながら、具体的な抑制方策、これについては消防局または関係する部局等と連携を持って、対応せざるを得ない現状に来ているなというふうに痛感しているところでございます。  以上でございます。 320 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 321 ◯委員(黒宮 昇君) ともかくこの近所に住んでいる方は大変でございまして、しょっちゅう今の回数の御存じのとおり、月に例えば10回とか、昼間ならいいんですけれども、昼間じゃない時間も、当然呼びますから、大変迷惑しているという現状があります。アパートで、ひとり住まいの方なので御理解はしていますよというふうには言うものの、なかなか大変な状況があるわけです。  これらに対して、今消防の方が個別訪問してという話でありますけれども、もう少し地域の方とうまく連携をとり合って、精神的にもう少し落ちつかせてあげれば、本当にそういうような回数が減るような状況の方も多くいらっしゃるというふうに、私は何人かの方で見ながら認識しているんですね。ただ、消防の方が行ってもだめですね。これは税金も払っているんですし、場合によっては、払っていない方もいるかもしれませんけれども、当たり前だろうという意識でどんどん呼んでいますし、苦しいんだから呼んで当たり前だということで、それに対して消防の方に訪問されても、私は必要なんだから呼んでいますよということで、それに対してお答えは、当然電話がかかってくれば、もう行くというのが当たり前になっていますし、それ以外の方法はないわけですから、別の角度の人が、やはり訪問するなりケアしてあげるという体制をつくっていかないと、なかなかこれは縮まらないと思います。大変多くの出動回数のうち、そういう方がいらっしゃって、またそれは当然それで病気ですから、緊急的に必要としているから行っているわけですけれども、ただ実態、行ってみると、病院まで運ぶ必要がない人が90%以上のような今の御報告もありましたので、ここに対する対応は御近所のそういう人の意見も含めて、もう少し違った対応を、ぜひしていただきたいということを要望して終わりたいと思います。  ありがとうございます。 322 ◯主査(布施貴良君) 今の件は、保健福祉センターとの連携ということも聞いておりますが、その辺はどうですか。救急課長。 323 ◯救急課長 頻回利用者の中でも、やっぱり生活保護受給者の方もおりますので、各区の健康課、健康福祉センター等とも連携をとりながら、その呼ばれた方の状況、環境に合わせた中で、連携をとってお話をさせていただいているというのが現状でございます。 324 ◯主査(布施貴良君) よろしいですか。  ほかにございませんね。                [「なし」と呼ぶ者あり] 325 ◯主査(布施貴良君) では、御質疑等がなければ、以上で消防局所管の審査を終わります。  消防局の方々は御退室願います。御苦労さまでした。                  [消防局退室] 326 ◯主査(布施貴良君) では、委員の皆様方は、午後は、病院局がございますので、今12時半ですから、午後1時半に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で休憩です。                  午後0時27分休憩
                     午後1時29分開議 327 ◯主査(布施貴良君) 皆さん、お集まりのようですので、1分くらい早いですが、始めさせていただきます。  休憩前に引き続き分科会を開きます。                  病院局所管審査 328 ◯主査(布施貴良君) 次に、病院局所管について説明をお願いいたします。  なお、説明に当たっては、初めに昨年の決算審査特別委員会における指摘要望事項に対する措置状況について御報告をいただき、続いて平成26年度当初予算議案について御説明を願います。  また、時間の都合上、指摘要望事項の読み上げは省略して結構ですので、よろしくお願いいたします。経営管理部長。 329 ◯経営管理部長 病院局経営管理部長の島田でございます。よろしくお願いいたします。座って説明をさせていただきます。  それでは、まず措置状況報告書の平成25年第3回定例会決算審査特別委員会での指摘要望事項への措置状況につきまして、御報告をいたします。  措置状況報告書の23ページをお願いいたします。  まず、医療スタッフの確保、定着につきましては、特に看護師の確保が課題となっておりますので、市立病院看護師等就学資金の貸与を4月から開始いたしまして、おおむね他の病院と遜色のない条件で、採用活動が行えますとともに、この制度が多くの学生に活用され、看護師、助産師として、将来にわたり市立病院で勤務できるように努めてまいります。  次に、良好な労働環境の維持につきましては、海浜病院の院内保育所の建てかえにあわせ、2階を看護職員等の仮眠室などに活用する予定であり、看護宿舎の改修では、各部屋のスペースを広げ、現在共同利用の浴室とトイレを各部屋に整備いたしまして、居住環境の向上を図るなど、よりよい労働環境となるよう整備を行うものでございます。  また、研究・研修体制の充実につきましては、疼痛、呼吸困難などの苦痛症状の緩和や感染予防の感染管理など、特定の看護分野において水準の高い看護を実践する認定看護師の育成などを引き続き行うため、今年度とほぼ同額の約1億4,500万円を計上いたしました。  なお、予算等の状況及び施策の実施等の状況につきましては、記載のとおりでございます。これは、後ほど予算案の中でも御説明をいたします。  引き続き、自治体病院としての役割を果たすため、さまざまな視点から、医療スタッフの労働環境の整備などに取り組んでまいります。  措置状況の報告は、以上でございます。  続きまして、当初予算案について御説明いたします。平成26年度局別当初予算案の概要の26ページをお願いいたします。概要の26ページをお願いいたします。  当初予算編成に当たっての基本的な考え方、予算の概要につきましては、予算審査特別委員会におきまして、病院事業管理者から総括説明として申し上げましたので省略させていただきますが、補足として、基本的な考え方の(2)の5疾病4事業でございますが、5疾病は、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患の5疾病でございます。  また、4事業は、救急医療、災害時医療、周産期医療、小児医療の4事業となります。  また、現在の医療法施行規則では、僻地医療を加えた5事業となっておりますけれども、本市では、僻地医療の該当がございませんので、4事業としているところでございます。  続きまして、私からは、重点事務事業について御説明をいたします。  まず、(1)市立病院看護師等修学資金貸与制度3,600万円ですが、両市立病院において必要な看護師を確保するため、両市立病院に就職の意思のある看護師等養成施設の学生に対しまして修学資金を貸与するもので、貸与予定人数は50人で、平成26年度からの開始を予定しております。  なお、括弧内のその他の金額は、医業収益や内部留保資金を財源とするもので、以下、同様でございます。  次に、(2)の基本構想等策定支援795万7,000円についてですが、本事業は、平成25年度当初予算で債務負担行為を設定した委託契約に関するもので、超高齢社会と人口減少社会を踏まえ、医療法の改正や診療報酬の改定、消費税率の引き上げなど、医療を取り巻く環境が大きく変わる中で、良質な医療を継続的に提供するため、将来的な両市立病院のあり方について、新たな両市立病院再整備基本構想を策定する上で、市民が望む千葉市の医療や、市民の医療への関心を高めるためのワークショップやシンポジウムを開催するものでございます。  次に、(3)青葉病院の救急棟整備8億100万円ですが、救急患者受け入れ体制の強化のため、平成25、26年度継続事業として、救急棟の整備を行い、2階の一部に当直室を増設するほか、3階には、医局を拡充し、研修医室を設置するなど、体制整備を図ります。  なお、供用開始は、平成27年1月ごろを予定しております。  医療機器、設備、施工管理委託などの平成26年度の単年度事業費としての2億5,788万円と継続費の総額5億5,512万円のうち、26年度分の5億4,312万円を合計とした額が8億100万円となるものでございます。  次に、(4)海浜病院のリニアック棟手術室整備8,200万円ついてですが、がん診療体制の強化に伴います手術件数の増加や、地域周産期母子医療センターとして、緊急帝王切開手術への対応などが見込まれるため、リニアック棟の2階部分に手術室を2室増設する予定であり、平成26年度は、手術台など、必要な医療機器を含め、1室を整備いたします。  次に、(5)海浜病院の院内保育所建てかえ1,056万2,000円についてですが、建築後21年が経過し、老朽化しておりますので、建てかえを行うもので、保育室を現在の2室から3室にふやすとともに、2階部分には、看護師等の仮眠室などもあわせて設置し、10年のリース契約のうち、平成26年度分の費用を計上しております。  なお、建てかえ経費の金額につきまして、措置状況報告書と1,000円の違いが生じておりますが、端数処理の関係でございますので、御了承いただきたいと思います。  次に、(6)海浜病院の看護師宿舎改修1億7,400万円についてですが、老朽化、狭隘化によります居住環境について、現在の50室を25室に見直すことにより、各部屋の居住スペースにゆとりを持たせるとともに、共同使用の浴室、トイレを各部屋に整備するなど改修を行い、看護師の確保、定着及び労働環境の向上を図るものでございます。  最後に、地方公営企業会計制度の改正につきまして、概略を御説明いたします。  病院局議案説明資料の1ページをお願いいたします。  1の見直しの背景ですが、民間等の企業会計基準が、国際基準を踏まえ見直されている一方で、地方公営企業の会計制度は、昭和41年以来大きな改正がなされていないことから、比較分析を容易にするためにも、企業会計制度との整合を図る必要が生じておりました。  さらに、地域主権改革の流れの中で、地方公営企業は、経営の自由度と透明度を高めながら、効率的、効果的な経営を求められており、財務情報のより的確な把握が必要となっています。  このような中、平成24年2月に改正地方公営企業法施行令等が施行され、大幅に会計制度が改正されまして、平成26年度の予算及び決算から適用することとされたものでございます。  次に、2の主な改正点ですが、損益計算書、貸借対照表の内容が大きく変わり、キャッシュフロー計算書及び注記について、新たに作成することなどが挙げられます。  損益計算書及び貸借対照表につきまして、右側の改正前後の表をごらんいただきたいと思います。100万円単位で、税抜きの額ですので、税込みの予算書の額とは一致しませんので、御了承いただきたいと思います。  上段の損益計算書の平成26年度予算案、改正後でございますが、医業費用に、新たに賞与引き当て繰入額や現年度分の退職給付費などを計上し、また、特別損失として、手当、賞与分及び退職給付費などの過年度分を計上しております。  貸借対照表は、右下の表の改正後をごらんください。  借入資本金として整理してきた建設改良企業債と新たに負債として整理いたしますリース債務につきましては、1年以内に返済期限が到来する債務は流動負債となり、1年以上後の返済期限分は固定負債となります。  また、退職給付引当金も、固定負債として整理することとなり、図のように、これまでの資本から負債へ整理しますことから、貸借対照表上では、負債が大きくなるものでございます。  次に、2ページをお願いいたします。  退職給付引当金の計上フローでございます。  退職給付引当金は、職員が退職した場合に支給すべき退職手当の支払いに備えまして、あらかじめ、毎事業年度、費用を計上するものです。左側の会計基準変更時の差異とは、移行時の計上不足額、平成25年度末に要する支給額21.6億円のことになります。この21.6億円は、全額を一括して損失処理することが原則ですが、5年以内の短期間であれば、分割して特別損失に計上できますことから、一括処理では、病院事業会計への影響が大きいことから、平成26年度から30年度までの5年で分割したまず4.3億円を今後5年間、特別損失に計上いたします。  矢印の右側は、平成26年度分の4.3億円を特別損失として計上し、平成26年度の退職手当の引当金、いわゆる財源とするものでございます。  さらに、その右側ですが、平成26年度の退職手当支給予定額が2億円でございますので、4.3億円から2億円を差し引きますと、引当金の残額は2.3億円となります。これによりまして、要支給額も21.6億円から19.6億円となるものでございます。  次に、その右側ですが、図の上からごらんいただきたいと思います。  平成26年度末における要支給額、これは、平成27年度の退職手当の引当金、財源として23.1億円必要であり、23.1億円から19.6億円を差し引きますと、3.5億円の不足となりますので、平成26年度の現年分の引当金として、医業費用の給与費に3.5億円を計上いたしまして、引当金は計5.8億円となるものでございます。  平成27年度以降も、この処理を繰り返し、5年後の平成30年度には、期末要支給額と引当金が、予算上、同額となるものでございます。  次に、3ページをお願いいたします。  平成26年度当初予算案に係ります賞与、期末・勤勉手当の期間損益計算でございます。  図の中段、左側になりますが、平成26年6月に支給する賞与の算定期間は、平成25年12月から26年の5月までとなります。  このように、算定期間が2年度にわたりますことから、予算計上におきましては、平成25年度に係る期間の4.3億円、過年度分を特別損失として計上いたします。  また、6月賞与算定期間の残りの4月、5月分及び12月賞与算定期間の6月から11月分につきましては、現年度分としまして、医業費用の給与費の手当32億円のうち、期末・勤勉手当として9.3億円を計上しているものでございます。  さらに、平成27年6月に支給します賞与の算定期間が、平成26年12月から27年5月までとなりますので、平成26年度に係る12月から3月分につきまして、賞与引当金繰入額として2.8億円を計上してあるものでございます。  平成26年度予算案につきましては、会計制度の改正によりまして、2年度分を計上することとなり、また、それぞれ定められた勘定科目に整理している関係で、多少複雑になっております。  説明は、以上でございます。  御審議のほど、よろしくお願いいたします。 330 ◯主査(布施貴良君) 御質疑等がありましたら、お願いいたします。  なお、答弁に当たっては、所管より簡潔明瞭にお願いいたします。盛田委員。 331 ◯委員(盛田眞弓君) お願いします。一問一答でお願いします。  まず、初めに看護師の確保について、市立病院の看護師等修学資金貸与というふうなことで、3,600万円で50人分というふうなことなんですが、具体的には、看護師の学生に月5万円で、助産師の学校のほうには10万円と、成績優秀者ということもありますけれども、大枠、どのぐらいの人数配分でこういうふうにしているのか、伺いたいと思います。 332 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 333 ◯経営企画課長 人材確保対策室長の肥川でございます。お答えします。  50名ほど、毎年、修学資金貸与は募集します。10万円の枠は大体1割程度、5名程度、大体助産師及び大学生が対象になりますから、おおむね全体の1割程度を一つの目途として、運用していこうかと思って考えております。 334 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 335 ◯委員(盛田眞弓君) 人数とか希望、助産師を希望する方も、やっぱりそれぐらいの割合というか、余り多くはないというふうなことの理解でいいでしょうか。 336 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 337 ◯経営企画課長 結構でございます。 338 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 339 ◯委員(盛田眞弓君) 済みません、今、すごくその産科というか、うちの近所の産婦人科も、そろそろ後継者がいないのでということで、やっていけないというところが幾つかあって、そういう意味では、助産師ということで、ニーズも高まってくるのかなというふうなことは感じております。看護師そのものが、人数をなかなか確保するのが大変ということで、今回こういう修学資金貸与という形で設定がされるのは、すごく大事なことだなというふうに思いますので、この4月からということですので、学生の皆さんに十分周知をしていただいて、利用いただけるようにしていただければというふうに思います。  次に、青葉病院のほうの救急棟の整備状況について伺いたいと思います。平成25年度と26年度の2年間にわたってということだと思うんですが、今の大体の進捗状況を伺えればと思います。 340 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院事務長。 341 ◯青葉病院事務長 青葉病院事務長の御園でございます。  救急棟整備の進捗状況につきましては、昨年の9月から、既存建物、これは屋根つきの身障者用の駐車場ですとか同じく屋根つきの駐車場の解体工事を行いまして、その後、下水道管等の排水設備の切り回し工事をことしの1月までに終了しております。その後に、次に予定しておりましたくい打ち工事につきまして、昨年の12月5日に入札をしたんですけれども、これがちょっと金額が折り合わなくて不調になってしまいました。原因としましては、やはり人件費とか資材費の高騰ということで、金額が大きく開きがありましたので、いろいろ検討いたしまして、再度入札をしても落札される見込みがないということで、発注方法を見直しまして、本体とくい打ち工事は一体に発注する予定となっております。今週、公告、設計書の配布等を行いまして、その入札は3月27日ぐらいに落札者を決定する予定となっております。  その後、4月から工事に入りまして、おおむね新棟の整備が12月ごろに終わりまして、来年の1月にその新棟部分の供用開始と、さらにその後、既存の救急棟の処置室等の改修を3月まで行いまして、来年の4月に全面稼働という予定となっております。  以上でございます。 342 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 343 ◯委員(盛田眞弓君) なかなかその工事の不調というのはあちこちであるので、予定どおりに終わるかどうかというふうなことがちょっと気がかりなところだと思いますが、予定どおりに、3月にというふうなことになれば、おおむね新しく建つところについては、4月から大丈夫というふうなことですね。 344 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院事務長。 345 ◯青葉病院事務長 新しく建つところにつきましては、来年1月から、それで、そこを使いながら、今のところを整備して、来年4月が全面稼働という予定になっております。 346 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 347 ◯委員(盛田眞弓君) 続けて、ほかのところも伺いますが、海浜病院のほうでは、その手術室の増設というふうなことで予定がされていて、先ほどお話もあったんですが、もう少し具体的な詳細のところを御説明いただけるとありがたいです。 348 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院事務長。 349 ◯海浜病院事務長 海浜病院事務長、勝山でございます。  今、リニアック棟の整備をしておりまして、ほぼ終わっております。今月もう3月ですから、もちろん、来週、再来週ぐらいには引き受けをしたいと考えておりますが、その2階に、これから手術がふえるということを想定しまして、手術室をつくるという計画をしております。今、2室のスペースは持っておりますが、まずは暫定的に1室多くしてということで、がん患者の手術、それから私ども、周産期医療をやっていますので、緊急帝王切開に対応できるようにということで、新しいw用意する予定としております。  本体、中の増築、物はできていますので、中の改装費用と、それから手術台だとか手術の装置、それから無影灯だとか、いろいろありますけれども、そういったものを合わせて8,000万円ほど予定しています。  よろしくお願いいたします。 350 ◯主査(布施貴良君) 盛田委員。 351 ◯委員(盛田眞弓君) 手術室は、行く行くは二つ整備をするというふうなことで、今回は1室だけということで、その費用が8,000万円ということの理解でいいでしょうか。わかりました。  青葉病院のその救急棟にしても、それから海浜病院の手術のお部屋にしても、それぞれ病院の得意な分野に力を入れるというふうなことで言えば、非常にわかりやすい事業というか、よりその特化して充実をさせるということで言えば、形のものというか、施設のほうの整備が進んでいくということで、引き続き進めていただければというふうに思います。  もう一つは、院内保育所の建てかえと看護師宿舎の改修についても先ほどお話がありましたけれども、要は、看護師たちが、安心して子育てできるような整備を進めて、より長く勤めていただけるような環境の整備、労働条件の改善というふうなことにつながるかと思うんですが、整備をした施設が、やっぱり十分に生かされるというふうなことで、配慮されたものだというふうに思います。施設が整って、今度、学生に修学の資金が貸与されるということであれば、順調に看護師もふえていってということが、非常に望ましいなというふうに思うんですが、なかなかそこがストレートにつながるかどうかというのはまだまだちょっと見えてこない部分でもありますし、それからやっぱりその看護師の確保ということがネックになってくるのかなと。施設整備はして立派なものができたんだけれども、結局勤めていただく方が確保できないということになると、当初の目的がきちんと達成されないというふうなことも考えられますので、ぜひここは力を入れて、なかなか難しいかと思いますけれども、頑張ってもらいたいと思います。 352 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 353 ◯委員(段木和彦君) 済みません、それでは一問一答でお願いいたします。  御説明どうもありがとうございました。  そうしましたら、まずこちらのあらましのほうの中の4番になりますけれども、まず海浜病院のほうについてお聞きいたします。  がん診療連携拠点病院の指定に向けて取り組んでおられるということを以前にお聞きしたんですが、今その状況についてはどのようになっていますでしょうか、お願いいたします。
    354 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 355 ◯海浜病院長 海浜病院の病院長の太枝です。  がん診療連携拠点病院を目指すという中で、現在、今当院はがん診療連携協力病院というものを県から、認定を受けていまして、対象疾患は5大がんのうち、乳がん、胃がん、大腸がんで、今認定を受けています。あと、残るところの肝臓がんと肺がんを軌道に乗せるということで、今考えております。それから、今現状で、そのがん拠点病院の資格要件が足りないところは、一つは肺がんの手術、治療をやっていないということと、あと放射線治療をやっていないというところが、今のところ足りないところであります。  後者の放射線治療に関しましては、再三申し上げていますように、4月1日からリニアックが稼働しますので、そこは完全に解決するという状況であります。  それから、肺がん治療に関しましては、今呼吸器内科で肺がんの診断をやっていますけれども、大学の呼吸器外科と交渉しているところでありますが、人の配置をお願いしていまして、その状況が整えば、肺がんの手術が始められると。こういう状況が整いますと、拠点病院を目指すことができると、しかしながら、がん拠点病院を持っている施設は全国で400施設ぐらいありますけれども、大体は大規模病院なんですね。うちは御存じのように301床で中規模病院ですので、内容的には、一つ一つの疾患はきちっとがんの治療をやっていますけれども、一つとしては、資格要件の中に、やはり手術の症例数、それから放射線の治療数、治療件数、それから抗がん剤の治療件数等、いろいろ入ってきます。そういう面を考えますと、なかなかハードルは高いというふうに考えていますけれども、それでも、それに近づく方向の中で、質と量を担保していきたいというふうに考えています。  以上です。 356 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 357 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございました。  すごく拠点病院の指定に向けて努力をされているなということが大変よくわかりました。ありがとうございます。  やはりがん治療に力を入れているということで、がんセンターが県にあるんですけれども、そちらとのすみ分けとかという部分に関してはどのようにお考えでしょうか。 358 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 359 ◯海浜病院長 海浜病院の太枝です。  一つは、海浜病院の地域性というところを考えますと、千葉市の西の外れの美浜区に立地しているわけですけれども、その地域性から考えると、その県のがんセンターとうちは、やっぱり地域性が違くて、その時点でも地域性というすみ分けはもうあるかと思います。  当院からがんセンターに送る症例は、ほとんど現時点ではありません。うちの中で、治療ができるという状況ですので、それから、今度リニアック治療が始まりまして、放射線治療に関しましても、地域性を考えると、我々の近隣から、がんの放射線治療はお受けする予定になって、もちろん当院も含めてなるわけですけれども、恐らくそれぞれ拮抗することは多分ないだろう、地域性がやっぱりすみ分けの一つの一番大きな地域性が要素になっているというふうに考えています。 360 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 361 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございました。大変よくわかりました。  あと、一つ、がんに関してなんですが、緩和ケアの推進についてどのように行われるのかということだけ、お聞かせいただけますでしょうか。 362 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 363 ◯海浜病院長 がん診療拠点病院の一つの資格要件として、緩和医療を推進するという、あるいはその治療内容が、きちっと体制が整っているという条件が、がん拠点病院の中にあります。そういった面を含めて、今緩和サポートチームというのが病院の中にありまして、これが週1回、ちゃんとターミナルも含めて、緩和の必要な患者が登録されますと、緩和サポートチームが毎週1回、複数、今現状で言うと10人ぐらいの多職種で構成されたサポートチームがそれぞれ活動していまして、ラウンドしていまして、患者のベッドサイドないしは個室でいろいろ聞き取りをやっていくというような活動しています。  それから、学会の認定なんですけれども、日本緩和医療学会認定研修施設という認定を今、受けていまして、そういう認定を受けた中で、あるいはこれから育っていく職員を、認定の看護師を含めて、研修していくという施設になっています。  それから、もう一つ、千葉県からの千葉県緩和地域連携パス施設という認定も受けていまして、地域連携、病診連携で、ターミナルの患者をどのように在宅に移行させるか、共用パスを含めて、診療連携を進めていく方向でやっています。  以上です。 364 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 365 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございました。大変よくわかりました。  では、続きまして、青葉病院、3番になるんですけれども、青葉病院の医療と消防が一体となった救急医療の推進については、今どのように進めているのか、お示しいただければと思います。 366 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院長。 367 ◯青葉病院長 青葉病院、田中でございます。  現在、救急棟を新築しているということで、ここに、実はその救急ワークステーションという、そういうものをつくろうということに今なっております。これは何かと申しますと、いわゆる救急救命士あるいは消防士の中の救急隊員、これの臨床教育というのが、現在、千葉大とか青葉病院とか幾つかの病院で行っているわけですが、そこの中で特に、今回青葉なんですが、救急隊をその病院に常駐させて、そして臨床教育をその病院で行う、そして、出動の要請があれば、そこから救急車を出すという、そういう救急隊員の臨床教育、あるいは医師のほうも、今後余裕があれば、救急車に乗って現場に赴くという、最終的には、そういうようなところをちょっと目的としているんですが、そういうようなシステムを千葉市ではもちろん初めて、千葉県では船橋市とかがありますけれども、そういうところに準じて行っていこうという、そういうことでございます。 368 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 369 ◯委員(段木和彦君) ありがとうございました。先ほど消防局にもお聞きしたんですけれども、ありがとうございました。  最後の質問になるんですけれども、今、大変在宅治療というものが進んでいるんですが、地域連携指定病院の認定について、どのように進めているのかということと、あと病診連携について、これは両方の病院に係るんでしょうか、済みませんが、お願いいたします。 370 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院長。 371 ◯青葉病院長 海浜病院は、昨年、地域医療支援病院をとりましたけれども、私どもは、まだ実はとれていない、今、準備中でございます。幾つかの要件がありますけれども、うちで今一番問題になっているのは紹介率の問題でございます。どうしても、初診の患者で紹介状を持ってこない患者さんがいるので、そこら辺がちょっと率を下げている。今回4月から要件がまた少し厳しくなりまして、紹介率、幾つかあるんですけれども、我々が目指しているのは、紹介率50%、逆紹介が70%ということで、逆紹介は、我々の努力である程度なるんですが、紹介率に関しては、もう医師会の先生方とか、そちらの御協力を仰ぐ、あるいはできるだけもう紹介状のある患者をターゲットにしたいという、そういう希望もございます。そこら辺でできるだけ早期に地域医療支援病院をとりたい。  それから、病診連携は、これは国の施策の流れでございますので、私たち、ある意味での基幹病院と、それから在宅等になっていただける先生方と、そこら辺のすみ分けをきちんと明確にしていくという方向で、動いていきたいと思っております。 372 ◯主査(布施貴良君) いいですか。海浜病院長。 373 ◯海浜病院長 後半の質問ですが、地域連携ということに関して言いますと、先ほどもちょっと言いましたけれども、我々としてはがんを特化させていきたいという中で、ここで一番必要になるのは、がん患者のいわゆるターミナル期に行ったときに、在宅で可能な限りおうちにいていただきたいという、そういう方向性がありますので、できるだけ近隣の病診連携といいますか、訪問看護ステーション、あるいはきちっと診てくれる訪問の医療機関と連携しまして、できる限り病院の中で治療するというよりは在宅に移行できるように、勉強会も含めたり、あるいはお互いのいろんな協定とはまだはっきりは言えないんですけれども、できる限りの急性期病院では欠けるところを今、構築しているところであります。  以上です。 374 ◯主査(布施貴良君) 段木委員。 375 ◯委員(段木和彦君) 御丁寧な御説明、どうもありがとうございました。  予算審査に当たりまして、大変両病院の特徴を生かしたことが、今進められているということで、今後もどうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 376 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 377 ◯委員(亀井琢磨君) それでは、お願いいたします。  一般質問でもお世話になりますので、端的に幾つか伺って終わりたいと思います。 378 ◯主査(布施貴良君) 一問一答ですか。 379 ◯委員(亀井琢磨君) 一問一答です。済みません。  まず、海浜病院のほうで、4月からリニアック導入ということで大変期待しているわけなんですが、導入後の利用計画というか、利用のどんな感じで進められていくのかと、それから採算ということをどう見込んでいるかということについて、まず伺いたいと思います。 380 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院事務長。 381 ◯海浜病院事務長 勝山でございます。  今年度2月、4月から治療を開始する予定なんですけれども、平成26年度は100人ぐらい、軌道に乗らない中で、100人ぐらい治療できればいいかと。10年後ぐらいを想定しますと、年間350症例ぐらいいけるだろうと。そうすると10年間で延べ、現在試算では2,500人余りを治療すると、それを診療報酬に置きかえますと11億7,000万円ほどになるということで、コストを回収できる見込みでございます。  以上です。 382 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 383 ◯委員(亀井琢磨君) わかりました。  9億幾らかかっていますので、10年ぐらいで大体元が取れるということで、大変期待しております。  来年は100名で、10年後は350人ということなんですけれども、100人というのは、大体回転率というか利用率というところでどれぐらいなのか、はかれるものなのか、ちょっとわかりませんけれども、もしわかれば教えていただければと思います。 384 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 385 ◯海浜病院長 海浜病院の太枝です。  大体リニアックの採算ベースというのは、我々の単純な計算なんですけれども、年間、新規患者が200人いると、大体ぎりぎりうまくいくというのが、大体我々が今考えているところです。ですから、250人、230人、年間、新規患者さんがふえていきますと、収益が上がっていくと、採算がとれるという話になっています。  我々の施設で、年間何人ぐらい受けられるかというと、それは、恐らく300人も400人も受けられます。ですから、患者をどれだけ集患できるかというところが一番大きな問題でもあります。しかしながら、当院の疾患を含めて、あるいは両市立病院の放射線治療を完結させようという形で、こういうプロジェクトがあるわけですので、例えば青葉病院の前立腺がんのIMRT、それから青葉病院の血液内科の白血病の骨髄移植する前の免疫抑制の意味で、放射線を全身にかけるとか、そういった無理のない範囲で優先度、あるいはうちの乳がんの患者の温存した乳房の放射線治療をやる、それはかなりの数が出ると思うんですけれども、あるいはがんの骨転移、脊椎転移、あるいは骨転移の疼痛除去のために放射線をかける、そういった意味合いでは、やはり最初は無理のない範囲で、できるだけ優先順位と言うまでもないんですけれども、ゆとりのある中で確実な放射線治療体系を当院で構築した上で、徐々に拡大していきたいというふうに考えています。  以上です。 386 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 387 ◯委員(亀井琢磨君) 御丁寧にありがとうございました。状況についてよくわかりました。そういった優先順位を図ってやっていくということで、できるだけ早目にそういった軌道に乗せていただきますように、これはぜひ期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。  続きまして、青葉病院に入りまして、来年1月から救急医療の強化ということで、大変これも期待しております。現状も、かなりの救急患者を今、受け入れていただいていて、本当にこれは心強いと思っているんですが、この1月から、現状でも相当入れていただいているんですが、具体的には、今よりどれぐらい受け入れられるというか、ちょっとはかれないところもあるかもしれませんが、そこら辺の見通しについてお伺いしたいと思います。 388 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院長。 389 ◯青葉病院長 救急に関しましては、実は現状で、新千葉市立病院の改革プランのもう既に、今、達成しておりまして、それはもう去年の段階で受け入れがもう非常に飽和状態という状態です。  ただし、なぜ新築するのかということになりますと、現在の病院では、診察室が、大きいのが一つしかございません。しかし、実際に救急車が、3台ぐらい同時に来たりということもありますので、実はもう患者を収容できるスペースがないということですね。そういうようなことから、これは現状を維持するのも、もうとてもではないですけれども、だめだということで新築をする、ですから、これから将来わかりませんけれども、現時点では、もう現状さらに救急車を受け入れるというようなことでは、これはもう余りもオーバーワークといいますか、アップアップしてしまいますので、とりあえずは、その人員も、患者の受け入れも、ちょっと現状をまず維持させていただきたいと、そういうふうに考えておるところです。  以上です。 390 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 391 ◯委員(亀井琢磨君) 現状でも、大変いっぱいいっぱいの中でやっていただいているということで、ありがたいと思うんですが、ぜひ1月からまたこの体制が強まる中で、御対応いただければと思っております。  それで、ちょっと質問なんですが、今度、救急、消防のほうで救急端末が入るということなんですが、これによって、ほかの救急告示病院とか、いろいろ振り分けとかがあるかと思うんですが、これが入ることによって、患者の今いろいろ軽症の方も大分来られているというふうに、6割ぐらいと伺っているんですが、これによって例えば入ってくる方が重篤な方になってくるのか、そこら辺どうなのかなと。私は素人なのでわからないんですけれども、青葉病院のほうには、そういう今までより重い方が入ってくるのかどうなのか、そこら辺、教えていただければと思います。そんなことはないのか変わらないのか、ちょっとどうなんですか。 392 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院長。 393 ◯青葉病院長 ちょっとシステム自体がどういうふうに運用するかというところになると思うんですけれども、一応、現在もいろいろ救急車の問い合わせがあっても、実際にもう患者を既に診ているときは、もう受け入れはだめだとか、それからほかの病院では、外科系として受けたのを待機しているんだけれども、実は専門性が全然だめで、その患者は受けられないと、そういうような実際のふぐあいというのが生じております。そういうようなところを少しでも改善できれば、もうスムーズに、やはり患者がこちらの病院なら受けてもらえるとか、あちらは今は大丈夫だとかという、そういうようなことはスムーズにいけるんではないかというふうに今は思っております。そのほかはちょっと現時点ではわかりません。 394 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 395 ◯海浜病院長 太枝です。  私が、今把握しているというんですか、まだ消防のほうも、余りはっきりしていないという状況があります。これからそのシステムを導入して、どのように軌道に乗せるかというところは、今これからの課題だと思っております。ただ、今私どもも、救急のメンバー、委員になっていますけれども、我々が、今情報を仕入れているところで言えば、夜間の、あるいは休日の受け入れの病院の情報をきちっと入れた上で、リアルタイムにどこが受け入れられるか、今どこが塞がっているかというところをある程度、全員で共有できるシステムをつくって、やはり患者の搬送、受け入れはスムーズに行わないといけないわけですので、そういった形、うまく作動できる形を何とかして構築したいというのが、今消防指令センターが考えているところだろうと思います。 396 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 397 ◯委員(亀井琢磨君) はい、よくわかりました。ありがとうございました。  制度がこれから始まるわけですけれども、そこら辺も連携についてぜひよろしくお願いしたいと思っております。  次は、かわりまして、未収金の対策について伺いたいと思っております。先般、未収金の処理ということで議案もあったわけですけれども、それへの対応、対策ということについて、新年度、新たな取り組みがあるのかどうか、伺いたいと思います。 398 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。 399 ◯管理課長 管理課長、古川です。  未収金対策につきましては、従前から、督促状とか電話催告とか臨戸徴収等、いろいろとやっていたんですけれども、平成26年度につきましては、サービサーという債権回収業者、こういった方の活用、それから、あとは弁護士、司法書士とのそういった方による裁判手続、こういったものを委託すると、そういった施策を進めようと考えています。  以上でございます。 400 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 401 ◯委員(亀井琢磨君) 現状のどこかの段階でのこの未収金というのは、今どれぐらいなのか、ちょっと教えていただければと思います。 402 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。 403 ◯管理課長 1,000万円ほど、済みません、1億円ほどの未収金があります。 404 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 405 ◯委員(亀井琢磨君) わかりました。  ぜひそういった新たな委託の形とか、弁護士を通じてやっていただきたいと思うんですが、1点伺いたいのは、その救急をふやすと、結構そういった救急で来た方が、なかなか払わないで、いなくなってしまうということが多分リスクとしてあると思うんですけれども、実際問題どうなのかなということで、ちょっとわかれば教えていただければと思います。 406 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院医事室長。 407 ◯青葉病院医事室長 青葉病院医事室長の行木でございます。  いわゆる救急患者、未収になりやすいのが無保険者、自費10割の患者なんですが、その患者は平日の日中に比べ、時間外、休日、深夜については2.4倍、無保険者の割合が多くなっておりますので、やはり救急患者には、そういう方がふえてくることは予想されます。そういうことがありますので、今でもやっているんですが、夜間、時間外、救急で来られた患者にも、24時間その場で診療費の計算ができるよう、会計の窓口をあけている体制はとっております。  また、いわゆるホームレス状態の患者、そういう方については生活保護法に基づく急迫保護による医療扶助の制度を活用するなど、未収金が発生しないよう努めているところでございます。  以上でございます。 408 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 409 ◯委員(亀井琢磨君) そういった方の要するに救急での未収というのは、1億円のうちどれぐらいなのか、ちょっとわかれば教えていただければと思います。すぐ出なければ後でも結構でございますが。 410 ◯主査(布施貴良君) いかがですか。わかりますか。青葉病院医事室長。 411 ◯青葉病院医事室長 申しわけございません。後ほど、後で資料をお示ししたいと思います。 412 ◯委員(亀井琢磨君) わかりました。
     そういう状況で、せっかくやっていただいている中で、こういう未収金が出るというのは大変残念ですが、ぜひそういった新たな取り組み、これも期待していきたいと思っております。よろしくお願いします。  次に、研究、研修費の関係について伺いたいと思います。  新年度も、1億4,000万円ということで、これは非常にやりがいというか、本当に職員、それから医師の方のやる気、そういったものにも本当につながっていくものだと思いますので、大事だと思うんですけれども、現状のこの配分というか、どういった形で、その研修費が行っているのかということについて、どういう形で配分を決めているのかということについて教えていただければと思います。 413 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 414 ◯経営企画課長 今度は経営企画課長として答弁します、肥川です。  研修費でございますが、大体、医業収益のそれぞれの病院の1%を一つの目安として、予算を確保しようかと。これは、全的移行して守屋先生が事業管理者になられてから、平成24年度、新しいプランでそういう目標設定しました。それで、両病院にそれぞれ合計して1億4,000万円強の予算を平成24年度以降、与えてございます。それについては、それぞれの病院長の責任のもとで、大体、医師、看護師、それからその他医療職の学会研修とか、そういうものの業種とかを含めまして、あるいは学会の会費とかを含めまして使っていくということでございます。  したがって、具体的に病院それぞれの一つの運用則の中で、実際に運用してございます。ただ、実績としましては、例えば平成25年度予算では、1億4,800万円の予算に対して、約7,000万円ぐらいしか消化していないということで、ちょっと今のところ、消化の仕方については、一つの工夫が要るかなということで考えてございます。 415 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 416 ◯委員(亀井琢磨君) 状況はわかりました。  現状は、もらうに当たっては、どういう形で現場では、例えばこういう研修をやりたいとか、そういう手挙げというか、具体的にちょっと教えていただければと思いますが、認定看護師さんのあれとかは伺っていますけれども、具体的にもう少し教えていただければと思います。 417 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 418 ◯海浜病院長 海浜病院の太枝です。  まず、診療局の医師に言いますと、具体的には、職名により1人当たりの研修費の額を決めています。例えば、一般医師は年間30万円、部長は40万円というふうに決まっています。その中で、どのように使うかというところを予定、プランを出していただきまして、一つ一つ診療局でチェックをして、これを研修費から払うことが、当たっているか当たっていないかをきちっと判断した上で、確認しながらそれを認めていくという形にしております。現実には、医師のほうで言えば、病院の学会認定、先ほども緩和ケアのところで認定施設という話が出ましたけれども、病院の認定施設をとるのに、学会員の専門医がいたり、認定医がいたり、それも、学会に5年間のうちに何回出なければ、その資格要件、更新ができないという状況を考えますと、やはり学会に所属しているだけではなくて、その認定にかかわっている学会に関しては、年会費も認めようと、そういって徐々に幅を広げて、学会の年会費を払うことは一つ認めています。それから、先ほども言いましたような研修費、学会に出る参加費、旅費等を認めていまして、先ほど5割という話がありましたけれども、医師のほうは100%使うんです、十分に研修をしていただいていると。看護部のほうに関しましては、先ほど今出ましたけれども、認定看護師の取得というものに、一人、やはり半年かけて、200万、250万円ぐらいのお金がかかります。そういった補助を含めて、認定看護師を徐々に徐々にふやしていくという必要性がありまして、徐々にふやしている状況があります。  守屋先生のおかげで、平成24年度から研修費が年間2.5倍から3倍に一気にふえたんですね。我々としては、それを十分にまだ全体としては使い切れていないというところがありますが、増額した趣旨は、やはりその職員の研修を含めて、魅力のある病院として、それから人材確保を含めた上で、そういった意味合いで、研修費をふやしていただいたという状況であります。  以上です。 419 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院長。 420 ◯青葉病院長 青葉病院は、ちょっと大筋は同じなんですが、ただ歴史的に見て、なかなか研究、研修費、例えば学会費とかそういうようなものが支払われていなかったんですね。非常にお金は、予算はついたんですけれども、ちょっと使い方がよくわからないということで、戸惑っていた面があります。  それで、今年度からは学会の年会費とか、医師なんかは特に専門性を維持するためのという今、話がありましたけれども、そういうのに必要なので、そこら辺は出そうと。ただ、まだまだほかの病院に比べると、実は出し方がちょっと少ないんですね。ですから、ちょっと予算との兼ね合いで、もう少し必要性のあるものには予算を使っていきたいというふうには考えております。  それから、コメディカルな看護師を含めて、非常に問題がありまして、何かというと、やはり人がおりませんので、学会とか平日あるいは土日もそうなんですけれども、行きますと、ほかの人に迷惑がかかると。そういう非常にみんなの気持ちが強いんですね。ですから、本当はできれば行きたいんだけれども、ちょっと我慢するというような実は、話もかなりあるんです。ですから、そこら辺は看護師がさらに確保できれば、いろいろとそういうところで教育に使っていけるというふうに思っております。  以上でございます。 421 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 422 ◯委員(亀井琢磨君) 執行状況はよくわかりました。今、使い勝手がいい方向に変わって、有意義に使っていただいているということでわかりました。  本当は、もう少し予算がふえたりとか、そういうことがあればいいと思いますし、また、多少そこでインセンティブをつけて、頑張る先生はもっととか、プラスマイナスということをあるほうが、私はいいんじゃないかと思いまして、一般質問でも聞きますので、また後に回したいと思いますけれども、そんなことで、少しそういったところの工夫の仕方とか、あるいは今おっしゃいましたけれども、なかなか使えないというところの職員の方々の配慮というのも、またいろいろ考えていただければと思っているところでございます。  時間があれですので、あと2問にしたいと思います。  看護師の待遇のこの環境改善とか、そういったことはよくわかりました。お風呂とか、それからお部屋の拡大とか、そういったことは本当に非常にいいことだと思いますので、ぜひお願いしたいと思いますが、話はがらっと変わるんですけれども、看護師がこういう状況であるということで、外国の方の活用ということも、私一つあるんじゃないか、今、海浜病院のほうでは、一人研修で入っておられるかと思うんですけれども、そういったことについて、どんな考えをお持ちかなということを、もしちょっと簡単でいいので、まだ外国の人が入るまでは要らないのか、そこら辺について御見解をいただければと思います。 423 ◯主査(布施貴良君) それぞれ。 424 ◯委員(亀井琢磨君) そうですね、どなたでも、一院長でも結構なんです。 425 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院長。 426 ◯青葉病院長 私は、余りそれこそ現実的にまだ考えてはいないんですが、現時点で私たちが聞く範囲では、やはり言葉の問題が非常に強くて、日本の看護師の試験を通らないといけない、そこでとれるかどうかというところ、そこら辺が一つのネックになって、かなり何年か前にそういうシステムが始まったけれども、結局みんな戻っていっちゃう人がいるというようなことで、ただ今は中国とかで日本語で教育をしているという、そういう施設もあるというふうに聞いておりますので、いずれは、そういうような方たちを活用するということもあり得るとは思います。私は、その程度の認識でございます。 427 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 428 ◯経営企画課長 人材確保対策室、外国人だから受け入れないとかいうことはございません。ただ、日本の免許を取得した人で、日本語が話せて、業務に支障がないということであれば、別に外国人だからだめということはございません。自分が前おった病院で、ベトナム難民の方を受け入れ、日本の看護師免許を取った方も受け入れたことがあったんですが、スムーズにいっていました。彼女の特色は、先ほど院長が言いましたように、日本語が非常に上手といいますか、片言とはいいながら、日本語、意思疎通に不自由しないと、そういう側面がありましたもので、実際に業務に支障がなかったと、そういう実体験もありますもので、こういう看護師不足の中ですから、きちっと業務が遂行できる条件が整っておれば、別にだめだということはございません。特に公務員だから、この辺の仕事のことについては、だめということはないですね。 429 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 430 ◯経営管理部長 済みません、いろいろ答弁してしまって申しわけございません。  外国人の活用につきましては、これは千葉市の看護師、医師だけの問題ではなくて、日本全国的に、この人口減少社会を迎えるに当たって、そのような活用をしなければ、人後がもたないということも、議論が始まっているように考えております。さまざまなクリアすべき課題はあろうかと思います。その中で、特に市立病院の要するに病院局の看護試験というのは、千葉市の公務員試験に準じております。ですから、その受験資格、現状で申せば、その受験資格を要している方ということになります。現段階では、それ以上の検討というのは、まだしていないところが正直なところでございます。  以上でございます。 431 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員。 432 ◯委員(亀井琢磨君) 御丁寧に大変ありがとうございました。  これに関しても、いろいろこれから本当に日本全体でも考えていかなければならない問題だと思います。これも、一般質問のほうでまたお世話になると思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  時間の関係もありますので、最後に、こういういろんな状況の中で、新年度もぜひ両院長筆頭に、また経営改革ということに、改善ということに、非常に期待をしたいと思います。  最後に、新年度におけるこの収入増に向けた、そこら辺の経営改善というところについて、どのような取り組みというか、思いでやっていかれるのかということを伺って、終わりにしたいと思います。 433 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 434 ◯経営管理部長 これは、まず第1点は、今課題としております青葉病院の病棟の集約、これをいかに早く解除して、もとの状態に戻すかということは、これは最も大きい課題だというふうに考えております。そのためには、看護師の確保、これが必要になります。看護師は、ただ単に不足しているわけではなくて、夜勤のできる看護師がそろいませんと、これは病棟が動きませんので、夜勤ができる看護師を確保しなければいけないという条件がついております。ですから、単に、例えば日勤だけできる非常勤の看護師を雇っても、これはなかなか進まない。そういう中で、やはり女性の多い職場でございますので、そういう中では、妊娠、出産という状況も出てまいります。そういう複合的な要因を極力早く解消して、まずは医業収益を上げるということに尽きると思います。海浜病院についてもそうですけれども、両病院が、とにかく目標に定めた病床稼働率を達成して、医業収益を上げていくということが、平成26年度以降、大きな課題というふうに考えております。  以上でございます。 435 ◯主査(布施貴良君) 亀井委員、いいですか。(亀井委員「はい、大丈夫です」と呼ぶ)  では、先に挙がったので、阿部委員。 436 ◯委員(阿部 智君) 阿部でございます。よろしくお願いします。  まず、一問一答でよろしくお願いします。  まず、リニアック棟について、御質問させていただきます。  先ほどの計画は教えていただきまして、ありがとうございます。まず、幕張に、リニアック棟、リニアックが入った病院ができると、病院か診療所ができるということですが、これに伴いまして、先ほどお示しくださいました患者の数等で、想定が変化するかどうか、そのあたり、ちょっと教えていただきたく思います。 437 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 438 ◯海浜病院長 海浜病院の病院長の太枝です。  実際はわかりません。まだお互いに始まっていない状況です。我々が4月1日から稼働させるということが決まっているわけですね。恐らく、情報といいますか、変な言い方になりますけれども、今話題になっているところは、3月の下旬に、うちよりちょっと早く始めたいという考えでいるようです。ですから、あの地区、美浜地区、美浜区、稲毛区、花見川区の患者をやはり事例、放射線治療をやる患者のいわゆる余り使いたくない言葉ですけれども、とり合いのような形にはなろうかと思っています。お互いにその情報を知らない中で、こういうプロジェクトが、多分自然発生的に出てきたところがあるわけです。お互いに知っていれば、方向を変えたかもしれないです。うちは方向は変えたくないというか、その改革プランの中でこういう必然性があって出てきたと、もう一つのところは、やはりこの地区になかったということころで、恐らく水面下で5年以上前からこういう計画を立ててきたんだろうと。我々はそういうところと関係がないところで、市立病院として、先ほども言いましたように、放射線治療、がん治療を完結させたいという意味合いで、この一つの改革プランの中で、こういうプロジェクトを立ち上げたわけです。  もう一つは、やはり我々の市立病院としては、営利を目的とした医療機関ではありません。そういう中で言えば、やはり市民のためのそういう医療をきちっと優しい医療、確実な医療をやっていくという意味では、診療内容的にはかなり自信が持てるのではないのかなというふうには思っていますので、応援をお願いしたいと思います。 439 ◯主査(布施貴良君) 阿部委員。 440 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございました。  当然、我々の自慢する両市立病院ですので、同じ幕張、千葉市内の病院ですが、診療所ですが、やはりこちらの市立病院にと思っておるところですけれども、ぜひそのあたりも、恐らく向こうは、PETが2台ぐらいあると聞いておりますので、そのあたりも、差別化というところで、ちょっと向こうにアドバンテージがあると思いますが、しかし、先ほど院長もおしゃっていた地域に根差した病院、向こうは、恐らく場所とかいいましても、幕張とかあの地域だけではなくて、もう少し習志野とか、あっちのほうのことも知っていると思いますので、その辺のすみ分けは、お互いにするようなものかどうかわかりませんが、ぜひ何とかこの計画、さらにそれを上回るようになっていただきたいかなと思っております。大変危惧しているところではございます。  あと、思うのは、紹介患者、医師会との連携というのがすごく大きなところになってくると思いますので、そこのあたり、ぜひ先生方の御努力、期待しておるところでございます。  次は、リニアックが終わりまして、もう一回海浜病院になりますが、海浜病院のほうについてちょっと教えてください。  がん拠点病院を目指されるということで、昨今がん診療の周術期の口腔ケアの加点、今度の診療報酬でも上がってきております。海浜病院には、歯科の先生はいらっしゃらないんですが、このあたりも、完全にもうしないという方向なのか、それとも将来的にそのあたり見据えていらっしゃるのか、そのあたりのお考えを教えてください。 441 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 442 ◯海浜病院長 歯科の増設を含めて、それは全く考えていません。ただし、口腔ケアの必要性、必然性というのはもうずっと長く言われているわけです。大きな手術をするほど、口腔のケアを先にきちっとやっていかなければ、あるいは除菌をやっていかないと、やはり肺炎も含めた周術期の合併症がふえるということになっていますので、大きながんの手術の一つ前に、いろんな評価をすることになっていまして、もちろんNSTが関与する栄養評価はきちっとした上で、あるいはその中に、嚥下口腔ケアをきちっと事前に評価した上で手術に臨む。あるいはMRSAも含めて、院内感染になりそうな患者が事前にあるのかどうかというところを一応チェックするような機構を働かせまして、口腔ケアもきちっとやっていくという体制はやっていっているつもりなんですけれども、先ほど言いましたように、一つの組織をつくるかどうかというところは、ちょっと今のところ、まだそういう状況にはありません。 443 ◯委員(阿部 智君) わかりました。ありがとうございます。  次は、研究、研修費につきましては、ちょっとお話しさせていただきたいと思います。  先ほど亀井委員からありましたので、私のほうからも、詳しくは言いませんが、平成25年度のこちらの予算書で見ますと、消化率が半分から6割ぐらいということになっていました。これを見ると、使わなきゃもう減らすぞみたいな形になるかもしれませんが、私は、この1%枠は、ぜひ死守していただきたいと。無駄な年度末の予算消化みたいなことではなく、やはり先ほど御指摘がありましたコメディカルの方の柔軟な対応とか、そういうのをぜひしていただきたいかなと思います。私は、これは消化していないからといって、減らすということには反対ですので、意見は述べさせていただきます。  それでは、こちら予算書にちょっと御説明をお願いいたします。予算書で12ページをお願いします。  予算の委員会ということで、予算についてちょっとお話しさせてください。  まず、予算書の給与明細のところにあります報酬、報酬のところが、恐らく特別職の方に対する報酬だと思うんですが、31名から30名に減っていますが、しかしこの報酬額がふえております。このあたりについての御説明をお願いいたします。 444 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。 445 ◯管理課長 管理課長、古川でございます。  特別職につきましては、1名減の理由といたしましては、病院運営委員会、12名から11名ということで、1名減をしております。経費の増につきましては、保安対策員という方を嘱託として採用しておりますので、この方の勤務日数がふえたことによりまして、その分だけ増加しております。  以上でございます。 446 ◯主査(布施貴良君) 阿部委員。 447 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。  いわゆる警察OBということで、その方が3日から5日にふえたということですか。はい、わかりました。ありがとうございます。  それでは、次は、恐らくこの予算、説明いただいたこの資料のところにも反映してくる話かもしれませんが、次は、こちら、報酬、先ほど言いました手当のところでございます。手当、ほかの報酬とか給与とか、平均5か4から6%ぐらいのところでふえているところが、一気に31%ふえている。これは、恐らくその下にあります手当の退職給付金のところで、7億8,000万円ふえているというのがあると思います。これを抜いても9.2%の増ということで、ほかよりも非常に高いと。これは、恐らく期末手当、勤勉手当というところがふえていることが影響していると思います。そのあたりもちょっと含めて、この手当がふえているというところの説明をお願いいたします。 448 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。 449 ◯管理課長 古川でございます。  お手元の資料のほうで、額的なものにつきましては、44ページをごらんいただきたいと思うんですけれども、予算書の44ページでございます。  予算書の44ページのところに、給与費ということで、いろいろ給料、手当とかがありますけれども、この下のところに、45ページの下のところにありますけれども、下のところ、真ん中です。賞与引当繰入額2億7,000万円、それから退職給付費ということで3億5,000万円、これら、最初に資料でいろいろと御説明しました引き当て繰入金ということで、翌年度のための繰り入れする金額、こういったものの額が入っております。それから、あとは、法定福利の中でも、賞与につきましての内容の引き当ての関係、これが5,400万円でありますので、これが6億8,000万円ほど入っているということになりますので、これが額的に手当の額の増の大きな要因になっております。  以上でございます。 450 ◯主査(布施貴良君) 阿部委員。 451 ◯委員(阿部 智君) わかりました。ありがとうございます。  恐らく、この法定福利、賞与引当金のところに入ってくると思うんですが、先ほど御説明いただきました45ページのところ、期末手当、勤勉手当の金額と12ページにございます本年度の期末手当、勤勉手当の数字がちょっと違うんですが、この差額に関しては、この賞与引当金繰入額と、ここに合算という理解でよろしいですか。 452 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。 453 ◯管理課長 そのとおりでございます。 454 ◯主査(布施貴良君) 阿部委員。 455 ◯委員(阿部 智君) わかりました。ありがとうございます。  では、次、恐らく同じことになると思いますが、次、賞与について教えてください。賞与につきましては、決算書の44ページ、医業費用の賞与のところになりまして、これが8%増になってきます。これも、やはり先ほどありましたような退職給付費とか、そのあたりが反映したものだと理解してよろしいですか。 456 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。 457 ◯管理課長 そのとおりでございます。 458 ◯主査(布施貴良君) 阿部委員。 459 ◯委員(阿部 智君) わかりました。ありがとうございます。  あと、1点、あともう一つ、こちら45ページ、同じ45ページになりまして、材料費のところになります。この材料費も、前年度比で10%増になります。恐らくこれは、4月からの消費税増税、それが自然増というところになってくると思いますが、単純に見ますと、3%増ということなので、3%増、自然増というところになってきますが、この10%増の説明をお願いします。 460 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 461 ◯経営企画課長 45ページ、材料費と申しますと、そこに記載のとおり、薬品費とか診療材料費あるいは給食材料、入院患者の給食材料費、それから医療消耗備品費でございます。これらの品目につきましては、いわゆる患者がふえ、それから医業収益がふえるとどうしても正比例してふえていきます。そういう関係で、消費税の増以外に、そういう部分がふえて、主として診療材料と薬品でございますが、これがふえることによってトータルで御指摘の10%ぐらいふえているということでございます。 462 ◯主査(布施貴良君) 阿部委員。 463 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。  こちらのところ、ふえるというのは理解しました。  では、最後の質問になりますが、材料のところでも当然ふえてきます。消費税が上がる影響について御質問しますが、当然この材料費のところが上がる。しかし診療報酬は、その分、反映されないというところでの損益が、どれぐらいを考えていらっしゃって、どのように吸収していくか、具体的な数字は結構ですので、方針を教えていただきたいと思います。 464 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。
    465 ◯管理課長 消費税につきましては、通常でいきますと、収入があって、それに対しての仕入れ額というものがありますので、そういったものを引いた上での税金となりますけれども、病院の場合には、診療報酬というのが、なかなか消費税に入りませんので、その分、消費税として余分に賦課されるということになりますけれども、それにつきましては、費用のほうで、どうしても出さざるを得ないということになりますので、それが今費用のほうで中に入り込んでいるということになります。 466 ◯主査(布施貴良君) 阿部委員。 467 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございました。  私のほうからは以上です。ありがとうございます。 468 ◯主査(布施貴良君) それでは、酒井委員。 469 ◯委員(酒井伸二君) では、一問一答でお願いいたします、手短に。  まず、大きく3点です。一つは、病床稼働率のお話です。よく、この病床稼働率を上げないといけないというようなことは言われるんですが、この病床稼働率と病院経営ということでいったときに、目安というか、どれぐらいの稼働率を確保していかないとどうなんだこうなんだということで、経営に与えるインパクトという意味で、その病床稼働率と経営ということで、少しその辺をもう一度改めてわかりやすくお示しいただきたいというのが一つと、それを踏まえて、では近年のその病床稼働率というのがどういうような状況で推移しているのかということと、今回そのあらましなんかを見ますと、病床数、患者数ということで、青葉病院、海浜病院、それぞれ数値を示していただいておるわけでございますが、これはどういう根拠というか考え方に基づいてこの数値が設定されているのかということ、それから、それを踏まえて最後なんですけれども、これまでの病床稼働率というのを確保していくためのこれまでの取り組みと、逆に新年度どういう形で取り組んでいきたいという今後の取り組みという観点で、お話をいただきたいと思います。  以上、ちょっと4点ほどまとめてになりますが、よろしくお願いします。 470 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 471 ◯経営企画課長 病床稼働率につきましてお答えします。  両病院の経営状況からしまして、大体、診療単価、病院診療の質を示す診療単価、入院単価とか、こういうものは非常に高く、要は質はいいと。さらに質の面で言いましたら、平均在院日数が非常に短くございます。10日前後でございます。これは市中病院では、まれな非常に優秀なレベルにあります。しかしながら、残念ながら病床稼働率は、70%台で、70%中ごろで低迷してございます。通常、こういう病院、自治体病院でも、80%から85%ぐらいは、一般的にはございます。ただ先ほど申し上げましたように、在院日数、入院患者の平均在院日数が大体10日前後でございます。それが、去年と、前年度とこの平成25年度で比べましたら、約1日ぐらい短縮されております。10日で1日と、これは短縮すると、1割ぐらい、いわゆる回転が早くなるわけです。そうすると、回転が早くなると、病床稼働率を上げようとしたら、その穴を埋めなくてはいけないということで、その二律背反するようなことになってきます。  したがいまして、この病床稼働率を上げるためには、質はいい、量的な側面では、ちょっと病床稼働率が問題だということですから、これを埋めようとしたら、あとは患者を紹介してもらうという病診連携といいますか、それが大事になってこようかと思います。それで、両病院とも、特に力を入れているのは、逆に診療所に向かって、退院する患者を逆紹介すれば、診療所の先生は今度は紹介してくれるだろうと。だから逆紹介に力を入れて、そうすると、逆紹介に力を入れれば、地域医療支援病院とかの指定も、海浜病院が受けましたのでなります。そうなってくると、今度、紹介率も必然上がってくる、そういうことが一つの有力な手かなと。あと一つは、救急をしっかり着実に受け入れると、救急患者の救急車で運ばれる人の大体半分ぐらいは入院します。したがって、その入院率を上げていくと、重傷を受けて入院率を上げていくということで、大体75%前後の稼働率を8割ぐらいに持っていけたらなと。  ちなみに26年度予算では、青葉病院が78.4%目標ですから、海浜病院は、病床数は減らした後、301床から287床に減らしたベースで、やっぱり78%ぐらい、80%弱に近づけようと、これが目標でございます。  以上でございます。 472 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院長。 473 ◯青葉病院長 稼働率に関しましては、非常に私どもも、ちょっと気にはしているんですが、ただ現場といたしましては、非常に大きな問題があります。総論的には、今、課長が申し上げたとおりですけれども、あと現場の実情としましては、今、私たちは380床ございますが、実際に使えないベッドというのがございます。集約していますので、当然45床は使えませんが、それ以外に、例えば産婦人科、産科用のベッド、10床ありますけれども、これが使えない。あるいは血液内科で、特に感染対策の部屋、それは、一般の患者を余りそこに入れるわけにいかないとか、それから、あと小児が、もともとはたしか20床あったんですが、今はそんなに患者がおりません。成人に使いたいんですが、部屋が小さくて、4床部屋、成人は2人しか使えない。そういうもろもろのベッドを含めての実は380床なんです。実際の稼働をできるベッドで計算してみますと、一般病床は多いともう90%を超えているんですね。ですから、すなわち現場はもうあたふたしている状態です。しかし、数字上は悲しいんですけれども、七十何%ということになってしまうんです。ですから、そこら辺がございますので、ちょっとそこら辺も考慮に入れていただければというふうに思っております。  それから、もう一つは、先ほど在院日数が短いと申し上げましたけれども、これが非常に問題になりまして、何かといいますと、例えばあした手術がある、そういう患者さん、10人、20人と入院枠が要るんです。ところが、手術を予定しているのに、朝ベッドがないと、これは困りますので、もう前の日の夕方には、その方たちのベッドは用意していなければいけない。翌日の入院というのが、多いときは20名ぐらいになります。少ないときも、もちろんあるんですが、そうすると20名の空きベッドをもう用意しておくということは、それだけで数字は、380床にしても、かなり5%とか10%まではいきませんけれども、それぐらい変わってしまうんです。ですから、実はそういうようなもろもろの事情で、どうしても稼働率が上がり切れないという、そういうところも少し御説明させていただければと思います。  以上です。 474 ◯主査(布施貴良君) いいですか。まだありますか。酒井委員。 475 ◯委員(酒井伸二君) 何か答えがいただいていないところがあるんですが、近年の推移というところと、それから病床稼働率のその数値自体の目安といいますか、経営に与えるインパクトというんですか、どういう見方されるのかということを改めて、お示しいただきたいというお話をさせてもらったと思うんです。 476 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 477 ◯経営企画課長 近年でございますが、例えば平成24年度、青葉病院は、73.8%の稼働率、それから25年度が69.4%に見込まれます。そこで、平成26年度は78%程度に伸ばそうかということでございます。  それから、海浜病院につきましては、病床利用率は、平成24年度の実績が68.4%、25年度は、恐らく67.8%ぐらいになるだろうと。これを平成26年度は、先ほど申し上げましたように、病床削減した280床のベースで78%ぐらいに持っていこうかと。それでもともと改革プランで、この辺ぐらいまで上げて経営改善していこうかといった目標値がございます。それが大体、青葉病院が、八十二、三%ぐらいです。それから、海浜病院が79%ぐらい、約80%弱ぐらいです。この辺が改革プラン、平成24年、25年、26年で、大体ここまで経営を上げようかと、そうすると、その結果として経営改善されて繰り入れを10億円弱減らせるのと違うかなという、当初はそういう改革プランを立てました。結果として、医業収益を改善して、そしてそれだけ入れなくてもいいような体質を築こうかと、こういうことです。 478 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 479 ◯委員(酒井伸二君) そういう意味で言うと、非常に数値的には、開きがあるというんですか、その目標値、病院改革プランでの目標値からも掲げられていますし、また今回そのあらましで設定されているようなところの数値も、結局去年もおととしも、全く到達していなかったレベルの数値で掲げられてしまっているんですが、要するにそれは、数字は、何でそんな上げることに意味があるのか。一体どういう根拠に基づいてこの数値設定されているのかということをもう一度確認させていただきたいのと、今の例えば現状のままの例えば稼働率で推移していったときに、経営に与えるインパクトというのは、何か将来的に考えられるんですかということをもう一度確認したいんです。 480 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 481 ◯経営企画課長 もともと、新改革プランは、医療の専門特化をやって、質を上げて、質を上げれば報酬はふえると、診療報酬は高くなりますからふえる。それをもって、質を上げたら患者も集まるということで、病床稼働率も上がる。こういう質と量の側面を二つやって、そして収支を改善して、健全な体質へ移行していこうと、これが狙いでした。  それで、先ほどから申し上げていますように、入院の診療単価とか外来の診療単価、1人当たりの患者の単価は、非常にこの両病院は高い範疇にあります。病院を上中下ぐらいに分けましたら、上ランクにあります。したがって、それから短い期間で入院が終わると、退院できるということでございますから、診療水準については質はいいかなと。そうすると先ほど量的な面がまだ十分に達成されていないと、したがって、はっきり言いまして、持続的な経営体制の転換を図るという志、道半ばでございます。ことしは、最終年でございますから、何とか病診連携をやって、8割近い量の側面、病床稼働率の量の側面になりますが、病診連携に力入れて、開業医の先生方の応援を受けながら、これを何とか果たしていきたいと、こういうことでございます。 482 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 483 ◯経営管理部長 病床稼働率については、詳細は今御説明したとおりですけれども、大きくは、やはり医師の数に左右されるところが、大きい側面がございます。本当に粗い試算ですけれども、医師一人を確保すると、年間で約1億円ぐらい収益が上がるというふうにも言われております。  ですから、その医師の異動等、確保できれば、それなりの稼働率にもなりますし、収益も上がるということでございますが、これは看護師と同様にもっと厳しいかもしれません。診療科によっては、本当にもう医師が、千葉大にお願いしても回せないというような状況がございます。ですから、我々といたしましては、やはりそこのところで、人材の確保というのをこのところずっと申し上げておりますけれども、医師、看護師、それからコメディカルを含めて、医療スタッフをどのように確保して、充実をさせるかというところに尽きると思います。そのために、どのような工夫をするかというのが、これからその職種ごとに対応していくべきことかなというふうに考えております。  以上でございます。 484 ◯主査(布施貴良君) 何か補足、海浜病院長。 485 ◯海浜病院長 海浜病院の現状、一応お伝えしたいと思います。  改革プランの中で、当院の事情を言いますと、なかなかちょっと言いづらいところもあるんですけれども、集約化という中で整形外科が抜けました。30床抜けました。そういう中で、代替案がない中で、海浜病院のほかの科を増設する等も含めて、代替案がない中で、この改革プランがスタートしたわけです。当院の現状を言いますと、整形外科が30床抜けた中で、昨年、平成24年度の収益ということに関して言えば、整形外科の入院治療費5億円を埋めた上で、さらに4.2億円の収益増があったわけです。そうすると、我々の今の現体制の中で9.2億円の増収を得ました。そういう中で、何とかいろいろ埋め合わせ以上のことをしてきました。稼働率に関して言いますと、平成23年、24年度、ことしも含めて、24年、25年度は、23年度と同じ数字で推移しているわけです。進歩がないというのではなくて、整形が抜けた分を完全に穴埋めした中で、同じ数字があるわけです。  ただ、それだけ言っていても詮ない話ですので、これからどうするかという話に言いますと、まず一つは、従来この委員会でも言ってきましたが、今度、あしたの定例会でも話題になるうちの病院が、小児科、新生児科、特化したような形で病院が始まりました。そういう中で、小児科が48床持っている、新生児科が42床持っていると。しかしながら今の人口の問題、それから小児の疾病の発生率の問題を言いますとフルに受け入れても、ベッドを埋めるだけの患者数が、いないという現状を考えて、不適正な病床数を持っているだろうと、こういう判断で、来年度から、病床の定数を削減して、適正な病床数に戻しましょうと。これで一つは、数字上は5%上がります。それをベースにした上で、さらにどこまで持っていくかというと、先ほど経営課長のほうからありましたけれども、我々は78から80%を目指します。整形外科が抜けた中、今の現体制で、どの科も背伸びをして頑張っていただいているというところはあるわけですけれども、やはり問題は、もう一つどの科あるいは本当は肺外科が欲しいんですけれども、先ほどのがん拠点病院を含めて、例えば糖尿病代謝内科の内科の中で一部門を拡大して広げるとか、そういう意味で、内科の充実を図って、10床、20床は埋めていくというような算段を必死で考えています。それが今、経営管理部長から話がありましたように、やはり医師をどのように集めて、医療を充実させていけるか、我々の病院は、もう目いっぱいではなくて、医師がいて、それからハードの面でも、病床数も、まだ実は余っているわけです。海浜病院は埋められない現状にあるわけです。それは、やはり科を新設して、あるいは増設をして、医師を確保した上で医療をやっていければ、80%も夢ではありません。それ以上の数字が得られて、増収もかなり得られて、繰入金をかなり減らせると。こういうのが今の構図になっています。ですから、それに向けて、病院局を挙げて、そういう方向性に向かって海浜病院は、さらなる稼働率の向上に向けて、頑張っていきたいというふうに考えています。 486 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 487 ◯委員(酒井伸二君) いろいろ御丁寧に答弁、ありがとうございました。  我々も、やっぱり委員として、当然この予算とか決算は通じて、こういういろいろ質問させていただいて、どうなんだこうなんだというやる以上は、当然その問題とか、ここに課題があるんだということがわかれば、我々も逆にどんどん逆に応援していけるというのが基本的な構図でございますので、今いろいろお話しいただいたようなことで、我々としてもしっかりと勉強させていただいて、後押ししていける部分をとにかくやっていきたいと。そういう意味では、私、決してこの数字が上がらないじゃないかということを責めているわけではなくて、問題があるんだったらちゃんと言ってくださいねと。どこをどうすれば本当に我々が押していけるのかというところをきちっとはっきりさせていくということが、非常に重要なんじゃないかなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。  ちょっと時間がなくなっちゃってきたので、ちょうど聞こうと思っていたのが、先ほど部長からも答弁があったんですけれども、医師の確保というところです。先週、先月末ですか、千葉日報にも、結構大きく県内の医師、看護師不足ということで出て、実数自体は結構いるんだけれども、結局その10万人当たりの数でいくと、千葉県内というのは、非常に45位、46位というのが、医師の数、または看護師の数だということを言われているんですけれども、千葉市という意味で、切り口で見ると、この医師、看護師の数というのは、皆さんが病院局の立場で、両病院という中で、市内のことというのはわかるのかどうかわからない、質問として適しているのかどうかわかりませんけれども、ちょっと確認をお答えいただければ、可能であれば。 488 ◯主査(布施貴良君) 看護師の確保策、市全体の。 489 ◯委員(酒井伸二君) いやいや、県内では、要するに医師とか看護師の数というのは、非常に全国的には非常にワーストだと言われているんですけれども、千葉市もワーストなんですかという、単純に言うとそういうことです。 490 ◯主査(布施貴良君) 市立病院だけではなくて。 491 ◯委員(酒井伸二君) 市立病院以外のことも含んで答えられないのか。 492 ◯主査(布施貴良君) わかりますか、千葉市ということで。経営管理部長。 493 ◯経営管理部長 千葉市ということになりますと、これは両市立病院だけではなくて、千葉医療センターも初め、千葉大も入りますので、感覚的になって申しわけないんですが、決して千葉市であれば、医師が少ないということではないと、私の感覚ではそういうふうに思っております。  以上です。 494 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 495 ◯委員(酒井伸二君) 済みません、要は、一般的な捉え方として、我々としても見て、先ほど結局、医師の確保というのが一人できるだけでも随分変わってくるんだというようなことを考えると、やっぱりいろいろな切り口で、我々も、そのデータをそろえて持っておくことが、しっかりといろんな機会に働きかけていく上で、非常に重要な情報になろうかと思いましたので、ちょっと聞いてみたということでございます。  最後、1個だけ、両市立病院のこの新たな再整備基本構想を策定するということで、ここについてだけお聞きしたいんですが、これからの時代ということで、少し考え方も、新しい考え方が含まれて、こういったものが策定されるのかなと思いますけれども、主にどんな新しい概念というのを入れて、この基本構想というのに取り組まれるのかという考え方と、それからもう一つは、策定していくに当たっての過程といいますか、体制と過程、このあたりについてちょっと御質問したいと思います。 496 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 497 ◯経営管理部長 両市立病院の再整備基本構想につきましては、平成26年度に策定する予定でおりますが、一つ考えなければいけないのが、2025年問題と、それから先の急激に進む人口減少社会を見据えたときに、2025年をまたいで、病床数は非常に必要となるとは考えられますが、その後病床があくということも考えなければいけないと思っています。  それから、特に千葉市のような都市部においては、先ほどのちょっとお話にも関連しますが、両市立病院だけではなくて、千葉大学の医学部附属病院を初め、さまざま千葉医療センターも含めて、民間も含めて、かなりの病院数がございます。その中で、本来それぞれの役割分担というのを千葉医療圏というのは千葉市だけですので、これを県が管理を医療計画等をつくりますけれども、そこをどのように役割分担するのか、それからもう一点は、公立病院、自治体病院としては、どの点を担っていくのかというその2点が非常に大きな課題だというふうに考えております。  その中で、両市立病院の立ち位置を踏まえて、その担うべきところ、それから適切な病床数はどのぐらいなのか。さらに20年後にそれが有効活用されるのかどうか。そこまで考えてまいりますと、非常に、今、国が大きく医療政策を展開していく中では、難しい時期ではあります。ただ、それらを見据えて、ある程度の構想を策定しようとは考えております。非常にそういう部分から見ますと、スケジュール的にもかなりきつくなります。4月に入りましたら、現在の改革プランの検証、分析、そういうものも必要になりますので、それと並行にあわせていきますと、パブコメも含めて市民の方々に説明して、早くて策定公表ができるのが、平成27年の2月後半ぐらいになろうかなという、今粗いスケジュールでございますが、そのように考えております。  以上でございます。 498 ◯主査(布施貴良君) 酒井委員。 499 ◯委員(酒井伸二君) よくわかりました。  ただ、非常に将来を考えると、非常に重要な取り組みだなということはよくわかりましたので、ちょっとどういう体制でというところはお聞きしなかったですが、場合によっては、その病院局の中だけではなくて、ひょっとしたらほかの局とかも含めて、いろいろな意味で、多分応援していかなければいけないのではないかなというふうにも思いますので、そのあたりも、また我々も逆に勉強させていただいて、いろいろ応援をさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 500 ◯主査(布施貴良君) ありがとうございました。  ちょっとちなみに、あとどのぐらいいらっしゃいますか。はい、二人ね。  どうぞ。福永委員。 501 ◯委員(福永 洋君) 今、部長からも話がありましたが、いわゆる公立病院の改革ガイドラインが2007年に出された。一気に、地方自治体の病院について改革を出せということになったので、そのときに言われたことは、当時ドクター不足と医療費抑制ということがあって、今まで、そんなに公立病院に対してはなかったんですが、そのときの状況、一応7年たちました。だから、そのときの課題と、今、例えばことし総務省が、改めて改革プランを策定していないところ、あるいは達成していないところについては、再度切り込みをかけてきまして、これは多分都市部における自治体には無関係と思うんですけれども、しかし無関係でないから総務省もわざわざもう一回指針を出してきました。まず、この辺について、見解をお示しいただきたいと思います。 502 ◯主査(布施貴良君) 一問一答ですか。 503 ◯委員(福永 洋君) はい、一問三答ぐらいでもいいよ。 504 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 505 ◯経営管理部長 まず、平成19年に出されましたガイドライン、ここで特筆すべきは、やはり公立病院の果たすべき役割が明確に出されたということだと思います。このときには、主に千葉市に該当しそうなものは、救急、それから小児、周産期、災害、それから精神、これらの医療を公立病院が担うべきだということでございました。  現在の千葉市の状況を考えますと、今委員おっしゃられましたように、都市部ということもありまして、市内にもかなりの大きな医療機関がございますし、それから都内に近いということで、都内にもかなりの病院がございます。そういう中で、今我々がなすべきことというのは、この平成19年のときのガイドラインを受けて、さらに御承知のように、自治体病院協議会がつくっております自治体病院の倫理綱領というものがございます。この使命ですとか行動指針を踏まえて、それで各自治体病院は、改革プラン、そういうものを策定してまいりました。  我々も、今、平成26年度に、次期の改革プランの策定に着手するわけでございますけれども、そこでは、先ほどの話とちょっと重複しますが、自治体病院として何を推進していくのか、どのようなものを担うのか、いわゆる不採算医療は、やるべきだろうと。やらざるを得ないというふうに考えておりますが、それだけでは、医業収益とのバランスがなかなかとれませんので、その辺をいかに工夫していくかというのが、今私たちが考えていくべきことであるのかなというふうに思っております。  以上です。 506 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 507 ◯委員(福永 洋君) そのときに、総務省は、その各自治体病院は目標を明確にしろと、こう言ったわけです。私、そのことについて聞いたんです。私は、改革に反対ですから、これは基づいているとも言えないわけです。もともと、自治体の綱領からどうするんだということをずっと言ってきたんですが、事に至っては、今、もう一回総務省が見直しをかけてきた中で、地方自治体、千葉市における都市における地方自治体という病院はなかなか難しいんです。大体、自治体病院というのは、山間地とか僻地、離島ですから、そこは明確にそこは担うしかないということは、議論は、これはないと思う。ところが、今、部長が答弁したように、大学病院があり、公立病院があり、民間病院とあって、そういう中でどういう形をやるのかについてです。  後で不採算医療の問題については、個別質問したいと思うんですが、そこでその目的の明確化について、ここについてはどのようにお考えか、もう一回明らかにしていただければと思います、簡単に。 508 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 509 ◯経営管理部長 先ほど申し上げましたように、まず不採算医療部門は担うべきだろうと思います。それが一つございます。それから、整理すべき必要性のあるところというのが、いわゆる高度先進医療と言われる部分、これは、はっきり申し上げまして、それは自治体病院だけが担うものであるのかどうかというのが、今ちょっと整理すべきことかなというふうに考えております。目的としましては、やはり最大限、不採算部門については担っていくべきではないかというふうに考えております。  以上です。 510 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 511 ◯委員(福永 洋君) 今、出ました、公立病院改革ガイドラインには、先進医療か医師の派遣が入っているんです。先進医療というのは、千葉においてどうかなと、ほかでやるかどうかわかりませんが、そこが問題。そうすると、次にこのガイドラインは、公立病院で必要性のないものは廃止しろと、こう言っているわけです。そこは、どういうふうに千葉市の両病院というのは、かかわりがあるのか、ないとは思うんですけれども、ちょっとお答えいただければなと思います。 512 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 513 ◯経営管理部長 ガイドラインで表現されているものは、医療圏の中での各医療機関の役割分担の明確化だと思っております。そういう中では、本来、千葉医療圏については、千葉県がどのようにすみ分けするのか、現実問題として、現状のその各医療機関の状況を見た場合に、それほど明確にできるかどうかというのは、ちょっと私としては、非常に難しいのではないかというふうに考えております。  ですから、当面は、現状の体制の形でいくのではないかというふうに思っておりますが、ただ先ほど申し上げました不採算部門の特に救急医療、これは、私ども市立病院だけが担うべき分野であるのか、それとも千葉医療圏の中で、各大きな病院がございますので、そこも、現在でも担っていただいておりますけれども、再度再編が必要であるのか、その辺が、特に今後議論になろうかなというふうには考えております。  以上です。 514 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 515 ◯委員(福永 洋君) それでは、ガイドラインには、かなり細かなそういうことは大体大まかで、一方で、何となく地方自治体病院として役に立つのは、例えば、地方債について繰上償還を認めていると、これはある意味適用すればいいかなということと、もう一つは、今回退職手当について、これは手当債として認めるとなっています。これについては一定の使い道があるのかなとは思うんです。使い方次第だと思うんですが、これについて、このガイドラインに書いてはあるんですが、具体的に今ごろになったのはなぜかということと、具体的に千葉市はこういうこと、予算が出た、これは今後とも同じことなのかなと思うんですが、それについていかがでしょうか。 516 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 517 ◯経営管理部長 例えば、退職給付の引当金等に関しまして申し上げますと、自治体病院の経営が、ある程度、やはり時期的に悪くなったという状況があったんだというふうに考えております。そういう中で、その本来、引き当てておくべき、要するに準備しておくべき予算、そういうものが組めなくなっていたということもあろうかと思います。それが、現状では、やはり他の企業会計となかなか整合が図れない。そういう中で、自治体病院も、一種、効率的と申しますか、効果的な経営戦略、そういうものを持って進める必要があるいうふうに、今考えております。ですから、国が言っているのは、単にその廃止ということではなくて、その前に効果的なその運営主体も含めて、そういうものは検討するべきであろうということを示しているんだというふうに解釈しております。  以上です。 518 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 519 ◯委員(福永 洋君) ちょっと質問とかみ合っていないなと思うんですが、仕方がありません、時間がない。  後で、またこのことについて、不採算医療の問題について、私はちょっと聞きます。当面、ちょっと看護師不足の問題がありますが、男性看護師のこの千葉市立病院の実情についてと、それからあわせて聞きますが、この対応、方向性はどういうふうになっているのか。実情と方向性についてお答えいただきたいと思います。 520 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。 521 ◯管理課長 管理課長、古川でございます。  男性看護師の今の状況でございますけれども、青葉病院9人、海浜病院には16人ということで、25人、現在在籍しております。今後とも、男性職員は、多分ふえてくるのではないかなというふうに思っております。  以上でございます。 522 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 523 ◯委員(福永 洋君) さっきは、外国人のこともありまして、これは本当に、今実情は厳しいという中なんですが、実は世の中の職場の中で男女比がこれだけ違うというのはここだけでありまして、どうするかについては、余りなかなか論議されていないわけです。だから、一方で市民権は、男女共同参画社会というのは、こういう性差別をつけてはいけないことになっていますが、ところが現場ではそう簡単にいかないわけですね。精神病院では、もうほとんどがそうでございますが、しかしこれは、公立病院として、やはり一定のそうするとこの25人というのは全体で何%だったのか。全国平均は6%なんです。公立病院がどういう方向へ行くかというのは、これは男性看護師にとって大きな注目なんです。やめるとかがあって、逆かもしれませんが、そこについて、やっぱり公立病院としてはそういう男性看護師の確保について、別に先ほど聞いていれば、どうぞ、いらっしゃい、資格があればいいと。そこはいかないんですよ。ちゃんとしたそこの方向性を持ってくれないと、採用された人が、将来性に不安があるということと、そういう研修体制とか、なかなか難しいんです。だから、その辺について、どういうお考えをもしお持ちか、ちょっと方向性はあると思うので、そこについていかがかなと思いますが、どうでしょうか。 524 ◯主査(布施貴良君) 経営管理部長。 525 ◯経営管理部長 現在、男性看護師を特に限定して、募集するというような考えは特に持っておりません。先ほどちょっとおっしゃられましたように、確かに女性職員が多い職場でございますけれども、助産師は、まだ女子というふうに規定されていますので、そこは、もう内容的にも、ここは男性が踏み込めない部分かなと思いますけれども、看護師についても、それは市立病院に入った後の育成等については、これは女性の看護師と全く差異はなく、同等にやっていくという考えもあります。ですから、その養成学校にどれだけ男子学生が入ってくるのか、そういうこともあるでしょうし、そこのところは、市立病院で特に男性看護師を集中して採ろうというようなことは、男女の要するに数を決めて、採用しているということはありませんし、今現在、今後もそのような考えで進めようとも思ってはおりません。  以上です。 526 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。
    527 ◯委員(福永 洋君) これは、また今後、私の友人は言っていますが、なかなかいわく言いがたいがあって、なかなか力とパワーが出ないんです、意見が、逆に採用されないところがあって、逆に少数なんです。改めて、この男女共同社会の中で考えなくてはいけないことかと思いますが、これはまた今後の検討課題にしたいと思います。  次に、一つは、さっき公立病院としていつも私が言っている救急とこの問題、これは公立病院が拠点病院になることはほとんどなんです。それで、市全体で救急の状況、青葉病院が救急の何%を占めているのかについて、ちょっとお示しをいただきたいと思います。 528 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院長。 529 ◯青葉病院長 昨年のちょっと統計で見ますと、これは千葉市の消防局のデータでございますが、全搬送人員が年間4万7,284件、青葉病院が3,968件でございます。一番多く受け入れているということです。 530 ◯委員(福永 洋君) これは大変いいことで、多分ここをPRしろというわけではないんですが、公立病院としてやっているということが、本当に市民の安全になるわけです。私が議員になったときは、市立病院は5位か6位か7位か8位ぐらいでして、一番は、近藤医院という稲毛の先生、浜野病院もあった。そういうところが受けてくれる、公立病院は一切受けなかったので、これで問題になっておりまして、救急が一番のそのときは大変大きな問題でした。受けてくれないわけですね。入院もさせてくれない。そういうことがあって、個人病院がすごい責任を持って、1、2、3位、本当すごくやっていたので、何とかならないかとずっと言っていて、やっぱりこれは、そのときは入院たらい回し事件があったんですが、それがなくなってきて、そのことによって赤字になる、赤字になるかどうか、私はそれはいいと思うんです。ここはもう少しPRしていただきたいと思う。  それから、海浜病院のがんの専門治療、これも公立病院の役割で出ている。これも、大体全国の地方自治体病院の半分ぐらいはこういうことになっていて、役割を果たしているわけです。これも、こういうことになっていくのであれば、いろいろ訴えて、先ほど終末医療、ターミナルケアで聞こうと思っていたんですが、聞きましたからこれは外します。  だから、そういう意味で、青葉病院と海浜病院が特色を持ってやられることについて、だからといつも言っているんですが、赤字になっていいというのは、全体は、公立病院は、さっき言った救急医療になるので、そういうことについて、もう少し病院としてのイメージを高めていただければなと思います。  もう一つ、私が気になるのは、小児と産科の問題、先ほど言われました。子供が減っていると、産科が少なくなると、当然今度減るわけです。しかし、専門家がそう言っていますのでそうです。何が深刻かというと、産科、小児科の先生が高齢化があって、予約で行って気にかけてくれない。例えば、もし小児科の治療ができる、手術ができるところといったら、私は、もう青葉病院と大学病院以外はないと。普通のところは、絶対小児の手術なんかはしませんよね、これは。こういう状況にあって、しかも親が子供に対するのが、もし事故があったときには、絶対大変ですよね。裁判を私も、統計は言ってくれと、こう言っているわけでなるわけですよ。だから、皆、産科が撤退するわけですね。だから、こういう事態があって、産科医になるということは、本当にその先生にとってみれば、裁判一つ受けただけで、多分閉鎖したところも、大きな声では言えませんが、あるんですよ。自殺した、そういうことを言ってはいけません。でも、こういう状況があって、本当に産科が一番リスクが高いということは一般の人は知らないんですが、関係者は、裁判が一番多いのは、実に深刻なのは小児科の裁判ですよ。私も2件、今まで議員生活の中であった。こういうことがあったときに、誰が受けてくれるのかとなると、私は海浜病院のこの小児科のところが、さっき先生はあいていると言われましたけれども、私は、これは子供のことに対して、あいているからどうではなくて、親としては絶対すぐに回されるんです。そうするとその体制があって、赤字になったとしても、子供の命は親も大変深刻でして、今は1,000円ですから、例えば市内でなければ受けてくれない小児科は。よそから来た人は、ほとんどそこは、定期的に受けなければ囲って、それ以上、緊急には入れないわけです。そういう時代の中で、私は公立病院がそこは担っていただける。またそういうこともあって、産科と小児科の緊急の場合、今は本当にリスクが高くなっている、そこで頑張っていただいて、千葉市の海浜病院は、そこで頑張っているよということをぜひそこは言っていただいて、そういう状況をPRしていただきたい。赤字になったからといって、絶対、議員も賛成しますよ。子供の命ですもの。生まれるときと生まれた後、一番大変なんです。そこをやはりこういう状況になっていること、昔は、助産師で産めばいいと、そんな人はいませんから、今、必ず産科に行って、きちんと大きな病院に行くというふうになっているわけです。だから、通常は、その地域の産婦人科にかかって、小児科もかかっていると私は思うんですが、手術とか一旦重い病気になったときはそこへ行くわけです。そういう状況のところ、せっかく院長がいらっしゃいますから、ちょっと簡単に訴えていただければなと思います。 531 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 532 ◯海浜病院長 ありがとうございます。  先ほど来海浜病院が、がん拠点病院を目指すという形で、その言葉がちょっと先行しているようなところがあって、こういう話が出ているんだろうと思いますが、実は海浜病院の特徴というところに関して言いますと、やはり地域周産期母子医療センターであって、お産と新生児医療、これはもう本当に地域周産期母子医療センターを拝命していますので、それが一つと、小児医療、地域小児科センターという称号といいますか、認定を学会から受けていまして、小児科のドクターが10名以上いる病院というのは、市内に千葉大学と千葉県こども病院以外ないですよね。そういった医療、小児医療をまだ引き続きということではなくて、中心でやっています。  そのほかに、海浜病院の特徴づけるのにそれだけではいけないと。成人も病床数は持っているわけですから、そこに特徴づけてやる医療は何なのかということで、公立病院ガイドライン、新改革プランの中で、成人のがん診療を特化させていこうというふうにうたっているわけです。先ほど申し上げましたように、基本といいますか、現存している地域周産期母子医療センターとしての機能、小児科としての機能、これは縮小していくという気持ちは全然ありませんで、より一層充実させていく。今、福永委員からありましたように、ますます今のその二つの領域においては、海浜病院、母体搬送を含めて、千葉大学とうちの病院だけで千葉市の母体搬送を回しているわけです。そういった意味合いで、我々の施設が最後のとりでだという認識はもう十分に持っていますので、そういった意味で、そこをより充実させていくというところは、全然抜けているところはありませんので、ますます頑張って充実させていきたいと思っています。  そこも、実際は、先ほどの人材、医師の確保に関して言いますと、酒井委員の質問にもちょっとオーバーラップするんですが、我々の病院が、やはり救急としてぎりぎりのところでやっているという現状があるわけです。そうしますと、あと医師が何人いたら、要するによくある話で、地域で小児科一人がこけたら全員やめちゃったという、3人や4人でやっているところはそういうところですよね。どの科もぎりぎりでやっているんです。ですから、ゆとりのある医療ができていない、本当にその綱渡りをしているような現状があります。そういう中で言うと、あと全体で15名ぐらいいれば、ゆとりのある医療ができて、さらに収益が上がって、充実した医療ができるというふうに考えていますので、より医師確保、産婦人科、新生児科、小児科の医師も、さらに医師を確保して、充実した医療を展開していきたいというふうに思っています。 533 ◯主査(布施貴良君) 福永委員。 534 ◯委員(福永 洋君) よくわかりました。  私も、そう思いまして、思うというか、地域で相談を受けたときに、子供がどんどん少子化して、訴えるとか何かが出てきたり、それから夜間起こされて、産婦人科、小児科の先生というのは大変ですよね。だからその中で、それは、大いにこのままPRというか、別に病院はPRできませんけれども、そういうことは意外と知られていないんですよ、そこはみんな大学だとかに行くんですけれども、今、千葉大でも、何か聞きましたら、もうスタッフはぎりぎりですよ、福永さんと言われました。ああ、そうなんですかと、こういう状況で、全国で産科なんかはないところ、市もないわけですから、そういう状況になっている状況の中では、海浜病院の存在は大きいなと思っております。そういう点で、不採算医療については、私どもは議会として、赤字になれと言っているわけではないんです。私は、ずっとそこは、ガイドラインに反対というのはそこなんですよ。だから、経営効率化といっても無理なんです。命を守ることに、命は平等ですから、そこにお金を使うことについて、必要なお金はどんどん使っていくしかないんじゃないかということを申し上げて、きょう終わります。  以上。 535 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 536 ◯委員(黒宮 昇君) 一問一答で、短時間で終わるようにいたします。  まず、待ち時間の短縮について伺いますけれども、医療機関に対する不満について、患者にアンケートをとりますと、大抵一番になるのが待ち時間ということが出てきます。これはいろんなところで公開されていますけれども、そのアンケートで圧倒的に一番不満というのが、待ち時間が長いという結果が出ています。これらのアンケートによりますと、患者は、病院を選ぶ際には、待ち時間はわからないですね。まずは、立地だとか評判で選ぶというのが第一になってきまして、ところが、一方で、初めて診察で、待ち時間が長く不満を感じてしまうと、次は別の病院だと、別のクリニックに行ってしまうということになってしまいます。特に、仕事をしている方ですとか子育てに忙しい世代などは、シビアに判断していくという状況がありまして、このように待ち時間は、事前にそれを知り得ないということがありまして、病院を選ぶ基準にはなっていません。しかし、病院を変えるとか改革する基準にはなるという意味では、大変重要な課題だと私は思っておりますので、まずこの待ち時間の短縮等についての調査ということを実際行ったことがあるかどうか、まずお聞きしたいと思うんですけれども、よろしくお願いします。 537 ◯主査(布施貴良君) これは、どなたかわかるかな。では、青葉病院医事室長。 538 ◯青葉病院医事室長 青葉病院医事室長の行木でございます。  待ち時間の調査に関しましては、青葉病院につきましては、電子カルテを導入しておりまして、その中で、患者が来た時間ですとか、診察が始まった時間等はわかりますので、そちらのほうで、データをとることができまして、数字のほうは承知しております。(黒宮委員「どんな状況になっていますか」と呼ぶ)  まず、外来の予約診療における待ち時間につきましては、全診療科の平均で約20分という状況でございます。  また、予約外の診療時間における待ち時間につきましては、全診療科の平均で約60分という状況となっております。  以上でございます。 539 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院だけでいいですか。 540 ◯委員(黒宮 昇君) 結構です。 541 ◯主査(布施貴良君) では、黒宮委員。 542 ◯委員(黒宮 昇君) 平均で20分ということですね。20分が長いかどうかというのは、非常に微妙な数字です。ほかの市内の病院で見ても、もっともっと長い病院がたくさんありますから、この20分ということを聞きますと、暗にこれが長過ぎるというふうには言えないわけですけれども、実際、病院を利用している患者は、それでも長いというふうに、実は感じていらっしゃる方がいらっしゃるので、私、今ちょっとお聞きしているですけれども、20分というだけでの判断では、決してそれが余りにもひどいということでは一切ないわけでありますけれども、今のようなこういう電子カルテで、こういうことがわかっている中で、だんだん短縮しているという実態があればいいわけですけれども、ここ数年の傾向で、そうした短縮している実態があるかどうか、逆に長くなっているのかどうか、その辺、どうでしょうか。 543 ◯主査(布施貴良君) その辺はわかりますか。数字がなければ、一般的な傾向でもいいですか。 544 ◯委員(黒宮 昇君) それでいいです。 545 ◯主査(布施貴良君) では、青葉病院医事室長。 546 ◯青葉病院医事室長 まず、予約診療における待ち時間につきましては、こちらも全診療科の平均ですが、平成23年度が約27分、平成24年度が約26分、平成25年度は、1月末の数字ですが、約24分ということで、少しずつですが、改善している状況だと思います。  以上です。 547 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 548 ◯委員(黒宮 昇君) ありがとうございます。  改善している理由というか、どこを工夫したからこういう改善したかというのは、わかれば教えてください。 549 ◯主査(布施貴良君) 青葉病院医事室長。 550 ◯青葉病院医事室長 まず、予約時間ですが、30分単位なんですが、そちらの患者については、4人程度の患者の受け入れが基本となっておりまして、これについては、予約枠を超えないよう、各医師のほうに周知しておりまして、患者を多く入れないよう、待ち時間短縮に努めております。  また、血液検査ですとか尿検査の検査が必要な患者につきましては、診察の予約した時間の1時間ぐらい前に、事前に検査も済ませる方法などもとることなどを採用いたしまして、待ち時間の短縮に努めております。  以上でございます。 551 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 552 ◯委員(黒宮 昇君) どうもありがとうございます。  私の認識が間違っていたようでして、こういう形で短縮している、またはそうした努力を進めていただいているという現状に対して、大変うれしく思いました。よく市民の皆様にこういう現状を私も説明してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。  ところで、こうした短縮等のことについて、例えばこの新改革プランですか、こういうところには、これらのことは触れられているのかどうか、お伺いします。 553 ◯主査(布施貴良君) 経営企画課長。 554 ◯経営企画課長 患者サービスの向上等、そういったことを含めまして、そういう待ち時間の短縮については、個別に取り組むとする病院が、そういうことにはしてございます。 555 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 556 ◯委員(黒宮 昇君) ありがとうございます。  当面の経営改善の取り組みの中で、改善の活動の全病院的推進という項目がございまして、各部門、各部署での目標管理、仕事上の課題、目標設定というのがございます。ぜひこうしたところで、さらにこれらのことを進めていただくよう要望しますので、よろしくお願いします。  新千葉市立病院病院改革プランの中で、海浜病院ですか、DPC/PDPSの導入というのが書いてあるんですけれども、正直言ってどういうことか余りよくわかっていないんですけれども、それの取組状況についてお聞かせ願います。 557 ◯主査(布施貴良君) 海浜病院長。 558 ◯海浜病院長 太枝でございます。  DPC、青葉病院もDPCへ移行しているわけですけれども、海浜病院は、ちょっとおくれまして、この4月1日からDPCへ移行します。この3年間、準備病院としまして、厚労省のほうに、医業収益を全部提出、資料を全部レセプト提出した上で、無事にそれが終わりまして、つい先週ですけれども、来年度4月1日からの係数も、全部厚労省のほうから通達が来まして、なかなかいい位置に行っているという現状がありまして、DPCに関しては、つつがなくこの3年間準備して参りまして、4月1日からきちっと対象病院の一員になれるという状況で、順調に進んでいます。  DPCになりますと、そのレセプトの問題だとか、いろいろ出てきますので、それはもうきちっと全部うまくいくように準備していっています。  それから、患者様に関しては、DCPで支払いの形が若干変わります。支払いそのものは同じなんですけれども、ちょっとそういう不安を感じる予想がありますので、4月1日、その後にホームページにDPCに移行して、診療報酬体系が変わりますという説明文を載せる予定で考えています。  以上です。 559 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 560 ◯委員(黒宮 昇君) 同じく新改革プランの中で、職員のモチベーションアップということで、職員への査定昇給の導入というふうに書いてございました。この状況についてお願いします。 561 ◯主査(布施貴良君) 管理課長。 562 ◯管理課長 管理課長の古川でございます。  査定昇給といいますのは、人事考課結果の査定に基づきまして昇給するということの制度でございますけれども、そういったモチベーションの向上とか人材育成に寄与するということで、現在、組合と導入につきまして協議を進めているところでございます。  以上でございます。 563 ◯主査(布施貴良君) 黒宮委員。 564 ◯委員(黒宮 昇君) 先ほど研修のことでも触れられまして、そうしたモチベーションをどんどん上げてくださいという話もございました。これらについても積極的に進めていただければと思います。  また、先ほどのDPCの説明の中にもありましたですけれども、そうしたデータの分析をしっかり行っていただきまして、他病院とのベンチマークを比較、検討できるようになるかと思います。高度の経営分析を実施していただきまして、また待ち時間の短縮等、さらに市民に愛される病院になっていただければと思います。  どうもありがとうございました。 565 ◯主査(布施貴良君) では、よろしいですね。ありがとうございました。  ほかに御質疑はございませんね。  御質疑がなければ、以上で病院局所管の審査を終わります。  病院局の皆さん方には、長時間、大変御苦労さまでございました。                  [病院局退室] 566 ◯主査(布施貴良君) では、委員の皆さんは、いましばらくお待ちください。                 指摘要望事項の協議 567 ◯主査(布施貴良君) それでは、次に指摘要望事項の協議をお願いいたします。  なお、昨日の分科会において説明いたしておりますけれども、一分科会当たりの提案件数は、原則2件までといたします。このため、昨日、保健福祉局で1件の提案がありましたので、原則としては、消防局または病院局のいずれかで1件とさせていただきます。  また、昨日も申し上げましたが、仮に発言がお一人であっても、内容がふさわしく、反対する意見がなければ、指摘要望事項の項とすることは可能でありますので、このことを御了解の上、御協議いただきますよう、よろしくお願いいたします。  何か御意見ございますでしょうか。  大分お疲れのようですが、多分あるだろうと思いますけれども、どちらかで一つということになるかと思いますが、消防、消防局のほうがいい。消防局がいいというお話がありましたが、内容はお任せするとしても、消防局という意見がございましたが、ほかにはどうですか。(「消防がいい」と呼ぶ者あり)福永委員も消防。  ほかになければ、消防局から、皆さんの御発言を参酌いたしまして、正副で決めさせていただきますが、よろしいですか。               [「異議なし」と呼ぶ者あり] 568 ◯主査(布施貴良君) では、消防局ということにさせていただきます。  それでは、ただいまの御意見を踏まえまして、正副主査におきまして、これは、消防局のほうの所管の指摘要望事項の案文を作成していただきまして、11日、火曜日の本会議散会後に開催されます分科会におきまして、御検討をお願いいたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  次回は、11日火曜日の本会議散会後に、保健消防分科会を開きます。                  午後3時46分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...